宇宙人・透明人間・ゴジラが現わる | 小津安二郎『東京物語』の謎解き

小津安二郎『東京物語』の謎解き

今まで誰も指摘してこなかった、小津作品の「秘密の演出」や「謎」を解明していきます。

1951年、

小津安二郎の 『麦秋』 に 「 宇宙人 」 が現われました。

▼宇宙人『麦秋』に現る
http://ameblo.jp/oduyasuji/entry-12113330009.html

襖(ふすま)の染みに偽装した「 宇宙人 」。



その5年後の1956年、

宇宙人が東京に現われたのです。


   (画像は wikipediaより)



その7年前の1949年、

透明人間が現われていました。


(画像は yahooブログ「ぬるい特オタの備忘録」より)



1949年といえば、

小津監督の『 晩春 』が公開された年。


それと同じ年に、

『 透明人間現わる 』 が制作されていたのです。


1954年には、『ゴジラ』。


   (画像は wikipediaより)



同じ1954年には、

『 透明人間 』も作られました。


(画像は wikipediaより)


『晩春』(1949年) → 『透明人間現わる』(1949年) → 『麦秋』(1951年)

→ 『お茶漬けの味』(1952年) → 『東京物語』(1953年) → 『ゴジラ』(1954年)

『透明人間』(1954年)『宇宙人東京に現わる』(1956年) → 『早春』(1956年)


1950年代は、SF映画の時代でした。


『麦秋』(1951年)に「 空飛ぶ円盤 」や「 宇宙人 」 が現われるのは、

そんな時代だったからです