「茉莉ちゃん、おはよぅ。朝飯、食べたいねんけど…すまんなぁ」早朝、申し訳なさそうな老父の声に
起こされて始まった今日は、自身の検査+化学療法+診察日。
朝粥をつくり、ひと寝入りして昼前に起きて昼飯を作り置いて病院へ
採尿・採血を済ませ、銀行へ。戻り、化学療法室でゾラデックスの22回目投与。
超音波の検査を済ませ、外科待合へ。予約時間より90分ほどズレ込んでのお呼び出し。
「今日の検査も、特に問題ありません」で診察台触診。
軽くバンザイ姿勢を、の、リクエストに、アイタタ…状態で診てもらう。
「はい、いいですよ。」の後、服を着ていると「左肩が痛い…」とつぶやきながら先生がカルテ記入。
「左も右も痛いですぅ」と答えつつ椅子へ戻り「去年より今年のほうがシンドさがキツイです…
冷えにホトフラ、関節痛…朝は両手がパンパンに張って目が覚めます。
薬が蓄積してきての副作用ですか」と尋ねると
「副作用、というか、まぁ、ホルモンの関係でそういう症状が出てきているんでしょうけど。」
「…それと、先生、父にもがんがみつかりまして」老父入院ちうに病棟で先生に遭遇したんで
手術予定があることは伝えてあったし、報告はしておこう、と。
「う~む、そうですか…あの、お母さんは」
「母はALS(筋委縮性側索硬化症)でずいぶん前に亡くなりましたが、がんのほうは特に…」
「…そうだったんですか…」そう、難病だったのだ。
診察を終え、帰りに院外処方箋薬局で84日分のノルバデックスを受け取るつもりが、
ここんとこのバタバタで思考回路が機能しておらず(スッコーンと忘れて帰宅
慌ててでかけ営業時間ギリギリになんとか間に合った始末…ふぅ。
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