けん坊です
秋の長良川
・・・そう、「落ち鮎」の季節
( 上:秋のメス 下:秋のオス )
「アユ」という魚は「川魚」の印象が強いですが、
じつは一生の半分(子ども時代)を海で過ごします。
海と川とを行き来する魚なんです
これを専門家たちは「両側回遊魚」と呼びます。
ってことで、鮎と一緒に川をくだりましょー
(左:インフレータブル・カヌーの庄ちゃん)
(右:リバーカヤックのけん坊)
今回は郡上の鮎と一緒に川くだりしてきました
寒っ(>_<)!
って思うかたもいらっしゃると思いますが、
今のような渇水時期に川をよく見ておくことは
じつは大切なこと。
通常の水位時には気がつかない水面下の危険も
今なら確認できるんです
リバーベースのガイド・筋肉ミネさんに見送られて出発!
今日の行程は、
郡上美並~関(小瀬鵜飼)
何時間後には無事にミネさんに「ただいま」が
言えるかどうか・・・
川からの眺めは最高
気分は有名カヌー雑誌「カ○ーライフ」の表紙です。
↓庄ちゃん
庄ちゃん前日にハチに刺されつつも若さでカバー
今回の川くだり中に何度も遭遇したこれ↓
この時期の長良川の風物詩
川を横切る白いラインとロープ
この正体は、
伝統漁法の「瀬張(せばり)網漁」
秋の深まりとともに、下流部を目指す落ち鮎の群れ(産卵のため)を
河床の白いビニールと水面のロープで脅し、鮎が川岸に寄ったところを
素早く網を打って捕る漁法
長良川流域には、こうしてアユの生態を知り尽くした大人が
何人もいるんです。
おもしろい川と
おもしろい山と
おもしろい町と
おもしろい人が
たくさん存在する岐阜
皆さんもそんな岐阜に遊びにおいで!
カヌー中継のつづき↓
庄ちゃんも1年ぶりの川くだりにテンションアゲアゲ
(前回ブログの手長エビでも同じ川に入ったのに
そのときとは表情がちがう・・・)
↑河原を独り占めしての昼食
2人の相棒たちの紹介
けん坊のカヤック
よくがんばってくれた2艇に感謝
↑美濃橋
美濃に入る頃には腕の疲労感たっぷり
それでも川はゆっくりと流れつづけます
川からの眺めはたくさんの発見を2人に与えてくれました。
「あそこでテントはったら気持ち良さそうやね」
「ここの淵で子どもたちと遊びたいね」
「あの岩から飛びこめるかなぁ」
「あの上の林道を自転車で走りたいね」
「あそこの岩は水があるときは危険やね」
「このテトラポット危ないよ」
↑白波の中にテトラポットが無数に並ぶ場所あり(美濃~関)
落ちアユの気持ちになるためには川に入らないとね
(本日は、2度の沈を味わいました)
この川くだりを僕たちが無事に終えられたのは、
出発前にたくさんのアドバイスをくれたリバーガイドのミネさんや
アユ瀬張網漁の通過を快く承諾してくださった何人もの川漁師さんや
カヌーの進行方向をあけてくださった50人を超えるアユ釣り師さんたち
のおかげです。
同時に、長良川と関わりのある人の多さに改めて驚きました
最後に余談ですが・・・
全国鮎トーナメントで日本一を2年連続で勝ち抜かれた超敏腕な鮎師と
途中で遭遇しました
そのかたは
「今日が竿おさめなんだ・・・」と。
感激です!!!
シーズン最後の鮎釣りを、ここ岐阜の長良川でされたんですね
いつもテレビや雑誌越しでしか見たことのなかったそのかたは、
とても優しいかたでした。
こんな素晴らしい秋の長良川の1日を皆さんも体験してみませんか。
今回の長良川、
スタートからゴールまでの5時間半の間
何度も瀬と淵が繰り返し現われ
ずっと水は透き通っていて川底がみえていました。
岐阜には魅力的な川がたくさんあるんですよ
けん坊