葛原岡神社の周辺であじさいが咲いているとのことで、北鎌倉駅から源氏山公園に向かう葛原岡ハイキングコースに挑戦してみました。
そう、挑戦。
意外にハードなコースだった。
あるサイトによると「初級コース」と紹介されていたけれどね。
確かに距離的には長くないけれど「ここを歩くの?」と驚くくらいの場所がいくつもあって。
今日は雨上がりのぬかるみもあって、かなり足場が悪く。
それでも挑戦してよかったと思った。
よい経験になったので。
まずは浄智寺の横の道を通る。
北鎌倉駅から浄智寺までは、徒歩8分ほど。
今日は土曜日で晴天なので、観光客も多く。
それでも、葛原岡ハイキングコースに向かう人はまばら。
浄智寺の山門前には人がいるのにね。
浄智寺のあじさいもいいね。
甘露の井に水が流れて、前に来たときよりもキレイになっていた。
山門より手前にはキッチンカーが。
有機コーヒーを扱っているようで、ちょっと気になったりも。
浄智寺の境内を横目にしながら、コースを歩く。
コースの右側が境内。
あじさいを楽しみながら。
この辺はまだ舗装されているので、歩きやすい。
浄智寺方面をチラ見しつつ。
境内のあじさいが見られてラッキー、なんて思いつつ。
苔、いいよね。
最近は何気に苔が気になる。
浄智寺を後にしても、左側にあじさいが。
青空と竹林が清々しい。
ちょっと暑かったけれど。
右側にはたからの庭。
多少の傾斜はあるけれど、確かにこれは初級者向けのコースとこの頃は思っていた。
草花を楽しみつつ散策。
森林浴気分。
ここからがリアル山道。
でも、階段が見えたので、整備された遊歩道だと思った。
神奈川あるあるの坂道。
「源氏山」というくらいだから、そこは想定内。
草木から潤いを感じる。
昨日の雨もあって、草花が水々しい。
野鳥の美しい声に癒されつつ。
ひたすら登る。
先の見えない階段が登場。
その階段もうっかりすると滑るというぬかるみの階段。
ちょっと不安に。
とはいえ、柵があるし、柵の向こう側から人の話し声が聞こえたので、人の気配を感じられて安心。
見事な苔を見て、喜んだりして。
ここからなんだか不穏な雰囲気が。
右の矢印は、葛原岡大仏ハイキングコース。
その右上の石には赤字で「大仏」と書かれている。
赤字で、しかも少し塗料が垂れているので、ちょっと不気味。
左の矢印にはこう書かれている。
この先は葛原岡大仏ハイキングコースではありません。
また、急な斜面など危険な場所があるため、通行には十分ご注意ください。
いや、パッと見でも左側を通行するのは難しいかと。
速攻で転げ落ちる感じ。
コースの正規ルートでもこんな傾斜だもん。
この辺から、木の根っこが安全装置になっている所がいくつも。
根っこが自然の階段になっていたりと。
大きな切り株。
よく見たら、きのこが生えていた。
ここが正規コースなのか、段々と不安になってくる。
滑ったら怪我をしそう。
はあはあ。
…と声が出そうになる。
自然の滑り止めになっている木の根っこが、本当にありがたい。
おとぎ話のちょっと怖めな森みたい。
せっかく登ったのに降りたりする。
この標識に救われた。
ちゃんと正規コースを歩いていたとわかって。
葛原岡神社まで300mだって。
ただ、浄智寺まで450mとも書いてある。
えーっ…かなり苦労してここまで山道を登ってきたと思っていたけれど、450mしか歩いていないんだ。
ということは、残りの300mもきつく感じるかも。
ぬるぬるのぬかるみ道が続くし。
帰りにパンプスで来ていた女性とすれ違ったけれど、あの人は大丈夫だったのかな。
この根っこ。
もう、根っこに見とれる。
その間を階段のように歩く。
見た目以上にけわしいのよ。
まあでも、木漏れ日がキレイね…なんてちょっぴり余裕もあったりして。
少しだけ舗装されていたり。
余程危険な所だったのかな。
まだ、不安。
ちゃんと神社に辿り着けるかしら。
心細くなってきた。
ていうか、この舗装はなに?
くぼみになっている所を狙って踏んで、下って行けと?
こういう人工的な階段があると安心する。
また根っこの階段。
たまに道が二股に分かれていたりするので、どっちに進むのよと思うけれど、結果的に同じ所に行くという。
手すりがある。
嬉しい。
ただし、ここめっちゃ狭い。
緑に囲まれすぎ。
ダイナミックに木が横になっている。
なんとなくラストを感じる。
このあじさいにどれだけ救われたか。
あじさいが植えられているということは、目的地に近いよねと。
ちょっと小ぶりで野生っぽいけれど。
その小ぶりも愛おしく見える。
これは完全に目的地が近いでしょう。
わーい!
看板見っけ!
葛原岡神社って書いてあるし!
なんという達成感。
感動するくらい。
いやぁ、帰りには全く感じなかったけれど、ここに行くのにどれだけ不安になったか。
「初級」とサイトに紹介した人は、一回登ったから慣れたのでは。
時間にするとそんなに長いハイキングではないし。
ということで、本当によい経験になりました。
この後、ご褒美のあじさいも見られたし。
ではでは、こちらはこの辺で