「原敬と安倍晋三」この二人に共通するのは… | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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「原敬(はらたかし)暗殺事件」は 1921(大正10)年11月4日に、当時の首相「原敬」が、
鉄道省山手線大塚駅職員の「中岡艮一」により、「東京駅乗車口(現在の丸の内南口)」で
暗殺(刺殺)された事件である。
「JR東京駅丸の内南口」の改札口を出ると、床には「六角形の印」が埋め込まれている。
大正10年11月4日に、当時の原敬首相が暗殺された現場である。遊説に出るため、乗車
口に向かっていたところを、群衆から飛び出してきた18歳の青年に刺殺された。政治腐敗
への怒りを動機とする単独犯なのか。近くの壁に掲げられた「暗殺事件のあらましを記した
プレート」には、「背後関係は不明であった」と結ばれている。
安倍晋三元総理大臣が、去る7月8日に奈良市での参院選の街頭演説中に銃撃され死亡
した事件の捜査が進んでいる。殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41歳)については、
特定の組織的な背景は確認されていない。
山上徹也容疑者は、宗教団体;「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の名前を挙げて、
「信者である母親が、1億円を超える多額の寄付をして、恨みがあった…」と供述している。
「安倍氏がこの宗教団体とつながりがあるから、狙った」というのである。ただ 宗教団体の
田中富弘会長は記者会見で、安倍氏との関係性を否定した。謎は残ったままである。
 
「原敬と安倍晋三」。この二人に共通するのは 「その死が世界に与えた衝撃の大きさ」だ。
原敬総理は、暗殺の直後に開催された「ワシントン軍縮会議」の成功に意欲を示していた。
米国の「ニューヨーク・ヘラルド紙」は、「日本だけでなく世界にとり大きな損失」と その死を
惜しんだ。

バイデン米大統領は、全く同じ言葉で哀悼の意を示していた。米国では訃報が届くとすぐに
連邦政府施設にて半旗が掲げられた。首相官邸よりも早かった。米国だけではない。弔意
を示すメッセージは、259の国や地域、機関から、1700件以上が寄せられている。
安倍晋三氏が、国際社会でどれほど尊敬され、高い評価を受けてきたことか。生前の安倍
氏に批判的であった人たちも、認めざるをえまい。

「安倍晋三元総理の国葬」が、9月に行われることが決まった由。野党や左翼メディアからは
またまた批判の声も出ることだろうが、世界中から弔意を受け盛大に国葬が行われることを、
小生は大いに期待する。今は、安倍さんを偲んで、合掌礼拝するばかりである。