ふー、終わりました。

今回もですが最近のAWは激戦というか、ちょっと皆さん一度深呼吸して!?って感じになる落札金額が続いて頭がクラクラしてきちゃいました。

 

昨日は古代をメインに観戦していましたが、アレクサンドロスのスタテル金貨やドラクマ銀貨も最近は良いお値段がしますね。まあ、まだここら辺は許容できる範囲のような気がしました。

しかし、リュシマコスとミトリダテスのスタテルは値段が逆のような…。

 

後は、以前からシラクサのアレトゥーザのテトラドラクマ欲しいなと思っているのですが、やはり”smoothing”評価でもかなりしますね。去年のヘリテージで状態評価とグレードが同じ物が

4,900ドル近くですし、しょうがないですね、また今度です。

 

という事で今回は古代は見合わせて近代!

察しの良い人は気が付いたかもれませんが、まあアレですね、ブログに書いちゃいましたもの。58くらいで良さそうな物をと。

しかし、こんなに早く入手するのはちょっと予定外でした。

 

私的には同時に出品されていた62より傷の状態や全体の雰囲気が良さそうに見えたので挑戦したのですが、接戦でした。

正直30以上は考えていなかったのですが、他のコインの強気入札にも影響されて頑張り過ぎまして、次入れられてたら諦めていたと思います。ちょっと予算は苦しいので今年はこれで終了かもしれません。

詳しい話はまたコインが手元に来てからにでも。

 

というか、最近のオークションの動向を見ていなかったのですが、ゴチッククラウンってあんなにしましたっけ!?それとも私が知識無いだけで実は凄い物なの?いやでも開始価格あれだし??えっ、私のゴチックもあんなにしちゃうの!?

頭が混乱したり、入札のドキドキは何度経験しても慣れませんし、なんだか疲れました。

 

ちょっと今回のオークションに参加して感じたのは、前回出品されていたジュビリーヘッドのPFクラウンも同じ頃にヤ〇オクで安く落札出来ましたし、このまま強気落札価格が続くのならば、選択肢としてショップ価格での購入やフリマとかも考えた方がいいのかもしれませんね。
ショップ以外はリスクがあるので、できればコイン専門のオークション会社で入手はしたいのではありますが。

 

ではこんな所で。

 

今回は近世コインのお話でも。

 

以前にルドルフ2世のターラー銀貨と、彼が蒐集した美術品やガラクタごたまぜの驚異の部屋の話をしましたが、今回もその繋がりの話という事で同じハプスブルク家のフェルディナント2世のターラー銀貨です。

 

オーストリア 1564-95年 フェルディナント2世

ターラー銀貨

NGC AU58

 

神聖ローマ皇帝フェルディナント1世の次男に当たる方で、アルプス山脈東部のチロル地方の領主として大公の地位に就いていた人です。

ちなみに大公のフェルディナント2世とは別に神聖ローマ皇帝のフェルディナント2世もいらっしゃるのでややこしいですね。

 

ルドルフ2世からは叔父になるのですが、フェルディナント2世もルドルフ2世と並んで驚異の部屋の蒐集家で有名な方でして、大公が所有していたアンブラス城のコレクションは現代に残る驚異の部屋として観光スポットにもなっております。

 

後、この方は商人の娘である庶民のフィリッピーネとの身分違いの結婚でも有名でして、よく出来た奥さんらしく幸福な結婚生活だったそうですが、結局後々まで内密にしておくようにと念を押しての結婚だったのは時代的にもしょうがなかったようです。

 

Wikipediaから。1649年頃のアンブラス城。

 

そんな奥さんとの生活の為に、中世の山城から現在の豪華なお城へと大改装されたのがアンブラス城となるのです。ちなみに宮廷の祝賀も行われる画像右側の上宮に対して、驚異の部屋は穀物庫も兼ねた左側の下宮に作られたそうです。

蒐集品には甲冑のコレクションと共に日本の鎧兜なんかもあるそうで大公の興味が伺えますね。

 

同じくアンブラス城の宝石珊瑚の展示。

 

そして、驚異の部屋の蒐集と言えば貨幣やメダルもありますが、ちょっと紹介したいのがこのコインやメダルが装飾された宝飾品ケース。

アンブラス城の公式ページから拝借。

 

カメオやコイン保管用に作られたそうですが、古代ローマのコインから型取りされた装飾が施されていてコレクションへの愛が感じられて好きな品なのです。

 

さて、そんなフェルディナント2世のターラー銀貨ですが、まあAU58ですので結構スレはあります。右手の笏の柄が摩耗してるのがちょっと残念。

それでもうっすら青いトーンなんかも掛かっていまして私的にはこれくらいで満足な状態です。(ルドルフ2世も58ですしね。)古代以外はサブコレクションですのでこのくらいが私の入手の限界でもあるのですが。

 

実を言いますとこの時代の銀貨の知識はあんまりなので、「本当にこっちのフェルディナントで良かったんだっけ…。」と悩みながら入手したのですが、どうやら大公さんの方で大丈夫なようでした。よかったよかった。

 

裏面の紋章の周囲には鎖状の金羊毛騎士団の頸飾で囲われているのですが王冠と一緒にちょっとスレていますね。一番下には羊が吊るされているのですが、良く分からないです。

 

ルドルフ2世が驚異の部屋の蒐集の頂点としたら、円満な結婚生活や、資金を心配することなく蒐集を進めたフェルディナント2世はコレクターの理想の生活みたいで、好きなハプスブルク家の方なのですよね。

治世の後期にルドルフ2世もアンブラスへ自分の蒐集品を移送して隠居しようとも考えていたそうで、この話を読んだ時はもしかして皇帝の頭には権力よりも叔父の生活への憧れがあったんじゃないかなとも思ってしまうのです。

 

ではこんな所で。

 

お久ぶりです。あれまっ、もう9月になってしまいましたね。

 

ちょっと忙しかったというか精神的に記事を書ける状態じゃなかったのですが、頭の中に色々書きたい事があるのに出力できないというのも精神に悪いなあと、モヤモヤしてたのでそろそろ書いてみたいかと。

 

今回はコインの話ではなく以前に話しました、ヴィクトリア女王とその時代の地理博物的なお話を。国内もヴィクトリア女王のコインも人気ですし、詳しい方も多いと思いますので私の好きな分野から見て思い付いた事をつらつらと。

 

女王の統治したヴィクトリア朝時代(1837-1901)のイギリスは大英帝国と呼ばれる世界中に植民地を持った最も繁栄した時代でもあり、近代産業革命を経た大衆化社会の始まりでもありますが、この頃は博物学と言われる動植物、鉱物学などの趣味が一般の大衆にも大流行りの時代でした。ちょっと詳しい方は植物のシダの飼育や、アクアリウムなんかも流行ったと聞いた事があるかもしれないですね。

産業化から水槽や植物飼育用のガラスドーム、研究用の器具が手に入りやすくなった事と合わせて、世界各地の植民地から集まる動植物もブームを後押ししたのでしょう。

 

社会階級や民族的な差別も根強く残る時代ではありますが、古き良き物を愛する人達には今でも人気の時代でもありますよね。

 

そんな中で新種発見された蝶にも女王の名で付けられた物がありまして、こちらのビクトリアトリバネアゲハOrnithoptera victoriae victoriae が女王の名で学名が記載されました。

 

島毎に亜種があって値段も結構ピンキリなのですが私のビクトリアは比較的入手しやすいガダルカナル島産。

 

うう…曲がった触角はちょっと直したいなあ。

 

以前紹介したアオメガネトリバネアゲハと同じソロモン諸島に生息しているトリバネアゲハの仲間となり、女王自身が蝶を見たのかは分かりませんが、女王の夫のアルバート公が進めて建設されたばかりの大英自然史博物館か、ロスチャイルド男爵のトリング博物館で当時も標本は見る事が出来たのではないでしょうか。

現在は昆虫の新種発見と言えばクシャミで飛んでいきそうな小さな種類が大半ですが、こちらは堂々の大型美麗種ですので女王も満足されたのではないでしょうか。

 

たしかアメリカ大陸の植物でリュウゼツランやオオオニバスの仲間、ニューギニアのハトの仲間のオウギバトなんかにもヴィクトリア女王の名が付けられているそうですが、有名な女王だけあって博物学者達も女王に新種発見を捧げたかったのかもしれませんね。

 

増大した収集物保管の問題で大英博物館から分離して建設された大英自然史博物館。入場料金が無料というのも良いです。

 

さて、イギリス本国を離れて植民地へと目を向けると私がちょっと紹介したいのはアフリカ大陸。

当時のイギリス領は大陸南端部の南アフリカに当たる地域を植民地としていました。

植民地時代のアフリカは暗黒大陸とも呼ばれた大陸中央部は手つかずの未知の地域として残されており、リヴィングストン等が探検を行う事によって徐々に知られるようになっていく時代でもありました。

 

探検の過程で発見されたヴィクトリアの滝や、ナイル河の水源を探す探検で発見されたヴィクトリア湖も女王の名で付けられた地理上の発見成果ですね。私はH.R.ハガードとかのアフリカの冒険小説も好きなので当時のアフリカへの憧れは小説の影響もずいぶんあったりします。

 

ケープタウンの国会議事堂のヴィクトリア女王像

 

最後にヴィクトリア湖に付いては私もちょっと思い入れがありまして、正確にはヴィクトリア湖が属するリフトレイクと呼ばれるアフリカを縦に横断する大地溝帯に沿って点在する湖の一つ、マラウイ湖に生息するアフリカンシクリッドと呼ばれる魚が好きで昔飼育していた事があるのです。

見た目は淡水魚というより、海水魚と間違われるようなメタリックブルーが美しい魚で、各湖に独自のシクリッドが生息していますので専門に飼育している方もいる魅力的な魚なのです。現在は水草水槽をやっているので飼育していないのですが、また飼いたいなと思わせる魚だったりします。

 

10年以上前の最古の写真ですが1枚だけ飼育していた時のが残っていました。

 

アフリカの話をして次といえばやはりインド帝国の話なのでしょうが、そちらはインドのコインの時にでもしようかと思いますのでひとまずこの辺で。

 

いずれその内に。

 

ではこんな所で。