何も書けない!と思ったら「大好きなこと」を書こう | 世界観のつくり方|元ミリオンセラー編集者|中吉カレン

世界観のつくり方|元ミリオンセラー編集者|中吉カレン

元ミリオンセラー書籍編集者
「わたし」を魅せる世界観のつくり方
ことば➕色彩で「世界観ブランディング」
✦女性実用書レーベル編集長→紹介制で出版プロデュース→いまココ(age58) /多摩美デザイン科卒
✦講師歴11年コンサル歴8年のべ受講者4000人

 

 

 

こんにちは、カレンです。

 

 

 

私はこれまでに、プロ・アマ問わず

多くの人の書いた文章というものを読んできました。

 

 

出版社で働いていたときは、周囲にいるのもプロの作家やライターさんばかりでしたが、

 

 

フリーになってからは、それまでは接点のなかった業界の方々に出会って

出版や文章技術の相談を受けることが多くなり、

 

 

 

それはもうあらゆるジャンルの人たちの、いろんな文章を読ませていただきました。

 

 

 

 

 

その結果、すごく思うようになったのは、

 

 

 

「文章ってその人そのもの」

 

 

ってことです。その人の性格、生活態度、価値観、考え方の癖、ぜんぶが文章の中にあらわれるし、

 

 

ひょっとしたら、今朝食べたものも当てられるかも・・・(いやそれは無理)

 

 

 

 

 

 

そんな中、

先日ある女性のエッセイを添削する機会がありました。

 

お孫さんもいる60代の彼女は、2年前からピアノを習い始めたそうです。

 

 

それがとっても楽しい! ということを書いた文章だったのですが、

 

 

読んでいて、本当に楽しんでいるんだなってことがありありと伝わってきた。

 

なんだか読んでいる私まで楽しくなってくるような文章で、

 

そして、今すぐピアノが弾きたくなりました笑。

 

 

 

 

 

その方にあとから話を聞くと、

 

本当は子供の頃に習いたかったけれど、色々な事情でそれが叶わなかった。

 

 

大人になってからもずっと、ピアノが弾けたらな、ピアノを習っておけばよかったな、と

 

思いながら暮らしていたんだそうです。

 

でも、ついに実行に移すことはなかった。

 

 

 

それが60歳を過ぎて、ある日突然、

 

「今やらなければ一生後悔する」と思って、一念発起。

 

 

 

まず電子ピアノを購入して、

 

初めて楽譜を開いて、初めて鍵盤を叩いて、初めてお稽古に通った。

 

そして2年後、ずっと弾いてみたかった短い曲を弾けるようになりました。

 

 

 

 

その時の喜びを書いてくれたエッセイなのですが、

 

そんな背景をなにも知らなくても、

 

その方の書いた文章からは、ただただ喜びが溢れていて、

 

ピアノが弾けることがうれしい!!しあわせ!

 

 

という気持ちでいっぱいなのが伝わってくるんですよね。

 

 

 

その方の文章そのものが上手かというと、特にそういうわけではないんです(って言っちゃうのもどうかと思うけど)

 

 

でも「楽しい」「うれしい」「大好き」という気持ちって、

 

上手い下手をかんたんに飛び越えます。

 

 

 

それはちょうど、歌の上手い下手に似ていて、

 

ものすごく上手くてもとくに何も感じない歌と、

 

たぶん下手の部類に入るのに人の心を動かす歌があるのと同じ。

 

 

 

 

なによりも、

 

本当に書きたいことを書く、それも「大好きなこと」を書く、って

 

読む人も楽しく幸せにする。

 

すごく大切だなーとあらためて気がつかせてもらいました。

 

 

 

 

さあ文章を書こう、という時って

 

どこか技術とか知識にこだわったりして、

 

いい文章を書こうと気負う気持ちが強いほど、書くことのハードルが上がって、

 

結果、どんどん不自由になってしまうこともあると思います。

 

 

 

そんな時は、まず肩の力を抜いて、

 

「大好きなこと」について書いてみるのがいい。

 

 

 

書いているだけで楽しくて、ニコニコしてしまいそうなことについて、

 

ぜひ書いてみてください

 

 

 

 

画像はお借りしましたあしあとあしあと

 

 

 

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