「ウイルスは、もとのウイルスにあらず」… | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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木曽の清流に映え、心触れ合う躍動都市;愛知県一宮市に活動拠点を置く、尾張エクセルです。保守政権を応援しつつ、経済・社会・軍事防衛まで、地域や国内、海外の気になる出来事や話題を、独断と偏見溢れる一味違った目線でブログ提供します。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と方丈記に書いたのは、平安から
鎌倉時代の歌人;「鴨長明」である。800年以上も前の無常観は、今もなお 色あせない。
これが「人間社会の理(ことわり)」と言えるのだろう。

「新型コロナ(武漢ウイルス)」の名前も次々と変わった。「α(アルファ)株,β(ベータ)株,
δ(デルタ)株,ο(オミクロン)株…。今度は、オミクロンの派生型である「BA・5」である。
いよいよ、「第7派」の感染状況に突入したようである。
「ウイルスも、もとのウイルスにあらず」で、生存の為 遺伝情報を変えていく。その派生型
が全国でいや全世界で急増中なのだ。2月から減ってきた感染者数が6月に上昇に転じ、
愛知県ではつい先日から、6千人を超えた。
専門家は、流行の「第7波」との認識を示している。「BA・5」の毒性の強さは未解明だが、
従来株よりも感染力が強く、ワクチンの予防効果が低い可能性があるのだという。旅行や
夏にレジャーの再開など 久々の経済再生ムードにも大きく水が差されたようで、この先は
些か心配である。

大きな波が来る度に、後手後手の対応が露わになってきた。菅義偉前首相が「コロナ対策
と総裁選は両立できない」と退陣したのが、つい10か月前のことであった。岸田文雄首相
からも、「感染の波をコントロールして、医療危機を防ぐ明確なメッセージが届かない」のが
実に歯がゆい。小生は、そう感じている。
鴨長明の時代を覆ったのは、「戦乱や飢饉(ききん),災害,そして疫病」であったという…。
「あの当時から、少しは進歩があった」と小生は思いたい。
「科学の知見を生かして、万全の感染対策をお願いしたい」と、先日の参院選挙で大勝した
岸田政権に対して、念押しをしておきたい。