最近、西日本新聞の快進撃が続いている。
今、国会を揺るがしている「統計問題」は、
昨年9月に西日本新聞がスクープしたのが始まりだったとか。
※それについて詳しく知りたい方はこちら↓
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/reading_oblique/article/485851/
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/reading_oblique/article/487535/
写真の記事は、警察の不正を暴いた件。
こちらも西日本新聞がきっかけとなり、地方紙連携で全国に問題定義をしている。
この記事の最後の方にある一般の人の声、これこそが地方紙をなくしてはいけない理由じゃないかと。
「警察の不正を追及するのは、勇気がある」
「警察取材に支障があるだろうが、それでも報道する新聞社があることに感激した」
これこそがジャーナリズム。
朝日、毎日、読売などの全国紙が、この辺りの問題を報道する時に非常に偏りがあるのは・・・・想像できるでしょ?
それと、同じマスコミでもテレビにはもうひとつ大きな理由がある。
それは、テレビは「電波法と放送法」という法律があること。
表現の自由と言いながらも、お上に睨まれれば放送できなくなる。
ここが新聞との大きな違い。
もうひとつの違いは、新聞は有料でテレビは無料ということ。
テレビは広告料に大きく頼っているので、クライアントの意向を忖度しがち。
大きなクライアント企業が何か不正を犯したとき、本当に公正な立場でニュース出来ると思う?
(もちろん報道現場の人たちはどこも一生懸命。ここで言ってるのは最終的にそれを出すのかの政治判断の話。)
だから、ジャーナリストとしての気概のある地方新聞をなくしてはいけないんじゃないかと思う。
ネットニュースは新聞のネタを加工しているだけで取材しているわけではない。
一方、新聞社は必ず「ウラ」をとって取材する。
(だからって、本人である証明としていちいち実年齢書くのはやめて欲しいんだけど・苦笑)
新聞社がなくなったら、いったい誰がしっかり裏付けのある記事を書くんだろうと怖くなる。
お上の顔色を気にすることなく、権力の不正をすっぱ抜く新聞社は必要じゃない?
(もちろん、紙であるかどうかは別問題)
最近は新聞を取らなくなってきているけど、地方紙は私たちが買い支えないと。
購読料を払うことは、クラウドファンディングみたいなもんじゃないかと。
つまり支持するってこと。
もちろん西日本新聞だけでなく、全国の骨のある地方紙を。
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