ウクライナで起きている現実を、日本の子供らにどう語るべきか… | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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木曽の清流に映え、心触れ合う躍動都市;愛知県一宮市に活動拠点を置く、尾張エクセルです。保守政権を応援しつつ、経済・社会・軍事防衛まで、地域や国内、海外の気になる出来事や話題を、独断と偏見溢れる一味違った目線でブログ提供します。

自衛隊の活動・安全保障問題全般を伝える、安保・防衛問題の専門紙;『朝雲』のコラム
『朝雲寸言』から、一部抜粋して加筆の上で引用して紹介する。
ロシア軍のウクライナ侵略が始まって以来、「戦地で起きている余りに苛烈で残酷な現実
を、日本に住む子供たちにいかに教えるべきか」を問う番組や記事を目にする。
戦後の日本社会では、「お友達とは仲良くするんだよ」とか、「戦争はあってはならない」と
教えるのが、親や保育士,教員たちの務めであった。
そうした教えとは正反対の出来事が、ウクライナでは現実に起きているのだ。国境の検問
所を泣きながらとぼとぼ歩く男の子の姿や、砲撃を受けた病院で幼いわが子を抱きながら
嗚咽する母親の姿がTVで繰り返し流されている。
子どもたちは敏感であり、「日本の大人たちの語る建前と現実に、どうやら乖離(かいり)が
ある」ことを既に十分感じているはずだ。
ここは妙な言い抜けなどせずに、正直に語り掛けようではないか。
「こちらがどんなに仲良くしたくても、攻め込んでくるような相手が、時にこの世にはいる」、
「自分たちを守るためには、きちんとした備えが必要だ」、「自分以外で困っている人々が
いたら、手を差し伸べることをためらってはいけない」や、「助けてあげれば、いつか自分も
助けてもらえるかもしれないよ」といったことを子供の目をまっすぐ見詰めながら。
そうした教えを受けた子は、いつか成長した時に「あの時語ってくれた大人は誠実だった」
と思うことだろう。そして、身をもって国の守りに就く人々に敬意を抱き、これに続こうとした
り、支えようと考えたりする人になるだろう。