二上山の麓で書くものぐさ日記 -43ページ目

二選

  嘘をついて

  そのつじつまを合わせるために

  さらに嘘をつく


  そんな事をするぐらいなら

  最初から最後まで

  何も言わない方を選ぼう


  最初から何も知らなかったように

  何も言わない

  自分の中だけで終わらせる


  自分ならそう選ぶ

  大切な人に対して

一人


  あなたにとっては沢山の中の一人

    私にとっては大切なたった一人


  あなたにとってはほんの些細な一瞬

    私にとってはかけがえのない一瞬


  あなたには何気ない事も

    私には大切な事

      思い出に残る事


  そんなふうに思ってしまう

    そうじゃないって思いたいのに

泣き声


  大きな声で泣いていると

    自分の声しか聞こえない


  自分だけが声を上げている訳じゃない

    他にも泣いてる声があるかも知れない


  でも泣いている声で自分の声で聞こえない

    周りの声を聞こうとしない
 

  自分だけじゃない

    辛い思いをしているのは


怖がり


  狭い狭い 自分だけの世界で生きている

  自分の周りには 使いやすいように並べた道具類

  たとえ見なくても どこに何があるか分かる

  それだけ 過ごしやすい空間


  逆に言うと

  その狭い空間でしか 生きていけない

  自分の世界を広げようとしない

  外に出るのが怖いんだ


渇き


  カラカラに乾いた喉

    その渇きを癒やす水


  同じ様に心が本当に

    欲しがっているものは

  心も体も癒していく

   身体中に染み込んでいく


  大好きなものが

   細胞一つひとつに

    染み渡っていく