グラスずらり。
アップが遅くなりましたが、ルセットさんでの貸し切りイベントに参加しました。今回は日本酒とのコラボ！高知県司牡丹酒造です。
（今回は写真、文章共多め。）
仕込み水はとても柔らかく甘みがある余韻。
このお水がベースとなり、司牡丹のお酒が出来ていきます。
スタートは「船中八策 超辛口・薄にごり純米生酒」
ミルクっぽくも少し酸味を感じる香り。メロンのフルーティー系、甘みはふわりと。以前より辛口で驚いたと言う意見もありました。
この味わいにはシャルキュトリーを厳選して。
パテ・ド・カンパーニュと鴨と豚のリエット、白レバームースにパンデピス、ロースハムとオリーヴ。全て自家製です
スパークリングワインを合わせているような感覚ですね。
瓶底の部分。濁りがより、濃くなってます。
平貝とそら豆、菜の花、うるい、こごみの冷菜。
日向夏の柑橘が爽やか。
一緒に参加したvinさんが美しく取り分けてくださいました。
こちらには「槽掛け雫酒 純米大吟醸」を。
アタックがやや、ピリッとして林檎の蜜のような香り。純米大吟醸でも余韻が軽やか、うるいの苦味と合います。
静岡県は長谷川さんのジャンボマッシュルーム！
そこに燻製チーズのスカモルツァとベーコン
これには「樽酒 本醸造」を。
心地よい杉の香りとほんのりとした渋み。燻製にはこのタイプの日本酒が良いですね。
リゾットは佐島の蛸と岩海苔。
岩海苔は四万十川の青海苔です。まさに地元同士。こちらには「仁淀ブルー 純米酒」を。
ラムネのような爽やかな味わいと仁淀川の水の特徴である柔らかさが現れています。
魚料理はいさきのポワレ。
日本酒とのマリアージュに柚子胡椒を加えていますが、少し塩味が強くなってしまったかな…惜しい。
本来ならエシレバターと塩のみの仕上げだそう。
こちらには「永田農法 純米吟醸」。
永田農法とは、最低限の水と肥料で作物を育てることで作物の持つ力を最大限に引き出す農法。
この日本酒は温度が上がってくると面白い変化が。膨らみが増して複雑さやミネラル感も現れます。これはお肉でも合わせられそう。
お肉は山形県産の米沢豚とマグレ鴨。鴨のソースにはシェリービネガーを使用。
豚肉にはタスマニアの粒マスタードを。添えられたマッシュポテトはトリュフ風味。
こちらには二種のお酒を。
「デラックス豊麗 純米大吟醸原酒」
「秀吟 純米大吟醸原酒」
どちらも純米大吟醸らしい香りと味わいの特徴を持ち、熟成させるポテンシャルのある日本酒でした。
でも、個人的には先程の永田農法の純米吟醸をお肉に合わせてみたかったかな。
好みは色々ですね。
最後の番外編はお弟子さんの醸した純米大吟醸無濾過生原酒。
これをテイスティングした浅野杜氏、
「甘い。」と一言（笑）
確かに、甘さが勝ってしまい酸味や旨みが追いついてきていない印象。なんて偉そうにすみません。
日本酒と洋食のコラボが楽しかったです。海外でプロモーションする時の(そんな機会があったらとすれば)参考になりますね。
高知県から来てくださった浅野杜氏、主催の三浦さん、星さん、山本シェフ、ありがとうございました
おまけ
ぷーちゃん、何か見つけた？