おどるおばはんのブログ

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懲りない踊る中年女、安田理英の日記

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体はぼろぼろだ。
それはでも、生きてきた証でしょ。
ぼろぼろに、なる過程も、自分で選んでしてきたことだし。

思う方に曲がらない、伸びない脚。
瞬発的な動きに走る痛み。

でもそれが私の年輪。

ずっとムカついてたんだよ。

あなたは、恵まれた体してるもんねー
そりゃあ踊れるわよねー

そおいうイヤミをよく言われてきて
ほんとムカついてたんだ。
それだけなんだったら
踊ってなんかいねえよ、って
ずっと思ってた。

今って、願ってもねえんじゃね?
痛めつけてきてたどり着いたこの使えねえ体で

やってやんよボケが。

介助始めてから面白いなと思うことは
自分の趣味の範囲では出会わなかったものに出会うこと。
介助の皆さんよくそんなことおっしゃる訳ですが、
わしも実感し、楽しんでるな。

利用者さんのはまってるミュージシャンのライブについてったりCD 聴いたりしてるうちに
あ、この曲、好き、っていうのが出来てきて。

きれいな透明な歌声のデュオで。
路上やライブハウスなどで活動してる。
てか、ほとんど毎日路上でやってるという。

今日は、めった来ないうちの近所で路上やるというので、
介助関係なく、聴きに行った。
利用者さんも来てたけどw

歌声に、ちらりと目をやって、すぐ去って行く人
はじめから何も存在しないかのように足早に行く人
遠巻きに立ち止まりさりげなく聴いている人
あら、いい歌ね、なんていってにこにこ聴いてる人


あー
わかった
私は、彼らのことも好きだけど、
こういう
路上でやるとついてくる全ての風景がとても好きだ。
ちょっと涙ぐむくらいに。



どうだい。わしゃ丸くなったろ?ウラァ!



何年か前の寒い朝、
ささいなことで膝を傷めた。
それからずっと膝の調子が悪い。

いろんなとこ通って
その時はよくなるんだけど、
時間が経つと元に戻ってしまう。

昨年の公演二日目幕開けの直前
それから先日の先輩の花見会の余興の直前
膝が完全に曲がらなくなって動かなくなった。
もみ倒してどうにか動かせるようにはしたんだけど。

かなりつらくて、
このまんまだと踊れなくなりかねない
つか、普段の仕事(体、特に足腰をつかう)もやばいかもしれない。
今さら頭脳労働に転職?
無理無理どおすんのこの先

てな感じだったんだけど、

こないだ鍼灸師さんから
膝ケアの簡単な体操を教えてもらって
毎日やってたらば
あんなに頑固に動かなくて痛かった膝が
びっくりするほど軽く動かせるように。

三味線も正座が出来なくて椅子で稽古してたんだけど
最近日常無意識のうちに正座してたりする。(正座は膝さえ良ければ一番楽な座り方な気がする)
稽古の長丁場は
まだちょっと怖いから椅子でいくけど
いずれは正座で弾けるようになるかも。

いやあほんと助かった。

鍼灸師さんに大感謝ですわ。
春だな。
と、思った時に思い出した、
とても好きな、季節を音にした音楽がある。

プロコフィエフのバレエ音楽、シンデレラの中の
四季の精のシーンの音楽。

子供の頃バレエやってたんですが
クラシック音楽はそこ周辺のくらいの知識ですが。

こんなにも四季。
って思う音楽。

バレエの中では、
シンデレラがたいがいな目にあって
そこに魔法使いが来て
さあ、
あんたも舞踏会へ行きんしゃい‼

みたいなとこに、
四季の妖精の音楽がある。

すごく、好きなの。
ほんとに四季を感じて。
でもわし日本人。
プロコフィエフはロシア人。
四季同じか?

おいといて。

こんなに、あ!
四季って思った曲ない。

春の曲は
雪解け水が流れて
冬眠からさめた小動物が
ピョンピョン跳び跳ねてる感じ。
夏の曲は
あつくてけだるくて、じっとりして。
あー動きたくねえ
みたいな。


夏と秋のあいだに
こおろぎの踊りという曲がある。

この跳ねてる感じ。
楽しそうだけど春と違う
ちょっと黒い感じ。

そんで秋の曲。
台風。嵐。
吹き荒れるなぎ倒す感じ。
冬の曲。
雪のかけらの落ちる音。
ぼたん雪だったり粉雪だったり。

学校で授業で聴かされた
ビバルディの四季より
アタシダントツこれです。

わくわくします。

プロコフィエフ、ロシアだよね
日本の四季と同じか?あれ?よう知らんけど。

大好きな四季の曲。

とにかくまず、
春の精の曲が頭で暴れます。
三味線稽古行った。
課題の曲をせいぜい間違えずに鳴らすくらいのことでもなかなか出来なくて、
曲の中身にまるきり到達出来てないような状態だけど、
それでも、それなりに楽しい。

長唄三味線なので、
演奏するにも様式があるというか、
姿勢とか、
絃をおさえる指の形とか
すごく直される。

絃をおさえる左手、
猫の手のようにまとめて、
ちょっと見どの絃おさえてるのかわからない位がいいのだと。
なので、
師匠の手元見てても
どこおさえてんのかわかんなくてまいったりもするんだけど。
おもしろいなーと思ってたら。

テレビでちらと、
和楽器で今風の曲やってる人達いるじゃん。
その三味線の人の手元が、
まるでロックのギターを弾いてるみたいに
派手に指おっぴろげてて

驚いた。

どっちがいいとか悪いとかでなくて。
いろんなやり方があるんだよね。

踊りも同じだな

俺が何を選ぶか。

でも、基礎は大切にしたいわ。
こんな夜更けにバナナかよ
の、
本の方を読み始めた。

映画より断然面白い。
やっぱなー。
ささらほうさら稽古日。

しばらく加藤と二人でやってたが、
今日は細井太が来た。

メニューはここしばらくのとおり。

ランダム再生音楽でただ動いてみるもの。

しかし久しぶりに細井が来たからなのか
DJ ウォークマンがはりきった?
地獄のようにすっとんきょうな音楽かけてくれて、
大変やりづらかったけど、楽しかった。
音は、それに沿ってなんかするという課題ではないけど、
やっぱ影響力すごいから。

本日、歌ものや日本語ラップ多めで。
言葉が強いって、難しいよね。

踊るの難しいけど、
言葉の強いもの、わしは好きだ。
数日前にTwitterをぼさっとスクロールしてて
思わず、は?となった。

巨大ヘビをラップで倒す

は?

という映画を見てきた。
スネーク・アウタ・コンプトンという。

は?

ああああ。
好きだよ。
明日は5時台起きなのに
レイトショーなどわざわざ見に行き。
あはははは。

世の中捨てたもんじゃない。


そしてヘビちゃんがかわいい。
いまだにスマホの文字入力に慣れない。

言いたいことの言えない、
なんか、
入力だけでめんどくさくなってしまって。
当たり障りのないこと書いて
落ちもつけられないような。

欲求不満がたまってたまってたまって行く感じ。

パソコンかガラケーの方がそこがすすむ感じはする。

ぼやける文章。
昨日は、ささらほうさら稽古。
つっても、公演とか作品づくりをしてない時期なので
身体や感覚の稽古。

冬のあいだ、作品づくりに向かわないあいだはしばらくこうしてよう、という稽古。

見せるための踊りをしない。
受けたり喜んだりされるための踊りをしない。
ただ、自分の身体に問いかけるために踊る。

つうことで、加藤と交互に短いソロを繰り返し、
次に同じようにしてデュオをやる。


これは案外ストイックで追い詰まるので
あえてランダム再生で音楽をかけておく。
音楽があると、頑なになれないという不思議。

ランダムにかかる音楽があまりにも無関係で愉快。
と、思ってたら。

デュオ突入したなりかかったのは、
大福の「鮮やかな魚」だった。
よりによって、よりによっての「鮮やかな魚」

私たちは今まで何度、この曲と共に踊ったろう。
2011年の出会いから、本当に何度も。
舞台、路上、山の中、映像の中。

曲とも、加藤とも、共に踊りはじめたのは同じとき。

あれから8年とな。
身体にあふれるものがありましたよ。