買っちゃいました!移行タイプ!

という事でアテネのテトラドラクマ銀貨の紹介です。

 

アテネ BC455-440

テトラドラクマ

Ch AU Strike5/5 Surface3/5 Fine Style

 

地から湧き出るが如く(実際地中から出土するのでしょうが。)オークションやショップでも常連で目にする機会が多いフクロウ銀貨ですが、移行タイプは数も少なく値段も高めな印象です。

 

私は去年の末にクラシックタイプのMSを購入していたので、フクロウ銀貨はこれ1枚で良いかなと思っていたのですが、コインブログの方々が立て続けに移行タイプの入手報告と紹介をされていたのを見てしまい、元々優先度は低かったのですがどうにも我慢できない!と半ば洗脳されて入手してしまいました(笑)

 

こちらはeBayで以前利用したことのあるショップの出品で、比較的?相場価格くらいの品が多い所なのですが、送料その他手数料込で2,000ドル以内でしたので即決で購入。

もちろんオークションで上手くすればもっと安くなるのでしょうが、入札のハラハラは結構精神的に疲れますので今回はまあいいかなで決めました。

ちなみにこれフクロウ側が表側のスラブに入っていましたので、値段の理由の一つだったのかもしれません。

 

手元に来てみるとやはり移行タイプも良いですね。一番の特徴は首を傾げたフクロウですがデザイン的にはこちらの方が好みですね。スラブ依頼した人もフクロウメインにしたかった気持ちも頷ける素晴らしさです。

 

以前入手したクラシックタイプ。

 

もちろんクラシックタイプも素晴らしいのですが、ディフォルメが進んだのかこんな目玉のでっかいフクロウがおるか!といった感じです(それはそれで良さではあるのですが。)その点移行タイプの方は実物寄りですね。

 

手にしながらモヤモヤ妄想してみると、作られた当時はアテネのパルテノン神殿はちょうど建設中。ペルシアとの戦争もカリアスの和約で一応の終結を見て、安全になったエーゲ海の貿易による経済発展の必要から、移行タイプのフクロウ銀貨もクラシックタイプへと変わって大量生産が始まる少し前といった頃でしょうかね。

 

アテナの方はそれなりです…。細部はいくつかクラシックと違う部分も部分もあるような。

 

さて、移行タイプも何種類かあるようでして、私の入手したのは数の多いBC455-440発行タイプ。大量生産に移る直前に製造された物なので、フクロウが顔を傾げてる以外はほぼクラッシクタイプと同じ作りでアテナの顔だけだと見分けが付きませんでした。

 

NGC鑑定だと他にはBC475-465、BC465-455なんてタイプもありまして、そちらの方が数が少なく希少となるようです。簡単な見分け方はアテナの髪が波打っていたり、フクロウの尾羽が分かれてる方が古いタイプになりますが例外もあるようで、スラブ入りならラベルの年代を見ればいいのですがね。

 

以下デザイン元のフクロウの話。

フクロウ銀貨の種類はヨーロッパからアジアまで広く分布するコキンメフクロウ(Athene noctua )と呼ばれる種類だそうです。学名がアテナのフクロウの通り、女神アテナのお供を務めるのがこちら。

 

夜行性のフクロウは闇を見通す目を持つとギリシア世界では神聖視されていたそうですが、コキンメフクロウは昼間も活動するそうであまり夜の鳥という生態ではないそうです。

しかし古代は現代のように夜間に高感度カメラとかで撮影できる訳でもありませんし、開けた土地や農地にも生息しているそうなので、日中帯に都市の郊外にでも行けばよく目にすような身近な鳥だったのかもしれませんね。図柄に選ばれた理由もその辺りなのでしょうかね。

 

現在では日本でもペットとして販売もされているそうですが、体長23~27cm位の小さいフクロウなのでかわいいです。といっても肉食の猛禽類ですので餌はやっぱり冷凍マウスで、家族がいるご家庭だと冷蔵庫に保管しようものなら非難間違え無しですな。

 

という事で移行タイプのフクロウ銀貨の話でしたが、予定外の購入という事で予算が!

ですので前回のAWの不落のフクロウ銀貨は再出品してみます…。本当は裏表を入れ替えてフクロウとアテナで並べて飾ろうかとも考えていたのですが、はからずもフクロウメインのスラブが手に入ってしまいましたので。

 

ではこんな所で。