農業後継者誘致に伴うビジネスモデル ー6次産業化の可能性を探るー | officemanabeのブログ

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総合コンサルティングOfficeManabeのブログです。プライベートも含め日々の活動を徒然に語って参ります。

 

前回、農業後継者に悩む

農家さん向けに考えた

上図の素案に対して

今回は、深く入ってみました。

 

 

まず、今の状態で

後継者を誘致するためには

収益部分の改善が必要です。

 

そして同じ利益を得るなら

周辺の地域に貢献できるビジネス

 

つまり今、社会問題化している

 

孤独死

買い物弱者

食品ロス

 

これらの問題に少しでも

役に立てるビジネスに変えてみてはどうか。

 

いわゆる、「三方よし」を背景に

以下のビジネスを創造してみました。

 

 

収益源については以下の3つを主軸にします。

 

・収穫する農産物のブランド化

・販売チャンネルの多様化

・関連商品の小売販売

 

・収穫する農産物のブランド化とは

この場所で収穫できる農産物は、

きれいな空気、山からの湧き水、

自然豊かな土壌からつくられています。

ですから、安全で安心、しかも美味しい

作物が多彩に収穫されています。

特に、お米は山の湧き水で育っている

せいでしょうか、

格別の味があることは

わたくし自身が食していますので

確かなものといえます。

 

image

 

 

お米以外も恵まれた環境で育つ

農作物は、他との差別化が可能で

ブランド化し直接販売した方が

有効と考えます。

 

・販売チャンネルの多様化

今現在は、JAルートのみの販売チャンネルで

収益を補っていますが、それだけでは

後継者候補に興味を持たせることは

中々困難でしょう。

そのためには、収益性の向上

つまり多様な販売チャンネルの確保が

必要となります。

 

中でも手っ取り早いは

ネット通販

今では大手プラットフォームでの

出品もさほど難しくもなく

割と手軽に商いが可能となります。

その上、オリジナルブランドの

支援を行っているところも

あるのでそれらを利用しても

効果が見込めるでしょう。

畑から直接出荷することで

独自性も高くなります。

 

そして近隣住民の方々には、

直接、収穫地に来てもらい販売を行います。

ここでは規格外などの訳あり品を

格安もしくは、無償で提供します。

周辺の商業施設やイベントなどにも

積極的に出品を行います。

 

・関連商品の小売販売

収穫する農産物などの販売だけでは

収支は成り立たないので、

食品加工メーカーなどの商品を取り扱いします。

特に近隣住民に必要とされるアイテムは、

通販を利用した宅配システムで

自宅へ直接配達することも可能となります。

これにより買い物弱者支援に

少しは貢献できるでしょう。

 

以上を主軸にすると6次産業としての

ビジネスが成り立ちます。

 

ここまでは構想の範疇ですので

次回は、具体的なスキームを

述べてみたいと思います。

 

この構想はあくまでも

フィクションとして受け止めて

いただけますと幸いでございます。

 

▽次回予告シート

 ー余談ー

 

▽収穫地で手作りされた甘酒や田舎料理の数々