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2017-06-30

Lの時代へ(その3)

テーマ:コラム春翔

 第1部 膨張都市

 

 「膨張都市」では、一極集中の光と影を取り上げています。

 

 「大相続時代」を迎え、今後20~25年間に相続される金融資産の推計は約650兆円。うち120兆円が地域を超え移転し、東京圏へは51兆円もの資産が流れ込む。

 岡山から首都圏に吸収されるのは1兆円。

 

 国内総生産(GDP)で東京の総生産は、93.1兆円で、GDPの国別ランキングでも16位に相当する。

 

 「ベンチャー白書2016」によると、15年度の国内投資額874億円のうち東京だけで62%、関東地方で80%、中四国地方への投資割合はわずか2%。

 

 都内の75歳以上の高齢者は、2015年から10年間で50万人増の197万人となる。都内の特養待機者は、4万3千人(13年11月時点)。介護サービス職種の有効求人倍率は7.27。25年度には介護職が3万6千人不足する。

 

 全国で最多の8466人(昨年4月現在)もの待機児童を抱える都内では、各区が保育士不足を補うため厚遇を競っている。

 

 様々な分野で一極集中が続く膨張都市になっていることをレポートしています。

 

「取材を終えて」で岡山一郎記者はこう結んでいます。

 「危機感をあらためて共有し、一極集中という歪みを生んできた国の在り方を変え、新たな社会を紡いでいく必要がある。それは東京を軸としたグローバル経済に流されず、風土に根ざしたローカル経済の循環も確保し、地方居住を基にした多極分散型で持続可能な社会だ」。

 

 

 

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2017-06-29

Lの時代へ(その2)

テーマ:コラム春翔

 プロローグ 遠く離れて

 

 プロローグでは、高度成長期に故郷を離れて都会へ出た人達の過去と現在にスポットを当てています。

 世代が交代するにつれて、様々な課題が浮かび上がってきます。

 島根県隠岐島の海士(あま)町は、2千人余りの小さな町です。全国からの高校生留学やユニークなまちづくりで有名です。

 3年前、私が主宰する中山間地域振興政策研究会でも超党派で視察に行きました。

 「ないものはない」 ないものはないの断定と、ないものはないーつまり必要なものは揃っているとの2つの意味を含めたキャッチフレーズにまちづくりの強い意気込みがうかがえます。

 その海士町で、若者たちにUターンを促すため「故郷」の替え歌を作っています。

 〈志を果たしに、いつの日にか帰らん〉と。

 

 阿部光希記者は書いています。

 「『果たして』と『果たしに』。助詞一つの違いに、経済成長というものさしだけでは測れない地域社会の多様性と誇りを取り戻そうとする人々の思いが詰まっている」。

 

 進学や就職で一旦、都会へ出ても〈志を果たしに帰る〉若者が、そして、都会に育っても地方へ移住する若者がどれだけ増えるか?

 

 プロローグは投げかけています。

 

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2017-06-28

L(ローカル)の時代へー歪(ひず)みを超えてー(その1)

テーマ:コラム春翔

 今年の元旦、山陽新聞にこんな記事が掲載されました。

 

 「東京都の人口は1351万人、神奈川、埼玉、千葉を加えた東京圏は3613万人と、全国の3割に近い。

 危機感を強めた政府は地域活性化や一極集中是正の『地方創生』の看板政策を掲げたが、成果は見えてこない。

 東京に偏りすぎた国土の歪みをたださねばならない。行き詰まった現状を見直し、持続可能な新たな発展モデルを構築することが求められる。

 見直されてきた地方の暮らしから、国の在り方を変えていく。

 東京を軸としたグローバル経済に流されず風土に根ざしたローカル経済の循環を確保することも必要だ。一極集中を超えて、新たな社会を紡ぐ時が来た。その未来をローカルのアルファベットの頭文字を象徴に『Lの時代』と呼びたい」。

 

 こんな問題意識をもとに、「L(ローカル)の時代へー歪(ひず)みを超えてー」の連載が始まりました。

 

 プロローグ 遠く離れて (5回連載)

 第1部 膨張都市 (10回)

 第2部 一極集中の理由 (12回)

 第3部 田園回帰 (13回)

 第4部 地域学のススメ (13回)

 第5部 回る経済 (11回)

 インタビュー編「自立に向けて」 (5回)

 エピローグ 岡山の地から (2回)

 

 ルポルタージュ、ノンフィクション、ドキュメンタリー‥どう呼べばよいのでしょうか。

半年間71回の連載記事は6月24日、完了しました。

 岡山一郎さんはじめ、6名の「Lの時代」取材班記者の名前が載っています。

 当初から注目して読んでいました。

 渾身の力作ともいえる多角的な記事を高く評価しています。

 その足跡を振り返りながら、「Lの時代」の現状と課題、そして改善、改革の方向性について考えてみたいと思います。

 

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2017-06-27

藤井聡太四段29連勝!!

テーマ:コラム春翔

 新聞各紙が一面トップ記事で報じています。

例えば山陽新聞は、1面だけでなく3面、5面、32面、33面と大変な扱いです。

 

 「藤井四段29連勝 将棋30年ぶり新記録 最年少14歳デビュー半年、将棋界に“救世主” ソフト不正疑惑イメージ回復 藤井四段の資質、谷川、羽生に匹敵 謙虚おごらぬ天才 『礼』の心、幼少期から 歴史的快挙も淡々」等々と見出しを見るだけでもその偉業とニュースバリューの大きさが分かります。

 

 東京の日本将棋会館には40社、100人を超える報道陣が集ったといいます。

 1人のスーパーヒーローが、将棋界のみならず国民的ブームを呼び起こすとは、本当にすごいことです。

 

 映画にまでなった「聖の青春」を書いた、作家の大崎善生さん(元「将棋世界」編集長)は、産経新聞にこう寄稿されています。

 「羽生七冠誕生のときも社会現象化するようなすさまじいフィーバーになったが、今回はそれを超えているのではなかろうか。デビューしたばかりの新四段が、そんなブームを巻き起こしたことに驚くしかない。

 ブームの最大の要因。それは藤井聡太のかわいらしさにあるのではなかろうか。藤井はいつ見ても飾らず、ごく自然体でニコニコしている」。

 

 かって、7度目の挑戦、しかも50歳で初めて名人位を獲得した故米長邦雄元名人がこんなことを書いていたのを思い出します。

 「谷川名人、羽生名人、この2人の天才の誕生には家庭環境が大きな影響を与えているとにらんだ。

2人の家庭を探ねて、その通りだと確信した。共通していたのは、温かくおだやかな雰囲気が漂っていたことだ」。

 

 プロ棋士は天才集団と呼ばれています。

 天才中の天才少年は、今後どこまで歴史を塗り替えていくのでしょうか‥‥。

 

 

 

 

 

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2017-06-26

「運命をひらく山田方谷の言葉50」

テーマ:コラム春翔

 「この度、『運命をひらく山田方谷の言葉50』を致知出版社から上梓させていただきました。

 本書は、方谷翁の言葉を紹介し、如何に現代に活かしていけるのかを、他の執筆者の方と共に分かり易く解説したものです。

 つきましては、本書を謹呈させていただきますので、お時間のある時にでもご一読いただければ幸甚に存じます」

 この活字文に、「何かの機会に紹介していただければありがたいです」と添え書きし、野島透さんが署名された手紙と共に、この本が贈られてきました。

 ありがたいことです。さっそく目を通してみました。

 2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞され、その功績と人柄で大変な反響を呼び起こした大村智先生が推薦序文を寄せられています。

 「2015年には『至誠 惻怛』(しせいそくだつ)を色紙に墨書した。誠を尽くして相手をいたわり思いやることを意味し、私も五十年にわたる研究生活で北里柴三郎の『実学の精神』と共に心に刻み信条としてきた」。

 

 山田方谷を私淑する者として嬉しい限りの推薦文です。

 

 「本書は、その『至誠 惻怛』をはじめ、心に響く山田方谷の言葉や詩が解説を添えて分かり易く紹介されており、時々の心の持ち方、身の処し方に多大にヒントを与えてくれる。いわば言葉の宝箱といえよう。多くの方に一読をお勧めする所以である」。

 

 全くその通りです。

 一読ならず熟読に値いする本です。

 

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2017-06-25

感動と勇気と涙を与えてくれた闘病ブログ

テーマ:コラム春翔

 2016年9月1日「なりたい自分になる」

 「力強く人生を歩んだ女性でありたいから、子供たちにとって強い母でありたいから、陰に隠れている自分とお別れしようと決めました」

 

 ブログ「KOKORO」を開設しました。

 ブログでの前向きに生きる姿が、がんと闘う人々に勇気を与えたとして、英BBC放送から、世界の人々に感動や影響を与えた「今年の100人の女性」の1人に選ばれました。

 

 その小林麻央さんが、22日夜、34歳の若さで亡くなられました。

 

 6月20日 「オレンジジュース」

 「オレンジジュースを毎朝飲んでいます。朝から笑顔になれます。皆さまにも、今日、笑顔になれることがありますように」。

 

 余命いくばくもないのを知りながら、こんな最期のブログを書き残しています。

 我が身におきかえれば、とても書けません。

 書いていても涙が出てきます。

 小林麻央さんにとって、ブログを書くことは、“生きていることの証であり決意”であったのかなと思います。

 

 生きる感動と勇気と涙を与えてくれた小林麻央さん、ありがとうございます‥‥‥。

 

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2017-06-18

「WAY TO GO!」

テーマ:コラム春翔

 山陽新聞に「WAY TO GO」という冊子の紹介記事が載っていました。

 さっそく取り寄せて目を通してみました。

 地方創生に向けた岡山県内外の取り組みを紹介する本で、発行は岡山研究所です。

 岡山研究所は、出版社に勤めた経験のある高橋照一さんが昨年9月に創業したものです。

 「せとうちDMO」、地域おこし協力隊メンバーの活動、「全米一住みたい街」として注目されているポートランド市の都市開発手法など、掘り下げた記事を掲載していて、参考になりました。

 世は地方創生の大合唱です。

 しかしながら、本当の意味での「よいまちづくり」は、最も困難な政策課題だと私は考えています。

 世間一般だけでなく、政治行政など直接的に「まちづくり」にかかわる人達にも、必ずしもそうした認識が浸透していないように思えます。

 「困難だけどどうしてもやる」

 こうした認識や理解が深まってこそ「よいまちづくり」が可能となります。

 「まちづくり」のお手伝いをして、痛切にそのことを感じます。

 その意味で、理解を深める手だてとなるこうした冊子の役割は十分にあります。

 

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2017-06-17

中高生スマホサミット

テーマ:コラム春翔

 岡山県の中高生有志がスマートフォンやインターネットの適切な利用を考える「OKAYAMAスマホサミット2017」(岡山県教委、岡山市教育、山陽新聞社主催)の第3回会合が、山陽新聞社で5月28日開催されたことが報じられていました。

 12市町から20中学校40人、11高校の22人が参加したとのことです。

 岡山県教育委員会は、全国の都道府県では最初にスマホの使用についてガイドラインを設け指導に乗り出しました。

 そうした動きの中で、生徒自身が自主的に使用方法やネットトラブルの解決策をディスカッションすることは大変意義あることです。

 中学生部会では、「おかやま中学生スマホ宣言2017」を採決しています。

 「スマホには明るい画面と暗い闇」

 「触りたいその衝動は赤信号」

 「伝えようスマホじゃのうて心から」

 

 内閣府の調査によると10歳未満の子どもの39%がインターネットを利用しているそうです。

 1歳は9.1%、2歳で28.2%、3歳で35.8%、9歳では65.8%となっています。

 利用する内容は動画視聴が85.4%と最多で、2位のゲームは65.8パーセントです。

 

 ここまでくると、光の反面、いくら闇があるといっても強制的な利用規制はもはや不可能です。

 外からの指導と規制と本人の自主規制をどう組み合わせて対策を立てて行くか。

 そうした先進的な取り組みをしている例をどう広めていくか。

 そこが最大の課題です。

 

 

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2017-06-16

スマートフォンに換えた!

テーマ:コラム春翔

 私が「らくらくホン」を愛用(執着?)しているのを知っている、親しい社長からこんなアドバイスを貰いました。

 「スマートフォンは小型のパソコンではなく、百科辞典だと思えばいいんです。こんな便利なものはありません。是非換えてみたらどうですか」

 強く勧められ、ぼつぼつ“潮時”かなと考えていた矢先に、5年間使っていた「らくらくホン」の調子が悪くなったのです。

 絶妙のタイミングで、これ幸いとばかりに換えることにしました。

 ドコモショツプで説明を聞き、決めたのが、「らくらくスマートフォン4」です。

 「これまでと変わらないらくらくホンの使いやすさで、スマートフォンで体験できる新しい世界を」

 使い出して1週間余り。

 いやはや、全くこのキャッチコピーの通りです。

 まだわずかの機能しか使っていませんが、恐るべき“文明の利器”です。

 ここまで進化しているとは驚きです。

 決めた時が吉日と思えばいいのですが、世の中の変化にもっと柔軟に対応しなくてはと思うことしきりではあります‥‥‥。

 

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2017-06-15

「あせらず おこらず あきらめず」

テーマ:コラム春翔

 表題は、“元祖テレビドラマプロデューサー”といってもよい、石井ふく子さんの著書名です。

石井ふく子さんは現在90歳ながらバリバリの現役。

 1961年、TBSにプロデューサーとして入社。

「東芝日曜劇場」を手がけ、58年にわたって、実に3400本以上のドラマを制作してきました。

 「女と味噌汁」「肝っ玉かあさん」「女たちの忠臣蔵」「ありがとう」「渡る世間は鬼ばかり」等々。大ヒット作品は枚挙にいとまがありません。

 

 石井ふく子流キーワード。

 ◎よりよい人間関係のためには

 

 「頼まれたことはすぐやる」

 「断る時こそ、丁寧に」

 「出会いを大切に」

 「いつも心に『ありがとう』を」

 そして、

 「あせらず、おこらず、あきらめず」

 「何かをしようと思い立ち実現に向けて努力していく過程で困難な状況に陥った時、焦ったり怒ったりして平常心を失うと、いい結果を得られません。

絶望的と思われるような状況に追い込まれたとしても、あきらめず大きな心で対処し、とにかく粘る。

 『あせらず、おこらず、あきらめず』。

いつしかこの言葉は私の口癖となっていました」。

 

 ドラマづくりの達人、人生の達人の石井ふく子さんの、仕事の流儀、人生の生き方のエッセンスがつまった本です。

 

 「あせらず おこらず あきらめず」

 実に含蓄のあるすばらしい言葉です。

 

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