潜水艦発射弾道ミサイル(SLBMJL-1/A&JL-2


上記は、予想図です

JL-1(巨浪1は中国第1世代の潜水艦発射弾道ミサイル(submarine launched ballistic missileSLBM[1]092型弾道ミサイル原子力潜水艦(シア型/夏型)に搭載されるSLBMとして1960年代中頃に開発が開始された。
NATOコードはCSS-N-3

 

JL-1の開発は1960年代中頃に始まるが固体燃料のロケット開発が初めての為中々成功せず、潜水艦(031型)からの水中発射は1932年に初めて成功した。092型からの発射は19889月に成功し開発が完了した。

このタイプは米国のポラリスとほぼ同じで噴射ノズルも4個でポラリスA2によく似ています。固体燃料は米国を参考に開発を進めたと思われます。

 

 

 

JL-1はミサイルランチャ-に収納され潜水艦に搭載される。打ち上げはガス圧を利用したコ-ルド・ローンチ方式を採用している。

Jl-1のサイズは全長10.7m、直径1.34m、重量147,00kg2段式固体燃料ロケットエンジンで射程は1,700km、当初ソ連を仮想敵として、内海である渤海湾で運用することが想定されていたようです。また日本に駐留する米軍基地への攻撃も考えられていたものと推測される。誘導システムは慣性航法装置と恒星更新システムの併用で、半数必中半径(Circular Error ProbabilityCEP)は600mと言われている。弾頭重量は600kgで、2001,000KTの核弾頭1発を搭載する。

 

 

 

その後射程を2,500kmに延長したJL-1A1990年代開発された。

JL-1Aは、外径も1.34m→1.4mに、全長も10.7m→12.3mに、噴射ノズルが4本→1本タイプに変更されている。

DF-21CDタイプと同時に開発したと思われる。

 

 

 

JL-2は第二世代の潜水艦発射弾道ミサイルとして1970年代中頃に開始された。JL-2DF-31と技術的共通性を持つ3段式固体燃料弾道ミサイルで射程は7,2008,000kmで、38個の多弾頭(各90~150kT)または1,0002,800kTの単弾頭が装着可能。誘導方式は慣性誘導と恒星更新及び「北斗」衛星航法システムの併用で、半数命中半径(CEPCircular Error Probability)は300mとされる。

 

尚、詳細はDF-21及びDF-31を見てください。

 

仕様

 

以上です。

 

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