Day 78 Hungry Ghost Festival | 突然の長期海外出張!! ~シンガポール滞在日記~

突然の長期海外出張!! ~シンガポール滞在日記~

渡航準備・生活・コスト・グルメ・英語

最近街を歩くと良く見かけるフルーツなどの謎のお供え。うっかり踏んでしまわないように注意が必要です。同僚に下の写真を見せると、これは華人のHungry Ghost Festivalのお供え物だとの説明でした。祖先の魂や縁者のいない霊が街中を彷徨うので、この時期は街中の祭壇や道端に食べ物や線香などのお供え物をし魂を供養するのだそうです。

 

説明を聞いてとても日本のお盆と似ていると思っていたら、もう一人の日本に詳しい同僚から「日本にも似た行事なかったっけ?何をお供えするの?」と質問。

彼らにすれば、身近にたった一人だけ外国人が職場にいるので、会話の中で「日本ってどうなの?」という質問をするのは自然な流れ。仕事でもこういった年中行事でもそうで、話をふってくれるのは非常にありがたいのですが、結構困ることも多いです。

良くあるのが、日本語だと説明できるけど、英語で説明するのが難しい場合と、そもそも自分が日本人なのに不勉強で日本語でも説明が難しい場合です。

 

「8月中旬に祖先の霊が子孫に会いに来るので、ナスとキュウリをお供えするんだよ(In mid-August, our ancesters come to see us, so we make food offering such as eggplants, and cucumbers.)」みたいな説明をすると「なんでナスとキュウリなの?フルーツは嫌いなの?」と更に質問が飛んできて回答に窮しました。こういうとき、英語ができない以上に恥ずかしいんですよね...。確かに食べることに主眼を置くと、彼らのような疑問は当然ですよね。以下のようにスラスラ説明できれば良かったのですが...。自己紹介だけでなく日本の年中行事・文化の説明は、日本にいるときからもっと練習しておくべきでした。

 

 

「精霊馬」は、馬や牛の精霊としてきゅうりやナスにとお箸で作られます。大抵は使い捨てのお箸が4つの小さい部分に切られ、この部分をきゅうりやナスに刺すことで馬や牛の脚を表します。

きゅうりは先祖を早く「この世」の家まで届ける様、一方ナスは牛のようにゆっくりと「あの世」に返す様を表しています。