【ワシントン=笹沢教一】訪米中のエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長は7日、ワシントンで開かれた核不拡散関連の国際会合で、兵器用高濃縮ウランを低濃縮の核燃料に変えて国際管理・供給する核燃料バンク構想が「米露の同調で、早ければ来年中にも実現できる見通しになった」と述べた。
エルバラダイ氏は日本が青森県六ヶ所村で計画する再処理事業にも言及し、「国際的枠組みの一部として扱われるべきだ」として、すべての国の施設に例外なく国際核管理の原則を適用していく考えを示した。
日本は当初、複数国が関与する国際管理に抵抗する姿勢を見せていたが、米露の同調で国際的に孤立が避けられないとの判断から、先月、経済産業省がバンク事業に協力するなどの方針転換を明らかにしている。[ 2005年11月8日10時32分 ]