「これ、つけといてね」
と、むつこさんにまるいものを手渡された。
メダルのような、缶バッジのような、神社の御神体の鏡のような
まるくて大きくて平べったい、鍋の底を磨いたようなやつ。
先代の女中たちのかつまたさんの衣装についてたやつだ。
一体なんなのか、なんでつけてるの一人だけなのかとか、どういうことなのかとか
いっこもわからんのだけど。
鳥居さんがそういうことにしたらしい。
なんだかぜんぜんわからんけど、
鳥居さんが言いそうだと思う。
これを、ドレスの胸というかお腹のあたりにぶらさげる。
なんだかわからんけど、
ああ。
あの、
うちらの抱いてる
あつまったりちらばったり
はぜたり巨大化したりする
風のたまごの中で
ちゅんちゅく鳴いたり
あたまをわずかにふるふるしたりしてたのは、
とりいえびすくんであったのか。
と思った。
✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴
観にいらして下さい!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170131/18/odoruobahan/37/c5/j/o0720053113858013227.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170131/18/odoruobahan/e6/13/j/o0720053713858013233.jpg?caw=800)
舞踏舎天鶏『女中たち』
踊:田中陸奥子 筆宝ふみえ 安田理英
会場:座・高円寺2 (JR高円寺駅徒歩5分)
日時:2月4日(土)19時開演 5日(日)16時開演 ※開場は開演30分前
料金:前売¥3000 当日¥3500 ※全席自由
お問い合わせbutohsha_tenkei@yahoo.co.jp