たかっちゃんの荻窪ルースターノースサイド
のブルースセッションがなぜ、永年人々に愛され
かなりの動員をキープし続けているか?
ノースのセッションは、毎週月曜日に開催されています。
参加者リストを見ても、おそらく毎回見学合わせて、
最低20名以上の動員を残しているはず。
月に換算すると100名前後、年換算で1200名であります。
たいしたもんですよねえ。(ほかにも、知っている範囲で、
中野ブライトブラウン、新小岩パピーズ
大阪は塚本ハウリンバー、名古屋スローブルースなんかも
毎週定期開催して、多くの参加者を取り込んでいます)
話を、ノースに戻します。
たかっちゃんノースセッションの特徴を列挙します。
♪本人がブルースに特化した優秀なプレイヤー。
⇨これは大事で、BLOGやFBで理屈だけ書いてる訳じゃなくて、
本人がブルース音楽を身体でOUTPUTできる人。
♪本人がマルチプレーヤー。
⇨本業のアルトサックスに加えて、ベース、ドラムを担当します。
必要にかられてのスキル習得なんですが、最初からリズム隊を
抱えない形式をとるノースセッションでは、とりあえず
ドラムがベースの人が来れば、リズム隊は成立しますし、
最初から参加する常連の方は、自然に自分の楽器以外を
やりたくなって、結果複数の楽器プレイヤーが最初から居る状態で
スタートできます。
♪本人が、自分の参加しどころをわかっている。
⇨仕切り、進行の人が多くステージに上がると
クオリティと引き換えに、
必然的にお客さんの出番は減ります。
しかし、未知数のお客さんが多い場合、
アンサンブルがグダグダにならない保険として、
軸となる人をセットに組み込むわけですが、
そういう人が見当たらない場合、仕切りの人が
入らざるを得ません。そのさじ加減が
結構難しかったりします。
そのイベントが、仕切りやホストの為のセッションとなっては
決して、いい展開を産むことはできません。
ノースのセッションは、そこのツボを本能的に察知して
ピタっと「パッチ」を当ててくれるのです。
♪演奏終了後、参加者にフィードバックを与えることが多い。
良いコメント、アドバイス、指導含めて、
当日、本人に直接行ってくれることがありがたいわけで。
これが、成長につながることが多いと思います。
「音量バランスに気を付けよう」
「ちゃんと、事前にチューニングしておこう」
「演奏中に、歌をよく聴こう」
「ソロはフロントがアイコンタクトで必ず指示しよう」
「曲始まり前に、リズム、キーはきちんと伝える」
などなど、セッション終了後に座談会みたくなって
アドバイスが始まることもあります。
ほかにも、いろいろありますが
この中から、「リピーターを産むセッション」の
秘密が見えてくるかもしれません。
次回は、そこらへんを。