被り物の謎 | 小津安二郎『東京物語』の謎解き

小津安二郎『東京物語』の謎解き

今まで誰も指摘してこなかった、小津作品の「秘密の演出」や「謎」を解明していきます。

『東京物語』では、女は帽子を被りません(例外が一人います)。



被り物をする女は不吉です。


災いを運んで来ます。


あるいは、災いと共に現れます。



まずは、旅館前で歌う艶歌師の女です。

小津安二郎『東京物語』の謎解き


この歌で、周吉・とみは眠れなくなります。



熱海旅館の女従業員二人です。
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この頃、とみが堤防でメマイを起こします。



うらら美容院の客です。

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この客がいる時に、周吉・とみが熱海から帰ってきます。


しかし、うらら美容院を追い出されてしまいます。



結局、被り物をする女は、災いを引き起すのです。




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