えらいこっちゃもう年末じゃないですか!

 

私は今年は父の件もありますし、今の状況だと出歩く選択肢は無いので自宅でゆっくりの年末年始になりそうです。

それでも家では色々とやることが多いのです。父の昆虫関係の図鑑類を引き取ったのですが、もはや我が家に本など置く場所は無い!これ以上増やすと床は抜けないにしても生活ができなくなる!もとより私の精神には適度な室内スペースが必要なの!!

という事で掃除をしながら家具の処分と本棚の新設と、ドッタンバッタンです。

 

これだけ集まると結構な重量でした。図鑑の大半は父の好きな蝶関係の内容の物ですが、私は蝶の知識はあんまりなので少しずつ読み通していこうかと。

電子書籍や断捨離なんてのも話題のようですが私は現物本からは一生離れられないでしょうね。

しかしスペースは出来ましたけど設置はまた来年です。という事で図鑑はまた段ボールにしまって現実逃避を。

 

ここに箱が2個ありますね?

 

パカッ

 

前に昆虫標本の話を書いたのでそっちが再熱してきまして、トリバネアゲハの展翅でもしようかと未整理箱をゴソゴソと探索。やっぱりメガネトリバネアゲハは代表種ですし、1頭くらい標本箱に入れてみようかと思いまして。

 

クワガタも好きですが、甲虫はゴライアスオオツノハナムグリやテナガコガネも好きなんですよね、沢山買ったなあ…。ヘラクレスオオカブトやネプチューンもどっかにあるのですが、大型の甲虫は標本箱のスペースを食うのでパッキング状態のままでいいかなと思っています(見本がてらに1、2頭展脚するかもしれませんが。)

 

ゴライアスのバリエーション。これでみんな同じ種類の(Goliathus goliathus )なのです。

クワドリマクラトゥスとかコンスペルサスとか模様の型に名前があるのですが要は白くなる程高くなります。

 

そしてトリバネアゲハの三角紙標本、10年くらい前に購入した物です。一番上の一回り小さいのはロスチャイルドトリバネアゲハ。お正月休みに展翅してみようと思います。

 

さて最後はコインではありませんがブログ見ている方にはこっちの方が興味あるかもしれません。掃除してたら懐かしい物が出てきました。

 

10円札と10銭札。ヨレヨレのボロボロですね。

 

私が子供の頃に父から貰った物ですけど、時代的には戦中、戦後初期なので祖父の物だったのかも。状態が悪すぎるので価値が付くような物ではないですけど貰った時は嬉しかったですね。

 

といっても私はこのお札と一緒に貰った切手の方に熱を上げていた時がありました。

子供のおこずかいで買った物なので大した物は集められませんでしたけど、外国の使用済み切手のセットや昆虫関係の図柄の物を買ったり、近代美術や浮世絵、国宝関係の題材の切手も好きでした。今はまったく収集していませんがこうしてたまに引っ張り出して見たりしています。

 

使用済みの外国の切手。

 

国内の切手もちょっとだけ。

 

そういえばコインの即売会も切手と一緒にやってたりしますけど、今って切手収集の人気はどんな感じなんでしたっけ?年配の方は見かけますけど新規や若手の方はいるのでしょうか。

ともあれ私のこのファイル一冊で多分1万もいかないでしょうし、高い物を選ばなければ結構楽しめる趣味じゃないでしょうか。(珍しい物や名品を求めるのもコレクターの性なので、私の楽しみ方は多くある内の一つでしかありませんけど。初期の切手趣味週間のシートは良いお値段の物もありますね。)

 

という事で今年はこれで最後の記事にしたいと思います。

ではまた来年もよろしくお願いいたします。

 

買っちゃいました!移行タイプ!

という事でアテネのテトラドラクマ銀貨の紹介です。

 

アテネ BC455-440

テトラドラクマ

Ch AU Strike5/5 Surface3/5 Fine Style

 

地から湧き出るが如く(実際地中から出土するのでしょうが。)オークションやショップでも常連で目にする機会が多いフクロウ銀貨ですが、移行タイプは数も少なく値段も高めな印象です。

 

私は去年の末にクラシックタイプのMSを購入していたので、フクロウ銀貨はこれ1枚で良いかなと思っていたのですが、コインブログの方々が立て続けに移行タイプの入手報告と紹介をされていたのを見てしまい、元々優先度は低かったのですがどうにも我慢できない!と半ば洗脳されて入手してしまいました(笑)

 

こちらはeBayで以前利用したことのあるショップの出品で、比較的?相場価格くらいの品が多い所なのですが、送料その他手数料込で2,000ドル以内でしたので即決で購入。

もちろんオークションで上手くすればもっと安くなるのでしょうが、入札のハラハラは結構精神的に疲れますので今回はまあいいかなで決めました。

ちなみにこれフクロウ側が表側のスラブに入っていましたので、値段の理由の一つだったのかもしれません。

 

手元に来てみるとやはり移行タイプも良いですね。一番の特徴は首を傾げたフクロウですがデザイン的にはこちらの方が好みですね。スラブ依頼した人もフクロウメインにしたかった気持ちも頷ける素晴らしさです。

 

以前入手したクラシックタイプ。

 

もちろんクラシックタイプも素晴らしいのですが、ディフォルメが進んだのかこんな目玉のでっかいフクロウがおるか!といった感じです(それはそれで良さではあるのですが。)その点移行タイプの方は実物寄りですね。

 

手にしながらモヤモヤ妄想してみると、作られた当時はアテネのパルテノン神殿はちょうど建設中。ペルシアとの戦争もカリアスの和約で一応の終結を見て、安全になったエーゲ海の貿易による経済発展の必要から、移行タイプのフクロウ銀貨もクラシックタイプへと変わって大量生産が始まる少し前といった頃でしょうかね。

 

アテナの方はそれなりです…。細部はいくつかクラシックと違う部分も部分もあるような。

 

さて、移行タイプも何種類かあるようでして、私の入手したのは数の多いBC455-440発行タイプ。大量生産に移る直前に製造された物なので、フクロウが顔を傾げてる以外はほぼクラッシクタイプと同じ作りでアテナの顔だけだと見分けが付きませんでした。

 

NGC鑑定だと他にはBC475-465、BC465-455なんてタイプもありまして、そちらの方が数が少なく希少となるようです。簡単な見分け方はアテナの髪が波打っていたり、フクロウの尾羽が分かれてる方が古いタイプになりますが例外もあるようで、スラブ入りならラベルの年代を見ればいいのですがね。

 

以下デザイン元のフクロウの話。

フクロウ銀貨の種類はヨーロッパからアジアまで広く分布するコキンメフクロウ(Athene noctua )と呼ばれる種類だそうです。学名がアテナのフクロウの通り、女神アテナのお供を務めるのがこちら。

 

夜行性のフクロウは闇を見通す目を持つとギリシア世界では神聖視されていたそうですが、コキンメフクロウは昼間も活動するそうであまり夜の鳥という生態ではないそうです。

しかし古代は現代のように夜間に高感度カメラとかで撮影できる訳でもありませんし、開けた土地や農地にも生息しているそうなので、日中帯に都市の郊外にでも行けばよく目にすような身近な鳥だったのかもしれませんね。図柄に選ばれた理由もその辺りなのでしょうかね。

 

現在では日本でもペットとして販売もされているそうですが、体長23~27cm位の小さいフクロウなのでかわいいです。といっても肉食の猛禽類ですので餌はやっぱり冷凍マウスで、家族がいるご家庭だと冷蔵庫に保管しようものなら非難間違え無しですな。

 

という事で移行タイプのフクロウ銀貨の話でしたが、予定外の購入という事で予算が!

ですので前回のAWの不落のフクロウ銀貨は再出品してみます…。本当は裏表を入れ替えてフクロウとアテナで並べて飾ろうかとも考えていたのですが、はからずもフクロウメインのスラブが手に入ってしまいましたので。

 

ではこんな所で。

 

今年も残す所一ヵ月を切ってしまいましたね。

 

ローマコインの紹介も今年の内に軍人皇帝時代の終わりくらいまで紹介したかったのですが、どうも無理そうです。どーにも忙しいという事で気長に来年までのネタとしたいと思います。その合間にはちょっと良い物も紹介していこうかと。

 

さてコインの話。ようやく今回から軍人皇帝時代の銀貨を紹介していきます。

最初の軍人皇帝とされるマクシミヌス・トラクス帝のデナリウス銀貨です。

 

帝政ローマ マクシミヌス・トラクス帝 235-238

デナリウス銀貨

AU Strike4/5 Surface4/5

 

名前の通りトラキア地方出身の皇帝となります(所説あるようですが。)トラクスはトラキア人という意味だそうです。

セプティミウス・セウェルス帝の時代にローマ軍に入り、歴代のセウェルス朝の皇帝達の下で軍歴を重ね、前回紹介したアレクサンデル・セウェルス帝が、蛮族との戦闘中に不満を持った兵士によって殺害された後に推挙され皇帝となった方です。

 

アレクサンデル帝を弱腰と批判した兵たちの支持を受けただけあり、皇帝になった後は積極的に国境外へ攻勢に出て戦果を挙げたそうです。しかし、他の属州と比べて後進していたトラキア地方出身で立ち振る舞いが粗野であり、軍事を優先して内政に関心を示さなかった為、元老院から反感を買ってしまいアフリカ属州のゴルディアヌス1世、2世が皇帝として決起する結果になってしまいます。

 

この方は見ての通り立派な顎が目を引きます。

コインによっては製造者に悪意があるのか凄い顎のお顔の物もありますが、がっしりした体格で2m以上の身長があった方なので似合っていたのではないでしょうか。

 

その後、決起したのは良いものの、ゴルディアヌス1世、2世はアフリカを出る暇もなく、マクシミヌス帝を支持する属州の軍に敗北して死亡。それでもめげない元老院はバルビヌスとプピエヌスを皇帝に擁立して、国境からローマに進軍してきたマクシミヌス帝を迎え撃つ事に。

ところが、マクシミヌス帝の方はというとローマに進軍をしている最中に動揺した自軍の兵士によって殺害されてしまいます。兵の支持があったとはいえ、軍団を統率していくのは皇帝といえども常に難事なのですね。

 

裏面は皇帝の立像と2本の軍旗。軍人皇帝らしい題材のデザインですね。

 

ローマ軍団で使用した軍旗は色々あるのですが、こちらは百人隊で使用したシグヌムと呼ばれる軍旗のようです。他にも部隊ごとの名称を示すウェクシルムや、ローマ軍団の象徴であるアクイラ(銀鷲旗)は有名ですよね。

軍旗を失う事は兵士達にとっては何よりの恥じとされ、死罪もありえる厳罰が課せられる重要な物なのですが(旗持ちは報酬も良いようでして、この辺は現実的ですね。)、3世紀の危機の時代は徐々にローマ軍も連勝とはいかなくなって来ますので、軍旗を守るだけでも一大事の時代になってしまいます。

 

楽しいローマ軍団のコスプレイヤーの皆様。

後ろの旗状の物がウェクシルム。その横がシグヌムですね。

 

さて、マクシミヌス帝が兵士達に殺されてしまい、元老院からするとやれやれこれで万事メデタシになるはずなのでしたが、バルビヌス帝とプピエヌス帝の仲が悪かった為に事態はさらにグドグドになるのでした…。

 

という所でその後の話はまた次回に。