何かを拾う時、勇ちゃんは左手が優位です。
この土手の場面でも、最初は左手で草を抜いてます。
紙ヒコーキを拾う動作と、同じですね。
いっしょに居た祖母(とみ)が、尋ねます。
「 勇ちゃん、あんた、大きゅうなったら、何になるん? 」
左手の使い方が似ているから、京子と同じく、教員になるのでは?
とみは、そう考えたのかもしれません。
すると勇ちゃんは、
と み の 質 問 に 答 え る か の よ う に 、
右手で草を抜き始めます。
幸一(開業医)と似た手の使い方です。
それを見たとみが、
「 あんたも、お医者さんか? あんたがのう 」 と呟きます。
手の使い方で、人物間の 「つながり」 が暗示されているのです。
ついでに、この土手の場面の最後。
勇ちゃんが、とみをどこかへ連れて行こうとしています。
「 左方向に進む 」 という東京の法則に逆らって、右方向に歩いています。
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