椚田のブログ  -177ページ目

「優しいおとな」

桐野夏生さんの「優しいおとな」読了。




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読売新聞の連載だったとのこと。


桐野さんは容易に登場人物に感情移入させないけど、本作は違った。

思えば朝日新聞連載の「メタボラ」でも、随分主人公に肩入れさせてもらった。新聞連載の場合は意図的に手法を変えているのだろうか。


甘く流れそうでいて、決してそうはならない。桐野さんの厳しい目が行き届いていて、それが心地よい。


特筆すべきは豊富に用いられたイラストで、これは完全に小説世界との一致を見ている。

連載時もこの絵だったのだろうか。リアルタイムで読んでた人、楽しめただろうな。

究極のロードランナー その③

すなわち、リールをセットした際のハンドル周りの剛性が優位にあるという一点において、私はアウトバックを偏愛しているのである。


ゴールドサーメットのNシステムに対し、sicリングを採用している点もアウトバックの美点だった。現在はVOICE移行によりsic化が成されているが、これは評価できるマイナーチェンジと言える。


アウトバックが廃されて随分と経つ。


何と言っても、ハードベイトスペシャルのアウトバック仕様が無いのがつらいところだ。


6fと6.3fのハードベイトスペシャルは一通り使ったが、2002年に導入した600LBはどうにも手放せない一本で、ナイロンしか使用していないにもかかわらず、トップのゴールドサーメットリングに溝が入るほど使い込んでいる。(sicリングに付け替えて使用中)


投げて巻く釣りにおいて、トレブルフックの付いたルアーは基本的にグラスのバキュームを使用している。しかし、ジャークベイトや、オーバーハングにバズベイトを入れていくのに少し低くて速い弾道が欲しいとき、600LBは、もう絶対! なのである。


この一本だけが、現在私の所有する中で、唯一アウトバック仕様でないロードランナーだ。




アウトバックの思想は素晴らしいと思う。




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私は、今でもアウトバックの再登場を願っている。




次回は、安価なのに、sicにさほど劣らないと言われるアルコナイトガイドリングの搭載などいかがだろう。

かつてニューコンセプトガイドシステムを世界で始めて搭載したように、富士とのコラボでsic一辺倒の現状を打破して見せて欲しい。

TCSシートは無塗装で構わない。




私の目に映るニューアウトバックは、真にワールドスタンダードなバスロッドだ。



究極のロードランナー その②

ヘビーユーザーの皆様から、分かってないな、とお叱りを受けることを覚悟しつつ、愛ゆえの妄言は続く。


TBSシートは、フォアグリップとリールシートの段差をなくすため、リールフット後端の受けがバネ式になっている。これがゴムブッシュのようなものなのか、コイルスプリングなのかは分からない。フォアグリップをいっぱいに締め込んだあとは、このバネがフットをティップ方向に押すことでリールが固定される仕組みだ。


したがって、ラインが魚に引っ張られると、バネが緩む方向に動くのだ。これがファイト中のリールの暴れを誘発する原因である。


長らく、国産メーカーはフォアグリップを締めこんでリールを固定する方式を好んで採用してきた。

デザインの自由度が増し、外観の個性を発揮しやすいためと思われる。


これに対し、アメリカンロッドはその大半がフードナット方式である。見た目や、ねじ山が手に当たる感触などよりも、とにかくリールをしっかり固定できることを優先しているように見える。



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左:TBSシート (600LB)  右:TCSシート (580V) 

アウトバックに採用されるものはねじ山部分が短く、個人的にはパーミングする手に不快感は無い。



近年は、フォアグリップ&フードという形式をよく見かける。

これは、リジッドな固定感となめらかな形状を両立した、優れた固定方式に思える。


この方式であるシマノのパーフェクションシートなどは、うまく使用感と個性を両立している。

店頭でファイナルディメンションを初めて触ったとき、トリガーに指を掛けてグリップを握っただけで瞬間的に伝わってくる、ただならぬ剛性感には驚きを禁じえなかった。


現在、レジャー釣り用としてデポルティーボの2ピースを所有しているが、このシートの出来は大変に素晴らしい。


FDのグリップ内構成がパイプなのかブランクスルーなのかは知らないが、ハンドル周りの剛性は、やはり高い方が安心感があるのではなかろうか。


(続く)