『わたしを束ねないで』 | 心理面接室O.C.WORK『過剰適応あるある。』ブログ

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『過剰適応』にまつわる困り感をわかちあい、
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みなさま

 

クリスマスの夜に。

新川和江さんの『わたしを束ねないで』より

「わたしは 何処へ」

この詩を、プレゼントいたします。

 

あなたの人生は、いま、どのあたりを行かれておられますか。

ご自分の気持ちや、心持ちは、どのような色合いでしょう。

 

いつも、自分の存在のやるせなさに、潰れそうになったり、

それでも、大事にしている、いくばくかのつながりを、

こころに秘めて。

 

冬の木漏れ日の暖かさに、手のひらをかざして。

光が粒をなして、時に、笑っているように見えるとしたなら。

 

荒々しく、悲しんだ、過去の出来事は、

あなたという大地を支える

地層のひとひらに

落ち着こうとしているかもしれません。

 

ハッピー・メリー・クリスマス♪

 

心理面接室O.C.WORK

 

 

「わたしは 何処へ」

 

わたしは何処へ

行くのでしょう

人生は荒野だ

とはいっても

歩いて行かない

わけにはいかないのです

風のつよい日

灌木のしげみがさわいで

わたしの髪も みだれました

 

日も 月も

流れて行きます

愛もまた流れ去る

とはいっても

愛なしで生きて

いけるでしょうか

風のつよい日

思い出がめくれて

癒えたはずの傷がまた いたみました

 

白い道は どこまでも

つづいています

人生はひとつの旅だ

とはいっても

小鳥のようにとまる枝が

あってのことでしょう

風のつよい日

遠くの野には花があると

じぶんにいい聞かせて 歩きました

 

 

詩:新川和江 画:伊藤桂司 

『わたしを束ねないで』(北泉社)より引用