早熟で無欲な天才の悲劇 〜『AMY』のこと(3) | 散らかる頭の中をスッキリ整理! ADHDコーチ 大阪 奈良

散らかる頭の中をスッキリ整理! ADHDコーチ 大阪 奈良

迷走から脱したい女性を丁寧にサポート。

個性に合った具体的アドバイスをします。 頭を整理すると、外見も、家の中も、人生も変わります!

 

思考整理アドバイザー・野中ナオミです。

 

 

昨日は、映画『AMY』が慎重に排除した

エイミーのダークサイドについて振り返りました。

 

今日は、同映画が初めて世界に紹介した

エイミーの早熟な才能にスポットを当てたいと思います。

 

 

 

映画冒頭を飾るモノクロの短いプライベート映像に

私は激しい衝撃を受けました。

 

それは、エイミーの親友が撮影したビデオ。

 

ロリポップをくわえて仲間と無邪気にはしゃぐ、

年相応にふっくらした14歳のエイミーが、そこにいました。

 

どこからどう見ても、彼女は「普通の女の子」でした。

 

 

ところが、彼女が「 Happy Birthday 」を歌い出した途端、

子供っぽかった場の空気が、ガラリと一変したのです。

 

 

 

 

フェイクを入れた、余裕たっぷりの節回し。

 

まるで「ベテラン」ジャズシンガーのような、

円熟した色気を漂わせるソロ。

 

圧巻でした。

 

エイミー・ワインハウスは、

12歳で年増女の哀愁を漂わせた美空ひばり に匹敵する

早熟の天才だ!と、私は目を見張りました。

 

 

 

 

けれど、エイミーは自分の非凡さに無自覚でした。

 

「どこかで歌えるチャンスがあれば幸せだわ」

 

くらいにしか思っていなかったのです。

 

 

19歳でスカウトされ、プロ歌手となった後も、

 

「私の音楽は一般受けしないから売れないわ。

 もし有名になったら、対処できなくて頭が変になる。」

 

と語っていたとか。

 

 

悲しい話ですが、その通りの結果になりました。

 

 

無欲で、無防備で、場当たり的な考え方の彼女は、

『生き馬の目を抜く』ショウビズ界に

向いていなかった気がします。

 

 

 

誰か、たった1人でもよかった。

 

 

ステージママの鑑だった美空ひばりの母みたいに

「全身全霊で彼女をサポートする味方」

エイミーの傍にもいたならば。

 

彼女は醜いスキャンダルにまみれることなく、

大好きな音楽を、もっと長く続けられたに違いありません。

 

 

身内が当てにならなければ、

「自分を心の底から応援し、

 真剣に守ってくれる他人」

懸命に探して、助けを求めたら良かったのに…!

 

 

 

でも、彼女が求め、すがったのは、「悪い男」ばかりでした。

 

 

可哀想なエイミー。

 

 

 

お話は明日に続きます。

 

 

 

 

 

■ADHDの人生をサポートします■

 片付けられない。 忘れっぽい。
 おっちょこちょいで、失敗ばかり。
 時間管理が苦手で、いつもバタバタ。
 気が散りやすく、物事をやりおおせない。

 いつも頭の中がぐちゃぐちゃで、自分に自信が持てない…。 

 そんな女性のお悩みを、ていねいに解きほぐして解決します。

 あなたの人生を変えよう!  お問い合わせはこちらから。