「吉牛」と「なだ万」。どこが違うんだろう。
きっと味よりも、雰囲気が1番の違いだと思う。
日本じゃ、なんだって美味いんやから。
雰囲気にお金は払いたい派である。
食べ物なんてさっさと食べ終わっちゃうんやから
その場所に水一杯だけでも長く居たいって思える場所が”美味しい”と思う。
場が会話を立てると言うか、
イイ場で動かされる言動がある。
視覚の心地よさは、味覚の美味しさと共通してるんやと思う。
美味い。ってのは「上手い」「巧い」でもあって。
Hって、僕にとっては直接やるよりも、抱き合ってるほうが気持ちがいい。
Hは終わりに向うけど、抱き合ってれば平行に時間が移動してる気がして安心する。
そこの価値観も人それぞれで、やる行為そのものが気持いいわけじゃない。
そこに辿りつくまでの過程だったり、付き合えた瞬間だったり、
恋人に首を締め付けられて死にそうになって朦朧とした時だったり。
食事がおいしいのと、場の雰囲気が好きなのと、
Hが好きなのと、相手といる時間が好きなのって、似てる。