ある会社の会議に出席した。
議題は
“業績回復”
しかし、出てくる言葉は、
社長を喜ばせる調子のいい発言ばかり。
「がんばれば売れる」
「次こそ行けます!」
…聞いているこちらが
恥ずかしくなるほどの精神論のオンパレード。
数字は下がり続けているのに、
会議室の空気はまるで別世界だ。
まるで
“株価も気合で上がる”とでも
言わんばかり。
この会社の問題は、
営業力がないことでも、
新商品が出ないことでもない。
「裸の王様」に誰も声をかけないこと。
異論を唱える人間は過去に左遷され、
残ったのは
「はい」としか
言えないイエスマンたち。
そのイエスマンたちが揃った
会議は何度も繰り返される。
まるで夢遊病者の行進だ。
実際、ある経営書で
紹介されていた話では、
業績回復の第一歩として
「イエスマンを整理する」ことが行われた。
リーダーはこう言った。
「会社を守るのは、私に反対する人たちだった。」
この“気づき”をきっかけに、
異論を歓迎する文化が生まれ、
優秀な人材が残り、
業績が回復したという。
今の会社に必要なのは、
もっと会議ではなく、
もっと勇気だ。
-
売上と利益の現実を数字で突きつける
-
取引先の厳しい声を正面から聞く
-
競合他社の快進撃を目に焼き付ける
それらを無視した
「がんばろう会議」を
繰り返したところで会社は目を覚ますことはない。
社員が胸を張って
名刺を出せる会社にするには、
イエスマンを集めるのではなく、
イエスマンを減らすこと。
耳の痛い意見こそ、
会社を救う薬になる。
会議室で
夢を見続けるか、
現実を見るか。
この会社が
生き残れるかどうかは、誰かが勇気を出して
こう言えるかにかかっている。
「王様(社長)は裸だ」とね。
ー参考ー

