こんにちわ。
昨日22日に、美濃市片知の板山集会所でNPO法人杣の杜学舎 主催の「ふくべの森の勉強会」が開催され、参加してきました。
この地区の森林は、国との分収林であったが、地元に返還され、今後の手入れや活用をどのようにしていくかという地元の課題について考えるというものでした。
小さな板山集落に約80名もの方が参加され、ビックリ!
地元の方や県外からの参加者もあり、それだけ関心のある方がいるのだなと感心。
午前中は室内での勉強会。
東京大学大学院准教授 蔵治先生から、「森と水」の関係を説明していただきました。
「森には、木材を生産する働き、洪水を緩和する働き、水をかん養する働きがあり、一般論としていえることはあるが、地域によって事情が異なり、重視することも異なるので、唯一解はない」と話されました。
矢作川水系森林ボランティア協議会の丹羽さんからは鳥取や恵那、大垣などで取り組んでいる木の駅プロジェクト の紹介をされた。
このプロジェクトは、間伐材を地域通貨で買い取り、地域の商店などで利用するもので、里山整備と地域経済の活性化が両立できるという。
軽トラかチェンソーをもっていれば誰でもできるそうです。
「木の駅」に向かう軽トラがずらっと並ぶ写真を見せていただき、この地域でも軽トラが並ぶ光景が見られたら楽しいだろうなと想像が膨らむ。
午後からは、バスで移動して現地の見学会。
間伐する木、残しておく木の選定のしかた、森に入る道づくりも太い木は切らないで済むように道を作らせていただくという気持ちで作ったなどと話されました。
わりと明るい感じの森でした。
地元の方が熱心なのに感心し、何か動きだしそうな予感がします。
この森が数十年後にどんな状態になっているのか楽しみです。