たまごのなか | おどるおばはんのブログ

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懲りない踊る中年女、安田理英の日記

こないだの稽古のとき、

「これ、つけといてね」

と、むつこさんにまるいものを手渡された。

メダルのような、缶バッジのような、神社の御神体の鏡のような

まるくて大きくて平べったい、鍋の底を磨いたようなやつ。



先代の女中たちのかつまたさんの衣装についてたやつだ。
一体なんなのか、なんでつけてるの一人だけなのかとか、どういうことなのかとか
いっこもわからんのだけど。

鳥居さんがそういうことにしたらしい。

なんだかぜんぜんわからんけど、
鳥居さんが言いそうだと思う。


これを、ドレスの胸というかお腹のあたりにぶらさげる。


なんだかわからんけど、

ああ。
あの、
うちらの抱いてる
あつまったりちらばったり
はぜたり巨大化したりする
風のたまごの中で

ちゅんちゅく鳴いたり
あたまをわずかにふるふるしたりしてたのは、

とりいえびすくんであったのか。

と思った。




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観にいらして下さい!





舞踏舎天鶏『女中たち』

踊:田中陸奥子 筆宝ふみえ 安田理英
会場:座・高円寺2 (JR高円寺駅徒歩5分)
日時:2月4日(土)19時開演 5日(日)16時開演 ※開場は開演30分前
料金:前売¥3000 当日¥3500 ※全席自由

お問い合わせbutohsha_tenkei@yahoo.co.jp