「ロボット工学の三原則」というルールは、「サイエンス・フィクション」を著者である
「アイザック・アシモフ」が改訂した。彼は1942年に短略版「堂々めぐり」を紹介。 |
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彼らは、アイザック・アシモフ氏の「フィクション・ユニバースのロボット」がプログラ
ミングされた。 |
第一法則:ロボットは、人間に危害を加えてはならない.またその危険を看過することに
よって,人間に危害を及ぼしてはならない. |
第二法則:ロボットは人間に与えられた命令に服従しなくてはならない.ただし,与えら
れた命令が第一法則に反する場合はこの限りではない |
第三法則:ロボットは前掲の第一法則,第二法則に反するおそれのない限り,自己を守ら
なければならない. |
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しばしば、「三法則」や「アイザック・アシモフの法則」などと省略されるが、これらの
三法則(三原則)は,1850年にアイザック・アシモフが執筆した『われはロボット』
の扉に記されている. |
後にアシモフは,この三法則に先立つものとして「第零法則」を提示した。すなわち下記
のようなものである。 |
「第零法則」:ロボットは人類に危害を加えてはならない.またその危険を看過すること
によって,人間に危害を及ぼしてはならない. |
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その結果として,第一法則は下記のように変更を受けた。 |
新しい第一法則:ロボットは、人間に危害を加えてはならない.またその危険を看過する
ことによって,人間に危害を及ぼしてはならない.ただし,第零法則に反する場合は、
この限りではない.
しかし、一見完璧に見えるこのロボット工学三原則も、実は危険、限界があるのだ。その
限界とはどんなものか。 |
結論から言うと、「ロボットが人間を奴隷化してしまう可能性があること」である。 |
これは一体どういう意味だろうか。 |
まず、ロボット工学三原則により、「ロボットは人間に危害を加えてはいけない」という
ことが最優先事項としてプログラムされている。 |
では、もし、人類が人類自身に危害を加えるような行動を取っていた場合、どうなるのか。 |
「ロボットは人間に危害を加えてはならない」ということは、プログラム上では、「人間
に危害を加えるような行動はしない」とインプットされていると考えることができる。 |
すると、人類が自分たち自身を傷つけるような行動をしていた場合、ロボットからすると、
「ただ見ているという行動を取る=人類が傷つく」→「人類が傷つかないように、守るよ
うな行動をする」という判断をおこなう可能性は十分にあり得る。 |
人類はこのままで自分たちを傷つけるような行動を取ってしまう。それならば、自分たち;
ロボットが守ってあげよう。 |
そう考えることで、「ロボットが人間たちを過度に監視、行動を制限するようになる」こと
がありえ得るわけである。 |
「放っておくと大きく人類が傷ついてしまうなら、多少傷ついても、行動を制限して守る」
という発想なわけである。・・・ムムm |
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