ちょっと更新を、と言っても何かネタがある訳でも無いので過去の写真からのレポ的な記事をどうぞ。

 

私は博物館とか水族館とかも好きなので1年に何回かは行くのですが、最近の騒動でしばらくは休日はどこにも行かない日が続きそうです。

そんなこんなで撮り溜めた写真から去年行った池袋の古代オリエント博物館の話です。

 

エレベーターでサンシャインの文化会館の7階へ。

 

古代コインが好きな私なので、そのコインが作られた文化にも興味があるので行ってみたかったのですよね。

 

展示は、先史時代から古代エジプト、シリア、メソポタミア、イランとオリエント世界の古代文明の紹介と、アレクサンドロス大王以後の東西文化の混ざり合ったシルクロードや古代ローマ時代くらいまでの内容ですかね。

 

 

エジプトのスカラベの宝飾品とか古代のガラス製品なんかも好きなのでなかなか楽しめる内容なのですが、小さな博物館なのでゆっくり見ても1時間くらいで回り切れてしまうくらいの所です。ちょっとお時間が空いた時にでもといった博物館ですかね。

 

さて肝心のコインは一通り代表的な古代のコインは展示されており、リュディアのスタテル金貨もアレクサンドロスのテトラドラクマ銀貨も見る事が出来ます。アケメネス朝ペルシアのダリック金貨なんかも展示されてました。

実物に興味ある方は楽しめる内容だと思います。

 

アレクサンドロスの銀貨はバビロンミントですかね。

 

アテネのフクロウ銀貨はクラシック期への移行タイプ。

 

前回のAWに出品されたいたクレオパトラの銀貨もありました。

 

写真撮影禁止の展示物もありますが、注意はそのくらいで人も少なめで静かで良い雰囲気の博物館でした。

 

最後はみんな大好きコブウシちゃん

 

ではこんな所で。

 

 

こんなところで…じゃなかった!

コインの本の話を忘れていました。追記です!

 

世界の金貨と銀貨という本です。

 

この本は古代オリエント博物館で発行されている本なのです。博物館のショップで購入することができます。

内容は世界のコインの歴史の話で、入門用といった感じなのでコレクターの方には物足りないかもしれませんが、オールカラーで写真も見やすい本ですので興味のある方はお土産にでもいかがでしょうか。

 

では今度こそこんな所で。

 

遅くなりましたがAWで落札したコインのご紹介です。

初めて手にした近世のコインとなります。

 

オーストリア 1605年 ルドルフ2世

ターラー銀貨

NGC AU58

 

ハプスブルクの君主にして神聖ローマ帝国の皇帝だった方ですね。

古代や近代のコインは持っていましたが、この時代のローラー型の極印で打刻したコインは初めてでした。

作り方は上下2つのローラーの間に挟んでゴロゴロ打刻するそうですが、コイン自体にも独特の歪みや線状の跡が付いてなかなか時代を感じさせる雰囲気でよい感じです。気を付けないとお財布の予算を吸い取られそうな魅力のあるコインですね。

 

さて、前回の記事に書きましたがルドルフ2世のコインを選んだ訳は個人的に思い入れのある方でして、この方は様々な蒐集品のコレクターとして、彫刻細工、絵画、天球儀、時計、ガラス器具、鉱物標本、古代の遺物(もちろんコインやメダルも対象です)、動物の剥製、アルコール標本などなど…。雑多な珍品を一堂に集めた「驚異の部屋」と呼ばれる蒐集室で有名な方なのです。

 

16世紀末の驚異の部屋

 

驚異の部屋はルネサンスの頃から珍品の蒐集室として始まり、ドイツ語では「ヴィンダーカンマー」と呼ばれ、ルドルフ2世の伯父であるフェルディナント2世のアンブラス城の蒐集品なども有名で現在も見る事ができます。

現代の博物館の前身とも言えますが、細分化や系統的な整理などは考えずに部屋の中にあらゆる珍奇を詰め込んだのが特徴で、世界の縮図を再現しようとした試みでもあります。

 

ルドルフ2世は居城としたチェコのプラハ城に自らの蒐集室を作り、ハプスブルク家の財よって集めた品々の中にはマンドラゴラの根や動物の胃石(解毒作用があると思われていた)といった由来や効能の怪しい物もありましたが、美術関係の蒐集家としては有能で同時代では一際抜き出たコレクションを作りました。

絵画ではハプスブルクのお抱え画家であるアルチンボルドが描いた、野菜や果物を組み合わせたルドルフ2世の肖像画は有名ですので展覧会などで見た方もいるかもしれませんね。

 

神聖ローマ皇帝としては芸術や文化の庇護者となったり、交易利権の守護を行いましたが、錬金術師や占星術師を顧問にしたり、性格的には憂鬱質で治世の後半には後の三十年戦争に繋がる宗教対立が起こってしまい、最後は実権を放棄させられてしまったそうです。

死後はプラハ城の蒐集品も戦争中に略奪に遭い四散。現在ではルドルフ2世の驚異の部屋の蒐集品であったと分かる物はわずかしか残っていないそうです

 

妖異博物館などと呼ばれたり、あまりにも雑然とした蒐集の寄せ集めの山として否定的な意見もありますが、私は伝説上の生き物の標本や系統立てていない怪しい品々でも、美術品とともに詰め込んだ驚異の部屋の雰囲気が大好きで関連本や美術書を買ってしまう程入れ込んでいるのです。

 

私の集める博物関係の鉱物標本や古代のコインも、さすがに部屋一杯に飾る事はできませんので飾り棚に並べて楽しむくらいですが、驚異の部屋を意識した蒐集なのです。

 

という訳で長くなりましたが蒐集趣味としては大先輩のルドルフ2世のコインが欲しかったのですね。

AWではターラーと他に2ターラー銀貨が出品されていましたがDetails評価だったのでこちらにしてみました。トーンと打刻の状態はそちらの方が好みだったのですが…。

それでもこちらも十分に満足できる状態でしたし、大好きなルドルフ2世ですので我が家のコレクションに入って頂き大切にしていきたいと思います。

 

今回はこんな所で。

 

AWは二日目、高額品の多いヨーロッパのコインがメインですね。

遠くから会場に来られている方もいるようで、まだオークション中ですが皆様お疲れ様です。

 

私の収集のメインは古代コインなのですが1日目は未参加。

シラクサのデカドラクマや、前に紹介したアテネのフクロウ銀貨の動向が気になったので見るだけはしていました。

 

やはり上がる品は上がります。デカドラクマは名品だけあって凄いですね、500万以上ではとても手も足も出ません。半額なら数年収集を諦めるつもりで挑戦…はしないですね、たぶん。おそらく買うならテトラドラクマタイプを探します。

 

 フクロウ銀貨は毎回数が出ますね。特記評価無しのMSが40万越えはちょっと高い気がしましたが、現物はそれほど悪くもなかったそうなので下見をしていない私がとやかく言う事ではないですね。NGCの写真ではAWの写真よりか雰囲気は良く見えました。

 

今回は特に出品が少なく感じましたが、次回以降はどうなるのでしょうね。収集の入れ替えで出品できるコインは何枚かあるのですがちょっと賑やかしに出してみますかね。

そういえば数はありそうな気がするアレクサンドロス大王の銀貨も今回はありませんでしたね。

 

 

私は2日目からの参加で落札品もあります。

 

 

これです。

 

また突然何買ってるのといった感じですが、私もそう思います。

神聖ローマのコインはカタログも無いのでさっぱりなので、相場も同じ人物のターラーの値段を見てこれくらい?で入札したらそのまま落札できました。実際高いか安いかどうなんだろう?

 

落札した理由はちょっとこの人にはコイン以外に思い入れがありまして、買えそうな時に一枚欲しいと思って入札しました。

 

 

そこら辺の話はコインが来てからという事で。