原鉄道模型博物館 その1 | ちょっとしたこと

今日は、ずっと気になっていた原鉄道模型博物館に行ってきました。

前に行ったのは、開館した年かな。

なので、中の様子はほんのりとしか覚えていなくて、初見のような気持ちで入館。

 

なお、館内で写真を撮ってもよいとのこと。

フラッシュや一脚、三脚は禁止だけれど。

 

まずは、創設者の原信太郎氏からのごあいさつから。

彼は幼少期からずっと鉄道が好きで、好きな鉄道に乗り、写真を撮り、一番切符を集める少年だったことから、どうしても本物の電車が欲しくなり、鉄道模型を自作することになった経緯などが紹介されている。

彼の鉄道人生は、家族の支えがあってのことなので、ご家族、とりわけ奥様に感謝しているとのこと。

この博物館には、そういった永年の想いをできるだけ詰め込んでいるそうです。

 

皆様に私の理想郷「シャングリ・ラ」を楽しんでいただけますことを心から祈っています。

 

 

なお、当館の公式サイトの模型ライブラリーに紹介されているものもあります。

 

 

第一展示室「原模型の真髄」

 

 

箱根登山鉄道 チキ形 チキ1

「天下の険」箱根の山を走った美しい木造の登山電車。

 

 

 

増田屋製ゼンマイ式おもちゃ。

かなり年季が入っている。

 

 

オリエント急行のワゴン・リ No.1650DEP 食堂車。

食堂車とあって、中をよく見るとテーブルがある。

 

 

こちらから見ると奥行きを感じる。

 

 

話題のJR KYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」

原型となった鉄道模型のARU。

 

 

 

白いグランドピアノが見える。

もし、実際に列車にグランドピアノを入れるとなるとどうやって入れるのかな。

ピアノって、揺れる中でも大丈夫なのかな。

 

 

展示プロムナード「原信太郎と鉄道史」

 

 

第二展示室 「語る模型」「模型作りライブラリー」

 

 

列車の中のようになっている。

 

 

シャンデリアが豪華。

 

 

イスも列車の中のような質感。

 

 

下段のケースは、原信太郎が12歳から20歳くらいまで描きためた、約180車両図面です。

上段の書棚は、原信太郎が収集した各国の鉄道資料書籍です。

 

 

いろんなものが大量にある。

そのひとつひとつが貴重に見える。

しかし、これだけのものを原氏はどこに収納していたのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

ここまでくるとオタクといっては失礼なくらいの行動力。

 

 

ハノーファーからハンブルグまで、特別列車を運転

1982年6月、ドイツの会社との取り引きが縁で、ドイツ国鉄の当時最新の電気機関車103形を、特別の許可を得て運転させてもらいました。しかも、乗客を乗せた17輌編成の特急列車です。ハノーファーからハンブルグまでの距離およそ180km、運転時間1時間14分、最高時速200km/h。

緊張の連続でしたが、素晴らしい思い出です。

 

いや、いろいろとすごすぎるでしょう。

乗客がそのことを知ったら、動揺したかもね。

 

 

 

この辺は原氏の鉄道に対する歴史を紹介している。

 

 

原氏は、ライカのカメラを愛用していたそう。

その理由は「丈夫だから」とのこと。

 

 

 

 

ヴッパータールの懸垂電車模型

80年代、原氏はこの模型を国際電話をかけっぱなしにしてオークションで競り落としたそう。

当時の国際電話料金って、高かったよね。

ほんっといろいろとすごいわ。

 

 

ヴッパータールの博物館がほしがったとか。

 

 

祖母に買ってもらったライオネル社の模型

子ども時代、祖母より、おもちゃ屋で好きなおもちゃを「つけ」で買うことを許されていた信太郎は、放課後のおもちゃ屋めぐりで、ある模型に釘付けになります。

ライオネル社製のゼンマイではない、当時、出始めた電気で動く模型です。価格は495円。

当時の首相の月給450円の時代です。

祖母に交渉したところ、どうにかお金を工面してくれて、模型は信太郎のものになりました。「買うのだったらいいものを」信太郎の思想をはぐくんだ祖母とのエピソードです。

 

個人的には、模型よりも原氏のエピソードの方が気になる。

その祖母のおかげで、こういった博物館ができたと思うと、巡り巡って人のためになっているという。

 

 

展示物もさることながら、館内の造りも気になる。

 

 

たくさんのコレクションがあるので、撮ったのは一部。

 

 

東海道新幹線の一番切符についてと、原氏が一番切符を手にすることについて、それらの切符とともに紹介されている。

 

 

 

 

 

 

 

工房のようで。

作業している方がいる。

 

 

中の様子がチラ見え。

 

 

 

原模型の秘密、模型工房。

こちらはオリエント急行の車輌をイメージしているそう。

原氏の自宅にある模型工房も再現しているとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

長くなったので、続きがあります。

続きは2つのジオラマのところ。

 

 

ではでは、こちらはこの辺でクローバー