心理面接室O.C.WORK『過剰適応あるある。』ブログ

心理面接室O.C.WORK『過剰適応あるある。』ブログ

自分を押し殺し、周囲に合わせすぎて、苦しいあなた。『過剰適応』していませんか? 
『過剰適応』にまつわる困り感をわかちあい、
ゆるやかな緩和を目指すために、こころに役立つ情報を紹介するブログです。

無理しすぎる、でも止められない。
こころに、休息と栄養のメンテナンスを。
女性セラピストによる、女性のための心理カウンセリング・ルーム


『過剰適応』に悩む女性のための相談室
心理面接室O.C.WORK~ HP:https://www.o-c-work.com
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秋の雲空

秋の雲空 2019年

 

こんにちは。

1年ぶりの再掲です。

 

この記事を、掲載して1年が経ちますけれど

今も、色あせない気持ちです。

これからも、どうぞ、よろしくお願いします。

 

ブログの記事が少し停滞しています…。

Face Bookへ、ほっこり記事を、ゆっくりタイミングで掲載しています。

どうぞ、こちらも、ご覧いただければ嬉しいです。

http://www.facebook.com/o.c.work2018/

 

ブログの更新は、心理面接室 O.C.WORKのHome Page

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更新した際に、お知らせが届きます。

どうぞ、ご活用ください。

https://www.o-c-work.com

 

 

…ゆっくりですが、進んでおります。

どうか、これからも、よろしくお願いいたします。

 

心理面接室O.C.WORK

栗本央果

 

 

= 以下、再掲です =============

 

 

「過剰適応」

「自分の所在がない感じ」

「がんばってもむなしい気持ち」で苦しんでいるあなたへ

​​

ゆっくり、こころを。

いっしょに、すこしずつ、安静にしていきましょう。

緊張していて、かまいません。

 

だれかに、見せたい、話したい。

でも、いろいろな理由があって、

簡単には、表現しにくい・できない、

 

あなたの、弱音、悲しみ、絶望、

焦り、不安、わけのわからない恐怖、

いきづまり、内なる批判の声、不満、

心細さ、上手くいかなさ、恥ずかしさ、所在のなさ、

あるいは、小さな喜び、驚き、発見や、うれしい気持ち。

 

自分に正直になることが、簡単ではない、あなた。

周囲の期待を満たすことに敏感になって、

自分の気持ちや、感覚や、考えが、

ほんとうに自分のものかどうか、

疑って、疑って、

石橋をたたいているうちに、

ますます、わからなくなってしまう、

 

みえないけれど、たしかに、「そこ」にある、

でも、みないようにしてきた、

こころのなかで、小さくなっている、あなた。

 

心理面接室 O. C. WORK は、あなたといっしょにいます。

現実社会を、懸命に生きてきたあなたと、

心のなかで、うずくまってきたあなたとを、

結ぶ場所です。

「そこ」から見えてくること、

見えないけれど、あるもの、

あるいは、探しても、

あるべきものが、ないこと。

ゆっくり、自分の深部との、

つながりを、取り戻していくことを、

応援していきます。

さまざまな、あなたと、出会い、

癒され、別れ、そして、

新たな、あなたが生まれたり、

本来のあなたに、戻ったり、

そして、日々、生きている、

いまの、あなたを、発見したり、

心理面接室 O. C. WORK は、「未知なるあなたと出会う場所」。

 

こころのなかの、象徴的な森の泉のように、

あなたのこころの重荷をおろせる、空間でありたい。

辛く悲しい過去を、共有し、生きる力に変え、

尊い、あなたの命に、あたらしい息吹を吹き込む。

 

自分自身を信じる力、

あなたの心の主体性づくりに、

長く、じっくり関わっていきたいと考えています。

感じる。見つける。つなぐ。育む。

未知なるあなたと出会う場所。

                  

心理面接室 O. C. WORK

 

猿とタカと時計と森《養老孟司さん漫画家ヤマザキマリさん異色対談!》

 

先日、「養老の森5周年イベント」で、3×3LabFutureという大手町の森に、行ってきました。

 

「養老の森」は養老孟司さんが主宰する、山梨県道志村にある森です。

 

夜*森*ハイキング 主宰

https://www.facebook.com/yorumorihiking/

(森へ行って心身のバランスを整える!)の友人 河村智行さんのお誘いです。

 

当日は、養老孟司さんと、漫画家のヤマザキマリさんという異色のスペシャル対談。

 

♯ヤマザキマリさんは類の虫好き

 

テーマは、〜森から見える現代の生活を語る〜

 

両者とも、無類の虫好きだそう。

 

虫から、多様性を生きることを教えられ、目からうろこです。

 

何のことかと言うと、虫となかなか気持ちがわかりあえるって少ない体験だと思うんですよね。

 

でも、わかりあえなくても、一緒にいられる、安心感。


多様性とともに生きるって、深いです。

 

それに、安心、安全な深い癒やし。

 

♯わかりあえなくても、大丈夫。

 

<わかりあう大切さ>もありますが、

どうにも<わかりあえないこと>もある。


でも、<そういうこともあると尊重>して、互いに切り捨てあわないで、共存できる世の中って、大切。

 

昨今の子ども社会に触れると、「同じでないといけない」「わかりあえないといけない」ことが重すぎて、少し、辛すぎると感じることが多いです。

 

ヤマザキマリさんは、おもしろいローマのお風呂のお話し等でも、有名な漫画家さん。

 

幼いときに父を亡くされ、理由あって、北海道で過ごされた。

やはり寂しく、その寂しさを虫で癒やした。

 

気づいたら虫のいる生活だった。

カーテンにいっぱい虫をくっつけて、母が失神しかけたとか…。

 

今も、虫と話すときには、優しい高い声になるとか…。

 

おもしろすぎるエピソード。

 

大手町の3×3Labo Futureも、都会の中の森。

いろんな人を結ぶ仕掛などあるみたい、素敵なコミュニケート・スペースでした。

 

♯大好きって和みが伝わる

 

やっぱり、好きなもののお話しをうかがうのって、

おもしろい。


鉄道ファンから鉄道のことをきいて、

鉄道について、好きになったり。

 

昆虫も、昆虫ファンから話しをきくと、

昆虫が好きになってくる。

 

ホッと一息できることが増えていく。

 

これも、コミュニケーションならではの

多様性を生きるひとつ、と思いました。

 

おもしろ昆虫館

明るいグリーンにもたくさんの色がありますね

ライムグリーンも美しいです

 

 

心理面接室 O.C.WORK

とりあえずクリック

 

森に入り、マザーツリーの、もみの木と出会う。

マザーツリーとは、その周辺に、

自然に同じ木々が生まれる、中心の樹のこと。

 

♯夜になると泣いてしまう

 

夜になると、

漠然とした不安に

泣いてしまうこと、

ありませんか。

 

わたしは、30代前半、

不安な気持ちになって、動けないことが

ときどきありました。

 

ある会社を辞めていた頃でしたが

仕事もなく、

一日、ずっと、動かずに

夕方、日が暮れる頃になるまで、

じっとしていたりしたこともありました。

 

もしかしら、クリニックの診察を受けなくては

いけなかったかもしれません。

でも、そこまでの行動力は伴わなかったんです。

 

身体疾患もかかえていて、

どうすることもできず、

おろかな自分を、誰かに見せることもできず…。

 

第一、悩みが重すぎませんか?

親しい友人に、聞いてもらいましたが

話すにも限度があります…。

一生について悩んでいるのですから。

 

それで、カウンセリングを受けることにしたんです。

 

♯一人で悩まない第一歩

 

カウンセリングを受けることにして

そこから、一歩ずつ一歩ずつ

上がったり、下がったりする気持ちを抱えながら…

 

でも、心に映る景色もずいぶん変わり、

まるで、お尻に火がついたように

飛び上がるようにして

自分一人では決心できなかったことへと行動開始!

 

臨床心理学を真摯に学ぶべく

「大学院受験」!

おもいがけず、実際の「人生」も大きく変化をとげました。

 


現在、臨床心理の道で、

経済的に自立できるようになりました。

なぜ、あのとき、大学院に行こうと一大決心できたのか。

 

♯真摯な気持ちからの変容

 

それは、やはり、

真摯な気持ちでセラピーを受けていたからです。

自分の人生をどうしたいのか。

自分の過去が、今と関係しているなら

きちんと対峙したいと思って

向き合っていました。

 

ただ、癒やしだけをもとめるのでなく。

 

実際に、癒やされる行為はとても

大切だと思います

でも、癒やされることが

心理面接目的の100%なのではないのかもしれません。

人生において、

100%な出来事は、ありません。

 

♯まだ知り得ない出来事

 

残念ながら、癒やしきれない出来事も

この世の中には、

人生には、あるのではないだろうか

というのが、私個人の見解です。

 

でも、それを、どんな風に心の内部に位置づけるのか、

位置付くのか。

年齢とともに、その出来事との関係性が変わっていくこともあるでしょう。

 

その不運と、無理に仲良くならなくてもいい、

でも、なにか、その中に、

ギフトになるようなことがあるかも知れない。

嬉しくハッピーなことばかり、ではないかもしれませんが。

 

 

♯辛い出来事を抱えるからこそ

 

人生は、嬉しくハッピーなことだけでは

人は幸せに感じないとしたなら

 

あなたは、おどろくでしょうか。

 

闇の中の光

 

闇と光が反対に対峙するものではなくて。

闇があるからこそ、その中から生まれる光がある。

 

それが、わたしを支える心理療法の柱です。

 

そうしたものが、人のこころの骨格となり

居場所を支える柱となり

そして、その間をぬって、しあがる

空間こそが、あなたの安堵感をつくっていく。

 

マニュアルではない。

でも、あなた自身にしかできないこと。

 

好きなこと、やってみたらいいんです。

失敗してもいいんです

そのつど、考えたらいいんです。

 

やってみたら、悔いが残りません。

やってみるのと、やってみないのと、

後悔の質が違います。

 

 

♯中年期を恐れないで

 

わたしが30代で人生の方向転換をして、

今、中年後期から初老期に入って、

ほんとうに、

あのとき、思い切ってよかったと思っています。

がんばってきて、よかったなと思っています。

 

今、どうしたらいいかわからない、あなた。

あなたは、今、とても大切な

ターニング・ポイントにいるのかもしれません。

 

♯どん底と心の居場所そして安堵感

 

どうしようもない、どん底を味わって

初めて、奮起できる事がある。

初めて手に入れられる思いと行動がある。

そう信じて、

心理面接を承っております。

 

あなたの辛い経験が、心の居場所と安堵感にかわり

自身への信頼感がつよくなっていくことでしょう。

 

20代後半から30代・40代の

自分の人生を手に入れたいと思っている

あなたのご相談を

こころより、お待ちしております。

 

 

心理面接室O.C.WORK

(ここをクリックして下さい)

 

 

 

雑司ヶ谷・鬼子母神の大公孫樹

樹齢600年以上です

 

 

【ファミリー・ツリー】をご存じですか。

枝分れする樹木のように見立てられた「家系図」のことです。

 

その「家系図」からは、

たくさんのことを読み取ることができます。

 

【ファミリー・ツリー】は、「家族療法」や「カップル・セラピー」にも用いますが、「個人の心理面接」にも、

とても重要な働きをします。

 

【ファミリー・ツリー】からは、家族の構成員だけでなく、

家族のカラー(雰囲気)を推測したり、

家族の歴史・文化などを読み取ることもできます。

 

ご自分、父母、祖父母で3世代。

あなたからみて、曾祖父母(ひいおじいさん・ひいおばあさん)の世代もわかれば、4世代になります。

 

もし、あなたに、お子さんがおられて、父母、祖父母がおられれば、それも4世代になります。

 

あなたが生まれたとき、家族は、みな何歳だったと思いますか。

 

どんな生活をしていたと思いますか。

 

あなたが生まれる前、

父母はまだ父母になっていなかった時代があった…。

 

そんな思いを巡らせてみることは、

あなたのルーツを探り、

あなたのなかに歴史をつくっていく作業につながります。

 

 

♯「生まれ・育ち・運」という考え方

 

人のパーソナリティを形作るものの要素に、

「生まれ・育ち・運」があるという考え方があります。

 

人の成り立ちは、決して一つの要因から築かれるものではありません。

このことは、とても大切なことです。

 

 

「生まれ」持ったものは、ご本人が生まれながらにして、どういった質や特長をもっているだろうか。遺伝的な要素も含みます。

 

「育ち」は、どんな家庭、どんな環境で育ったろうか。本人が個を形成していく上で、環境側の協力はどのようなものだったろうか、環境との関係はどうだったろうかを考えます。

 

そして、その二つの要素に巡り来る、「運」とは。

国家や時代の情勢、経済や自然災害、家族の病気や死といった影響も、人の性格がかたち作られる上で、重要な要素のひとつです。

 

もし、これを読んでいるあなたが、すぐに思い描けるファミリー・ツリーを、お持ちでないとしたら、

あなたは、どんなファミリー・ツリーを望んでいらっしゃいますか。

 

あなたが生まれるために、原則的には、2人の父母、4人の祖父母、8人の曾祖父母、計14人が関わっていることになります。

 

父母や祖父母はまだしも、曾祖父母について覚えていたり知っている方は少ないことと思います。

 

どんなファミリー・ツリーも、オリジナルなツリーです。


♯あなたが、あなたであるための『物語』

 

【ファミリー・ツリー】を知ることは、あなたが、この世に生まれたことを探る、第一歩になることでしょう。

 

【ファミリー・ツリー】には、いろいろなことが隠されています。

自分自身の課題・問題と思っていたことが、家族に由来する秘密のようなことであった、ということもあります。

 

それに無意識でいたために、家系の問題に絡め取られていた、ということもあります。

 

 

あなたが、あなたの人生を生きるためには、

あなたを、かたちづくる要素を、ひとつひとつ、知っていくことは、とても大事なことです。

 

それによって

喜びや、つながりを感じることもあるでしょう。

悲しみや辛さ、弱さを知ることもあるでしょう。

 

でも、それを知る者が、自分を信じられる、他者にふりまわされない、まわりに合わせすぎないでいられる、本当の自己を築いていけるのだと思います。

 

家系図のなかに、悪者探しや、原因探しをしようというのではありません。

 

あなたが、あなたを生きていくために、あなたの過去と現在、そして、未来を結ぶ、『物語』が必要です。

はじめは、おぼろげな『物語』でもよいのです。

 

あなたが、現在に到達するまで、あなたは、必死でがんばってきました。

そして、小さい、幼い幼少期を、一所懸命、自分のやり方で、生き抜いたのです。


あなたは、決して、ひとりきりでは、ありません。

心理面接にいらっしゃる方からお話をうかがっていると、多くの場合、亡くなった祖父母やご家族の存在を強く感じることがあります。

 

こうして書くと、少しトランス・パーソナルな話題になりますが、知らず知らず、あなたを応援してくれている、祖先の方や、目に見えない存在を感じずにはおれません。

ご縁を感じずにはおれません。

みえない愛が、あなたを守ってきた、と言えるでしょう。

 

 

♯こんなあなたに

【ファミリー・ツリー】に、興味をお持ちのあなた。

 

ご自分の『物語』を、読み解き、人生に生かしていきたいあなた。

 

必死な人生を、実りあるものに、変えていきたい、あなた。

 

根無し草のように、ご自分に自信や信頼が持てないあなた。

 

愛なんて信じられない…けれど、信じてみたい、あなた。

 

そんなあなたに、【ファミリーツリー】の探索をお勧めしたいと思います。

 

どうぞ、心理面接室 O.C.WORK をご利用ください。

 

【ファミリー・ツリー】を手がかりに、一緒に、

あなたの軸となる、『あなたの物語』を探っていきましょう。

 

あなたの軸づくりは、あなたの過剰適応の緩和に、きっと役立つことでしょう。

 

 

心理面接室 O.C.WORK

(とりあえず、クリック!!)

 ホームページにも役立つエッセイが掲載されています。

 

新たに読みやすくして、掲載します。

「困ったなぁ」日頃から、鏡の前でポーズしてみましょう。

一人でポーズして、…笑えます。

困ったときに、緊張しないで、

ホッと一息、「困ったなぁ」ポーズです。

 

 

「過剰適応」傾向の緩和に、役立つコラムです。

今回は、「困っている自分に気づく」がテーマです。

 

「困っている」自分を受け入れることが、「自分への信頼感の弱さ」の改善につながっていくことを、知っていますか?

 

いつも必死にが、がんばてっているあなたにとって、

少し腹立たしく感じるでしょうか。。

不思議に思うでしょうか。。

 

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今日は、「困ったなぁ」という気持ちに気づくと、

自分の気持ちに「存在」が生まれ、

それによって、「自分への信頼感」が強まっていく

というお話です。

プチ・ワークもご紹介します。

 

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♯「困ったなぁ」に気づいてみましょう

 

「困ったなぁ」に気づいてみましょう。

自分の、「困ったなぁ」に。

 

他の人の、「困ったなぁ」に、すぐに気づきがちな、

あなたですが、

自分の「困ったなぁ」には、気づきにくいかもしれません。

 

あるいは、気づいても、言葉にするのに、

時間がかかるかもしれません。

 

もし、他の人に、「困ったなぁ」…。

それだけでも言うことができたなら、

そもそも、「過剰適応」になるまで、がんばり続けたり、

しないかもしれませんね。

 

他の人に一言でも、相談できるようになることは、

「過剰適応」の緩和に、大いに役立ちます。

 

 

♯相談できない理由

 

でも、「過剰適応」の方が、他者に相談できないのは、

理由があります。

 

相談したら、どう思われるだろう? 

こんなことで、弱音を吐いたら、ダメな奴と思われるのではないか。 

 

めんどくさいと思われるのではないか。 

 

迷惑をかけるのではないか。 

 

嫌われるのではないか。

 

など、自分の中に、巡ってくる、さまざまな思いが、

一層、自分を苦しめるため、

他の誰かに一言、相談する、弱音を吐くことが

難しくなっているのではないでしょうか。

 

そのうちに、自分の「困ったなぁ」は、置去りにされてしまいます。

 

「困ったなぁ」に、気づくと、さらに、「困った自分」を見つけてしまうかもしれないからです。

 

困ったと言えない自分を、見つけてしまい、さらに、その困った問題を解決できない自分を見つけてしまうことが、恐ろしいのではないでしょうか。

 

あなたのなかに、見捨てられてきた「困ったなあ」の歴史が、心の中に、積もっていませんか。

 

今からでも、「困ったなぁ」に手をうっていきませんか?

 

まずは、自分自身の「困ったなぁ」に、気づいていきましょう。そこからのスタートでいいのです。

 

 

♯「困ったなぁ」の練習方法

 

そのための、練習をしましょう。

「困ったなぁ」と思うのが、苦手なあなたです。

ですから、「困った」時のための予行演習を、困っていない時に、試してみましょう。

 

えー? そんなこと、練習するの? 

 

(笑)

 

そうです(笑)

 

苦手なことは、急に突然、できるようにはなりません。

 

でも、少しの練習で、だんだん、言いやすくなったり、言ってみようという気持ちになってくるでしょう。

 

「困っている」ことを認める、練習をします。

 

(1)深呼吸をします。

人は誰でも、困ったことの一つ二つを抱えているでしょう。

 

「困っている」のですから、「瞬時」に、問題解決できなくていいことを知ってください。

 

解決出来るかどうかは、二の次です。まずは、「困っている」段階です。

 

(「過剰適応」傾向の方は、自分で何とかしてきた歴史の長い方が多いです。

 

そのため、問題解決できることが、無意識的に、「瞬時」に、できて当たり前、それができない自分はダメ、と思っていることがあります。

 

でも、今は、そのことについて、いったん、脇へおいてみましょう。)

 

 

(2)自分が、困ったときを想定してみます。そして、「困ったなぁ」の、ポーズを、してみてください。

 

自分なりの「困ったなぁ」のポーズでよいのです。

 

例えば、首をかしげて、頭をかかえてみるポーズ。

指を頬にあててみるポーズ、等。

 

 

(※写真は、筆者に、「困ったなぁ」のポーズを教えてくれた、陶製のお人形です。)

 

写真は、首をかしげて、右手で頭を、左手で腹部を覆うようにして、少し「シェー」のポーズにも似ています。

 

クエスティチョンマーク「?」が頭の上に浮かんでいるような、クエスチョンマークを体現しているようなポーズに見えました。

 

自分で「困ったなぁ」を感じるポーズを、1人でいるときに、思い切って、してみてください。少しおおげさにやってみます。

 

 

(3)どんな風に感じますか?


1人で、何しているんだろう〜、呆れたり、馬鹿馬鹿しくなったり。腹立たしくなる方もおられるでしょうか。

でも、笑いが起こったりしませんか。

そう、馬鹿馬鹿しくて、いいのです。馬鹿馬鹿しいのが、いいのです。

 

ときには、馬鹿になる、ことも必要です。「過剰適応」に足りないものは、「間抜け」です。

「間」が少し足りない、のです。

 

無駄がなく、キツキツで、余裕がない。「ゆとり」がない。

なんでも「瞬時」に行動しようとします

「瞬時」は、時に、くせ者です。

 

「過剰適応」傾向のあなたは、いい人で、優等生で、完璧であろうとしていませんか。

まわりがどんな風に思っているのか、気にかけていませんか、

他の人への配慮や、ゆとりを提供することを優先して、自分への「ゆとり」を忘れていませんか。

 

♯自分への信頼感を回復するために

 

日常で、困ったときに、

心の中で、「困ったなぁ」と、

困ったポーズをしてみてください。

思い描いてみてください。

 

その、数秒にも満たない、「間」が、抜けのない、あなたに、大切な「間」を、与えてくれます。

 

「間」があることは、「地続きでない」、「切断力」を生み、あなたの「心をガード」する力を生むでしょう。あなたに、「息」を与えてくれます。

 

「息」は、生きる「域」を生み、場所・スペースをつくります。そして、「あなた」を確立させます。

 

「間」は、あなたに、「存在」を与えてくれます

 

「瞬時に」「反射的に」なんとかしなくては、と思う前に、

「困ったなぁ」のポーズです。

 

ソレが、あなたの、一息につながるのです。

呼吸につながるのです。

 

あなたの、「自分への信頼感の弱さ」は、「自分の存在」と関わっています。一息入れる、呼吸は、自分に存在を与える、自分の存在を強くしていく、第一歩です。

 

「困ったなぁ」のポーズ。笑っちゃいますね。恥ずかしくなっちゃいますか。でも、小さなポーズでも、よかったら、是非、してみてください。このお人形の真似をしてみてください。

 

泣き笑い。♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ、ソンソン。そんな歌が聞こえてきそうです。

 

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今日は、「困ったなぁ」という気持ちに気づくと、

自分の気持ちに「存在」が生まれ、

それによって、「自分への信頼感」が強まっていく

というお話でした。

 

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心理面接室O.C.WORK