「スパロウズ」(2015・アイスランド/デンマーク/クロアチア) 60点
KÞrestir (Icelandic/English) / Sparrows
2/15 ユーロスペース/トーキョーノーザンライツフェスティバル2017


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ノーザンライツ・フェス2本目。
この日は午前中から4本連続で鑑賞。

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地元では有名な少年合唱団でソプラノを歌う16歳の少年アリ。
母と二人暮らしだったが、母は再婚に伴い中東へ引っ越すと言う。
アリは長らく離れて暮らす父親の元、幼少時代を過ごした田舎町へ戻ることになった。

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都会の友達や合唱団とも離ればなれ、父親は離婚以来呑んだくれて荒れた独り暮らし、近所の幼なじみには恋人も出来てよそよそしく、新学期までの間は父親と同じ職場でアルバイトを強いられ……てんでイイ事なしの田舎暮らし。

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望まない環境下でもがき苦しみ、自分の無力さを思い知らされる……未成年なんてそんなもの!何時だって何処にいたって。忍耐と順応を憶え成長せい少年よ!

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……そう思う一方で「ワタシも子供の頃は田舎が大嫌いだったなぁ〜」としみじみ。
保守的で閉鎖的で退屈。でもその中でも楽しみはある。いや見つけねばならんのだ。

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それにしても16歳ってば高1?マセてるよなぁ〜〜
都会の子の方がマセてるイメージだったけど…田舎はやること無いから??w 北欧ならでは、なのかしら。

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息を飲むほどのアイスランドの山々と重く垂れ込める雲、真夏だというのに澄んで冷えた空気、白夜。
始めは絶望的に思えた環境も、少年の成長と共にコチラ側も希望を持って受け入れられるという絶妙なバランスの着地点。

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自分の弱さを見つめ直すことにより、初めて他人の弱さを許し受け入れることが出来る。
時が経てば否が応でも決断し進まねばならない。そのときにこの少年期の経験は貴重だなぁ!と思った次第。

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寒いのヤだけど!田舎もヤだけど!
アザラシの赤ちゃんはイイなぁ〜!飼いたい触りたいッ!

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またしても順不同ですが……
現在、渋谷・ユーロスペースにて開催中の「トーキョーノーザンライツフェスティバル2017」を何本か鑑賞したのでそいつを先に。


「キス・ミー!」(2013・ノルウェー) 66点
Kyss meg for faen i helvete (Norwegian) / Kiss Me You Fucking Moron
2/11 ユーロスペース/トーキョーノーザンライツフェスティバル2017


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去年から参戦してますノーザンライツ・フェス。
スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランド等、北欧諸国製作品を集めた映画祭。今年は1週間に渡り19本が上映されています。


[昨年鑑賞作品の感想はコチラ↓]

↑この作品は後に「イエスタデイ」と言う邦題に変えて劇場公開されました。



今回1本目の「キス・ミー!」は、ノルウェーの田舎町で恋に演劇に奮闘する女の子の甘酸っぱい恋愛ストーリー。

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ます、この主役の女子:タレが可愛ええ!
もうそれだけで60点あげちゃうww

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これまでは動物の着ぐるみで子供向けの劇を演っていたが、地元のカメラマンとその友人である映画俳優に出逢ったのをきっかけに、ヨン・フォッセ (ノルウェーの現代劇作家) の作品にチャレンジすることを決意する。

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映画俳優に演劇の指導を頼みに行くも、子供の遊びには付き合ってられないと無下に断られたり〜

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その後、タラの情熱に根負けした映画俳優が指導してくれることになったが、苛めっ子のサッカー選手:ヴェガールを相手役に抜擢してしまう等、波瀾万丈の日々…

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だが劇の為に相手役と知り合ううち、いけ好かないハズだったヴェガールに恋心を抱き始めるタラ。
でもヴェガールは運動部の仲間たちと金髪美人の彼女がいつもピッタリくっついて、住む世界が違うと落胆する…

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もうね、始まった途端に終わってる恋。
その恋心は小さなタラの胸の内で大きくなるばかり。本人にもどうすることもできない。
切ない!辛〜〜い!胸キュンですよ。

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劇の内容とリンクして♪大人の階段昇る〜〜 タラですよ。
そのとばっちりを受ける大人よ!もっとシッカリせい!ww (地元のカメラマン)
なんだか子供たちがみんなシッカリしてて、大人たちはダメダメだったなぁww



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北欧の澄んだ空気と豊かな自然、出てくる小物やインテリアもさり気なくオシャレ〜
でもなーー池に飛び込む子供たちが徹底的に寒そう!
たぶん夏休みっぽいのにな〜w



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演劇部をコーチする映画俳優:ラースが飲んだくれでだらしなくて人ン家に居候してるてんでダメな大人なんだけど放っとけない……捨てられた犬感ハンパない魅力w

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ノルウェー出身のクリストファー・ヨーネル (Kristoffer Joner) というらしいです。
また素敵な俳優見つけちゃった!!


……と思ったら!何とこの方「レヴェナント 蘇えりし者」(2015) にも出てたらしい!!
一体何処に??ww




……調べました!

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左からトムハ、息子ちゃん、ポール・アンダーソン、ドーナル・グリーソン、ディカプ、ルーカス・ハース、ウィル・ポールター、ひとり知らんヒト……

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…の隣、一番右端に居たよ!クリストファー・ヨーネル!
こう見ると……レヴェナント的な俳優が好きなんだな、自分!爆笑www


毎日映画ばかり見てUPしていない感想が溜まってゆくばかりですがw
順不動ながら先週のヤツを先に。


「スノーデン」(2016・アメリカ/ドイツ/フランス) 60点
2/10 TOHOシネマズ六本木

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大好きなジョセフ・ゴードン=レビット主演作なのになかなか触手が動かなかった。
……多分スノーデンにあまり興味が無いから。実話ベースの映画が好きじゃないから。そしてTOHO系劇場が好きじゃないからww (都内の上映館が軒並みTOHO)

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なので昨年公開されたドキュメンタリーも見ていない。
でも友人からムビチケを頂いて、やっと重い腰を上げて劇場鑑賞。
うん、見て良かった。想像よりもはるかに分かりやすく、エンターテインメント性にも長けていてバランスが良かった。興味をもって最後まで見ていられた。



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実際にスノーデンの告発が報道された時「……なんか世間が騒いどる」くらいにしか見てなかった。「随分前から…エネミー・オブ・アメリカで既にやってたよ〜」的なノリ。完全に対岸の花火感覚。

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それが、映画を見て本当に恐くなった。
米国だけじゃない、我が国日本でもやってやがった!
自分が横田基地の近所に住んでいた時期もあったので、ますますリアルに感じられた。

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但し!!気になったトコロが2つある!
1つめ:シャイリーン・ウッドリーの顔の引きつりww
……なに?このひと、こんな不自然な顔だったっけ??役作りの若作り??にしちゃあメイクさん大失敗じゃない?それとも自前の整形?そんな歳でもなかろうに……

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2つめ:ジョー君の作り声。
正直、ワタシ的にはジョー君のメガネ萌え期待してたんよw
それが…声の違和感が気になって気になって、全然萌えなかったですからーー!w
……まぁ、これが彼なりの役作りなんでしょう!そーゆうの好きだからなジョー君。
でもな!後半本人出てきた時……そんなに声低くなかったですからーーー!!

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嗚呼……つい力が入ってしまった……
そして映画にも入り込み過ぎたのか、見終わって凄く疲れた。上映時間は135分。長いっちゃ〜長いけど、それよりもっとずっと長く感じられた。
終盤、終わりそうになるのに次の画面が出てくる…っていう展開が何度もあって。その度に「…まだ続くんか〜い!オイ。」とココロのなかでツッコミ続けてた。

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劇中の「今はまだ何も起こらなくても、一旦国のトップが悪用すれば大変なことになる」的な台詞……国のトップが信用できない人に変わったこれからはど〜なっちゃうのよ?
つい先日報じられた“露スノーデン引き渡し”説。ロシア当局から米新大統領への“贈りもの”にされるという。

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映画はエエ感じで終わっとるけど、この人たちの戦いはこの先もずーっと続くんだな。
そしてきっと、こんなブログさえも監視されてるんだ……




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窓際のケイジさんが意外と良い隠し味でした。



「ネオン・デーモン」(2016・フランス/アメリカ/デンマーク) 60点
1/25 TOHOシネマズ六本木

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「ドライヴ」(2011) でライアン・ゴズリングにイタく傾倒し、
日本で見られるニコラス・ウィンディング・レフン監督作品は全制覇した。
昨年の「ブリーダー」(1999) 限定上映は3回劇場鑑賞してマッツ・ミケルセンもこれまで以上に更に惚れ込んだ。

[「ブリーダー」劇場鑑賞時の感想↓]


そんなnagiですので、ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品は見なければならんのです。
たとえ興味の無いファッション界の裏バナシでも。

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冒頭の、擬似死体としてソファに横たわるエル・ファニング。
陶磁器のような肌にグリッターなドレス、薄暗いスタジオに灯るピンクのネオン管…
ニコラス・ウィンディング・レフン監督の世界に一気に引き込まれた。

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映画のワンシーン、しかも冒頭の画ヅラとしては完璧!
やっぱ監督スゲぃわぁ〜大好き!!

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そしてスッピンのエル・ファニングがまたおぼこくて可愛ええ!
完璧なモデル顔と田舎っぺ具合のギャップ萌え〜〜12ステキ!

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…だがしかし、エル・ファニング扮する新人モデルが覚醒してゆく課程で雲行きが怪しくなってくる。ストーリーも映画の行方も。

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コレって、前半と後半……まるで違う映画よね?「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1997) 並に。
好きか嫌いか。白か黒か。どちらか意見が分かれるトコだわな。グレーゾーンはあり得ない。

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nagi的見解:前半90点、後半30点。
前半の映像が無かったらクソ!うんち
大好きであり、大嫌い。
…もちろん!レフン監督に愛を持った、いち個人の意見ですw

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劇中でエルを絶賛するモデル・エージェンシー、一目見ただけでクギヅケになるファッション・デザイナー、全てをフィルムに収めたがるフォトグラファー。
大人たちが皆、おぼこい新人にこぞって夢中になる。

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彼らの気持ちは痛いほどよく分かる。今しか出来ないことを、一瞬で消え去る少女の完璧な瞬間を見逃したくないのだ。できればそれを永遠に留めたいのだ(ファッション界の永遠ってどれくらいのモンなのか知らんけどw)。そして何よりも、この完璧はワタシが見つけたのよ!と世間に誇示したいのだ。

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たぶんレフン監督も同じこと。現在のエル・ファニングを映画の中に遺した。
彼女はこれからもっといろんな役を演り、もっと大きな女優になってゆくだろう。

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でも正に旬、17歳の完璧な少女は永遠ではない。そういう意味でもこの映画を撮った意義はある。
今後、貴重な1本になるのかもしれない。

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そして見てる間じゅう、奥歯に物が挟まったように…目の上にタンコブができたように…ず〜〜〜っと気になってて、かなり後半で発覚したこと。
先輩モデルのひとりが見たコトあるような〜〜無いような〜〜手

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………「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015) のDIGちゃんだったよ!
もはや顔より、大根さながらの喋り声で気付きました。



そしてキアヌもな〜〜
キアヌの意味あった??この役。
なんだか中途半端。もっと強力に危ないカンジ出して欲しかった。

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寂れたモーテルのアヤシい管理人なら、もっと落ちぶれたハリウッドスター使った方が良かったんじゃない?ミッキー・ロークとかさ。


「エクソダス:神と王」(2014・アメリカ) 38点

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ベンちゃん祭りの一環として、クソ映と知りながら再見。
初見はIMAX 3Dで劇場鑑賞。……や、別に期待してIMAXってワケではないよ?ww

[↓初回鑑賞時の感想]


コレって、大画面でなきゃほんとクソwww
パッと見の映像以外、なんの見どころも無い。
いろんな俳優の無駄使い。

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まぁクリスチャン・ベールはいいとして〜(何が?ww)
我らがエガちゃんはホント、何の意味も無かったよなぁ〜〜

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ジョン・タトゥーロもシガニー・ウィバーも、何で出ちゃったかな〜
……まぁ、リドリー・スコットの歴史大作、と言われれば出たいよね、普通は。

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ベン・キングスレーは今回ユダヤ人奴隷の長老役ですけども、「ナイトミュージアム エジプト王の秘密」(2014) ではファラオの役でしたよね〜〜ww

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アーロン・ポールは……大作に出演できて良かったね!ww


で、肝心のベン・メンデルソーン。
劇場公開時は気付かなかったの。
…てか、薄々気付いてたけど気付かないフリしてたのw

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だってこんなんや…

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こんなんですもん…

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………誰???ww

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なので今回、しかと最期まで見届けました。

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あと今回、こんな人も出てましたよ。

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「トレイン・スポッティング」(1996) のユエン・ブレムナー。

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いつものキメ顔w



エンドロールで「我が弟、トニーに捧ぐ」とテロップが出るんだけど……

こんな映画捧げられてもなぁ!ヾ( ´ー`)