とても楽しそうに走ったり、踊ったりする様子を見ていると、今のところ真っ直ぐに成長していると思う
運動会を通じて、子どもの成長を実感できるのだから、それはとてもありがたい学校行事なのだ

しかし、親としての立場を一旦脇に置くと、運動会に対する一個人としての思いは一転する
運動会 → 楽しい
一般的に運動会は、子どもたちにとっては楽しい学校行事だろうと、大人たちから自動的に解釈されているだろう
しかし何事にも例外がある
オレは、その例外だ
かつての子どもだった時代、オレは
運動会が大嫌いだった
入場行進や団体競技は、みんなと一緒にさせられるし、しかも同じ動きを強制される
そして
オレは足が特に遅かったから、徒競走やリレーでは、いつもドンケツになる
特にクラス対抗リレーに負けると、敗北の責任を押し付けられ、背負わされ、さらに好きだった子からも嫌われる
そうなれば、自分には明日はやってこないのだという、鮮やかなる陰鬱な世界に閉じ込められるのだ
こんな風だから、運動会が楽しいわけがない
そこは、服従と恥辱の場だった
だから、運動会のバックにかかる曲も嫌いだし、聞きたくもない
「ああ星条旗よ永遠なれ」
「天国と地獄」
「トランペット吹きの休日」
他にもまだ沢山あるが、こんな曲がテレビやラジオから聴こえてきたら、直ぐにスイッチを切る
かなり大げさな表現をとったが、運動会に対してこんな感情を抱いて嫌う自分は、一般的ではなく異常なのだろうか
最後まで読んでくださったアナタへ
ところでアナタは、運動会はお好きですか?
好きに越したことはありませんよね?