九合目まで = 旧友を待て
もはや完全に視界から消えた親友の姿を思いつつ、ひとりで九合目に。
頂上まであと一息。
てかね…
富士山登ったことある人なら分かってもらえるんだけど…
八合目から九合目までの道のりがめちゃくちゃ長い!&キツい!
てかその間に本八合目と八合五勺てのがあるのよ!!
本八合目て…じゃ最初の八合目はなんだったん?って話よ!
その後の五勺ってなんなん?
もう九合目でいいじゃん!
意味わからん!
ってなりますwww
そんなことを思いながらの九合目到達…
標高も3600メートル越えてきてるからね、すぐに息あがるし急勾配だしなので騙し騙しの膝もなかなかの状態になりつつある。
九合目の迎久須志神社の裏でしばし休憩(九合目は休憩所的なものがないのでちょっと広くなってる岩場で結構な人が休んでます)。
ここでね、ふと理解するんだよね。
いや、登り始めてからずっと感じてたんだよね。
トレッキングポールの偉大さを!
あんなポールや杖を使うなんざ弱っちいわ!俺らはいらんわー!って思ってたけど…
絶対あった方がいい!
トレポさえあれば俺も親友ももっと力の使い方も膝への負担も軽減できたと思う。
今なら声を大にして言えます!
高尾山や太平山ならまだいらんけど、富士山や険しい登山なら是非とも持っていった方がいいアイテムです!
にしても、最初からひとりで登ってりゃ気持ちも違うけど、やっぱ中学から気心のしれた旧友…もといワタクシの大事な大親友を見捨てて先行く登山…
味気ないってか楽しいとは言いきれないねー。
無心で登るのも悪くないけど、誰かと会話しながらかつ苦しさを分かち合いながら登る方が楽しいに決まってる。
登る前に「イク(ゴールする)時は一緒だ!」なんてセクハラ親父ギャグまで笑いながら言ってたくらいだからさ。
あぁ…あの急勾配で苦戦した岩場も、あの己も膝をやってしまった瞬間も、あの本八合目の山小屋で布団を干してる所に寄りかかって休憩してたら店の人にこっぴどく叱られてた若者の苦い顔も共有できないのは寂しい。
疲れのピークからか、ゆっくりでも二人で登らなかったことに罪悪感っていうかモヤモヤがつのる。
すると、心の中のリトルオーディーが…
よっしゃ!
待とう!
一緒にイこうwww!
行けるところまで行って、そこでヤツが上がってくるまで待とう!
と…
最後の壁っつーくらいラストのマジでキツい急勾配の岩肌の崖を越え…
ゴールラインとも呼べる鳥居の数十メートルちょっと前の角でストップ♪
さぁ!頂上は目前!という達成感と…
「なんだ!待ってたのかよ!」
って熱い友情にニヤけるやつの顔を見てやろう!
と、その場面をニヤニヤ想像しながら親友の到着を待つのでした。
なのに…
その8に続く!
ライフイズビューリホー!
八合目前で = ダチ公は欠けて
富士登山日記 その6
立ち塞がる溶岩の崖がさらに急になる。
ここで使いたいのが「手袋」。
無くてもいいけど、あった方がいいよ。
手を怪我したら大変だしね。
ってことで手袋装着。
軍手よりは厚手で通気性のあるやつがいいよ。
ホームセンターやワークマンで売ってるヤツで十分。
すると、ここで友人が「あれ?ない?あれ?ない?ホテルではあったのに!」って言い出してね。
安くてもわざわざこの為に買った新品の手袋。
10分くらいあちこち探したんだけど結局見つからず…
恐らくジャンパー脱いでしまった時が怪しいって…
ってそれ六合目あたりの話ー!
戻るにのはリスクたけー!
ハイリスクハイリターン!!
友人諦めて、めっちゃテンション下がったまんま手袋無しので岩場登山再開。
やっと溶岩の崖を抜けると再びジグザグ砂利道。
すると今度は…
「うわっ!やっちまった!」って叫んだのよ!
手袋してないから手でも切ったのかと思ったんだけど…
どーやら、足の筋やっちまったらしいのさ。
段差の縁を補強する為の木の部分を跨ぐときに、思ってた以上の段差だったんで、思い切り足伸ばし過ぎて筋やったらしい…。
結構な悶絶顔。
本人的になんとか登れるみたいだが、体力的問題ではないのにそれ以上にペースダウンしてしまったのねー。
普段こういうおっちょこちょい&やらかしキャラって俺の役目なんだけどねーwww
話によると富士山みたいな長い登山には、この手の段差は無理せず小幅の方がいいんだってさー。
ま、なっちまったもんは仕方ないわね。
普段の運動不足の上に正直寝不足が続いてたみたいだからさ。
行けるトコまで行けばいいからね。
でも!ここで思い出してください!
我々のルールを!
そうです!
自分のペースで!なんです!
ワタクシはワタクシのペースで、親友は親友のペースで。行くルールなんです!
とりあえず自分のペースで先に進み、友人が追いついたら少し休んでまた歩いてました。
が…
友人が追いつくまでに俺は休憩とれてるけど、友人にはその休憩時間が短い訳じゃない?
3分で追いついてたのが5分になり10分になりで…
勾配もきついからどんどん離れてく…
先に八合目着いた時に下を見ると…
結構下にいるー!!
こりゃ待つなーと思い、電波が入るので八合目のデッキからLINEで状況を聞くと…
「俺のことは気にするな!あとはお前のペースで登れ!俺は何がなんでも頂上行くから!上で待ってろ!」
ってドラマのセリフみたいな返答がwww
コレには俺も…
素直に受け取りましたーーーwww
友人を見捨てる訳じゃないけど自分のペースで一人登ることにしましたー!
コレぞ旧友ならではの割り切りー。
すると、薄情にもペースが上がるぅ。
コレだったのかー!自分のペースってのはー!って思うくらいスイスイ行けちゃいますw
ガンガン登ります!
そしたら…
俺も膝やっちまいました…
長時間の登山で数年前の古傷の右膝が悲鳴上げ始めました…
てかランナー膝ってやつかな?
にしても、こりゃ親友見捨てた罰だな…。
調子乗った罰だな…。
でも!九合目までは後わずか!
その先は十号目!てかもう頂上!
自分のペースで騙し騙し登ります!
その7に続く!
ライフイズビューリホー!
七合目 = なかなかね
富士登山日記 その5
御来光を背にじっくりゆっくり。
六合目から七合目まではしっかり舗装されたジグザグ砂利道を登ります。
マジジグザグ。
思ってる以上にジグザグ。
それが結構な急勾配。
ひとつジグるとひと休み、ひとつザグるとひと休みなペース。
♪ジグザグ〜♪って水谷豊の歌が出るくらいの余裕あるペース。
にしても、明るくなってからずっと見えてくる七合目の山小屋連。
目で見る感じだと後ちょっと登ればすぐ!って感じるんだけど全然着かないwww
見てる風景もほぼ同じで、狐にばかされてグルグルしてる感あるのよ。
1時間ほどジグザグして山小屋まであと一歩って所で富士山特有の立ち塞がる初めての溶岩の岩肌からなる崖。
鎖の手すりや、登りやすい方向など矢印が出てる。
けど、コレが結構キツい。
この辺から登山客のペースが落ちるんだろーね。
前の人達との距離が少しずつ詰まってくるのね。
他人のペースに巻き込まれてくるのね。
さらにツアーの人達ペースだと行列になってるから変な所で立ち止まるんでモヤモヤしちゃうのよねー。
てか、俺らの前にこんなに人いたんだ!ってなるのね。
コロナ前や週末はもっと人がいるっつーんだから恐るべし富士山だよね。
俺らの前に修験僧のような格好した人達が連なって登ってたんだけどさ。
そしてたまにブゥオォ〜〜ブゥォォ〜とホラ貝を吹いてるの。
なんだ?富士登山する為にわざわざこういう衣装着て登るイベントツアーとかかな?とか思ってたんだけど。
(たまたま昨日知ったんだけど)どーやらこの日(8月26日)は「吉田の火祭り」ってのがあってその為にわざわざ登ってホラ貝を吹いてたみたい。
吉田の火祭りって日本三奇祭らしーよ。
なるほどどーりでこの日だけホテル料金高かった訳だね。
違ってたらゴメンなさいねー。
溶岩の崖を登って七合目の山小屋デッキでひと休み。
ここまでで約2時間。
なかなかの疲労感。
もうひと休みてか、ふた休みだね。
いや、みつ休みしてここでパワー補給に梅おにぎりとカロリーメイト。
気圧の関係で袋パンパンwww
隣で女の子が持ってきたポテチが膨らんでるの見て喜んでました。
結構ポテチ持ってきてる人いたんだけど理由はコレだったのね。
皆いろんな楽しみ持ってきてるんだねー♪
ひとつくらい違う楽しみ持ってくるのも気が紛れていいのかもねー。
長めの休憩ですっかりリフレッシュ。
充電完了!
次なる8合目を目指して出発しまーす!!
が…
その6に続く!
ライフイズビューリホー!





