防衛議員連盟江田島視察研修
自民党県議団で構成する防衛議員連盟の視察研修で江田島を訪れました。
蓮岡靖之会長初め14名のメンバーが参加しました。特別な差しつかえのない限り毎回参加しています。
「百聞は一見に如かず」の原則に加え、日頃なじみの比較的薄い防衛問題は、現地を視察しながら現実的に考えることがより重要だと考えているからです。
「日本人は平和の間に戦争があると思っているが、世界の常識は戦争の間に平和がある」とも言われています。
今回は、岡山地方本部の緒方義大本部長にも同行して貰いました。
江田島には、海上自衛隊第1術科学校と幹部候補生学校があります。
大判英之幹部候補生学校長(海将補)と岩崎英俊第1術科学校長(海将補)のレクチャーを受けた後、施設を見学しました。
第1術科学校は、砲術、水雷、船務、通信、航海、気象、海洋、掃海、機雷、などの専門教育を行っています。年間、幹部学生約600名、海曹士学生約2000名が巣立っていきます。(全国には第4術科学校まであります)
幹部候補生学校は、海上自衛隊の初級幹部自衛官として勤務するのに必要な知識と技能を修得させるための教育を行っています。
幹部候補生は全員が必ずこの学校で学びます。年間約500名が巣立っていきます。
江田島といえば、海軍兵学校があったところで(明治21年以来)、イギリス(ダートマス)、アメリカ(アナポリス)の海軍兵学校とともに、世界3大兵学校として知られていました。
この由緒ある施設故に、大東亜戦争で米軍は敢えて江田島を爆撃しなかったそうです。
教育参考館では、日露戦争から初って、海軍の歴史を勉強することができます。
先人の偉業や苦業に学び、背筋がピンとなる思いにさせられます。