登校する子供達の謎・3 | 小津安二郎『東京物語』の謎解き

小津安二郎『東京物語』の謎解き

今まで誰も指摘してこなかった、小津作品の「秘密の演出」や「謎」を解明していきます。

前回までで、冒頭の登校する子供達9人が判明しました。


文子、志げ、紀子。  敬三、庫造、幸一。  沼田、服部、戦死した昌二。



それ以外の登場人物も、冒頭に現れます。


登校場面の左端手前に、ビンが3本映っています。


これが、


・隣家の細君(高橋豊子)  ・周吉(笠智衆)  ・とみ(東山千栄子)になります。


小津安二郎『東京物語』の謎解き


旅支度する周吉・とみに、挨拶してくる隣家の細君。


窓から上半身だけが見えます。

小津安二郎『東京物語』の謎解き


よって、荷車から上だけ見えているビンが、隣家の細君です。


周吉・とみの2人が、荷車右側にあるビン2本です。


大きい方が周吉で、小さい方がとみでしょう。



小津監督は、ビンを人間に例えるのが好きですね。




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