不動産業者の担当者にブチ切れる! シンガポールの賃貸借契約 | 突然の長期海外出張!! ~シンガポール滞在日記~

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不動産探しにあたり、前任者と同じ日系の不動産会社にお願いしていました。ところが、急に支払いを要求され、詳細な支払手続きについて質問しても、支払金額の概算と支払先口座の情報しか提供してくれない。もう一度、同じ質問しても同じ回答。まだ物件も見ていないし、契約書とか何にもない状態で払えるはずないでしょうが。日系の会社で日本人の名前なのに、この担当者はどうにも話が通じない。そんなときに

お支払い手続きの準備は出来ていますでしょうか?

というメールが来て、完全にブチ切れました。

 

それで

お支払い手続きの準備は出来ていますでしょうか?」とは、どういう意味ですか。私は何回もあなたに支払方法についてメールで質問していますが、具体的に一度も回答して頂いていません。素人にわかりやすく教えてください。ちゃんと一からメールを読み返してください。

と返信するも、またもこちらの質問は無視して同じ回答。

 

流石にあきれて担当者か業者を変えることにしました。完全に頭に来ていたので国際電話で直接クレームを入れて、今日中に日本人の別の担当者に変えて、質問に回答しないと業者を変えると伝えました。翌日にオンライン内覧が控えていましたが、担当者を外すとなると内覧には日本人はあてがえずローカルスタッフしかいないと言われました。時間もないですし、もはやこの担当者に対する信頼はゼロなのでローカルスタッフにお願いすることにしました。

 

夜、優秀な人間をつけるようにお願いしたので、ついにまともな回答を得ることが出来ました。全然支払うタイミングじゃなかった...。あの担当者は一体何者だったんだ...。海外では遠慮は無用、どんどん主張しないとサバイブできない、と強く感じました。

 

契約の流れ
①内覧後に口頭で大家側と交渉(IPA*とパスポートの写しを業者へ)
②双方合意の契約条件にて賃貸借契約書(Letter Of Intent およびTenancy Agreement)を作成
③借主がLOIに署名をして(PDFに電子署名可なので日本にいても契約できる)、1か月分の賃料(前家賃)を大家へ振り込む
④大家がLOIに署名をして、物件の仮押さえ
⑤借主がTAに署名をして、1か月分の賃料(敷金)を大家へ振り込む
⑥大家がTAに署名をして、賃貸借契約の締結

⑦不動産業者へ印紙税と仲介手数料を支払い
⑧契約終了後に、電気ガス水道とWifiなどのインターネットの契約

 

*EP(Employee Pass)の承認が下りると、IPA(In-Principle Approval)と呼ばれるレターがMOM(Ministry of Manpower)から発行されます。申請者はIPAを持ってシンガポールに入国し、IPAをEPと交換することができるようです。