新たに読みやすくして、掲載します。
「困ったなぁ」日頃から、鏡の前でポーズしてみましょう。
一人でポーズして、…笑えます。
困ったときに、緊張しないで、
ホッと一息、「困ったなぁ」ポーズです。
「過剰適応」傾向の緩和に、役立つコラムです。
今回は、「困っている自分に気づく」がテーマです。
「困っている」自分を受け入れることが、「自分への信頼感の弱さ」の改善につながっていくことを、知っていますか?
いつも必死にが、がんばてっているあなたにとって、
少し腹立たしく感じるでしょうか。。
不思議に思うでしょうか。。
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今日は、「困ったなぁ」という気持ちに気づくと、
自分の気持ちに「存在」が生まれ、
それによって、「自分への信頼感」が強まっていく
というお話です。
プチ・ワークもご紹介します。
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♯「困ったなぁ」に気づいてみましょう
「困ったなぁ」に気づいてみましょう。
自分の、「困ったなぁ」に。
他の人の、「困ったなぁ」に、すぐに気づきがちな、
あなたですが、
自分の「困ったなぁ」には、気づきにくいかもしれません。
あるいは、気づいても、言葉にするのに、
時間がかかるかもしれません。
もし、他の人に、「困ったなぁ」…。
それだけでも言うことができたなら、
そもそも、「過剰適応」になるまで、がんばり続けたり、
しないかもしれませんね。
他の人に一言でも、相談できるようになることは、
「過剰適応」の緩和に、大いに役立ちます。
♯相談できない理由
でも、「過剰適応」の方が、他者に相談できないのは、
理由があります。
相談したら、どう思われるだろう?
こんなことで、弱音を吐いたら、ダメな奴と思われるのではないか。
めんどくさいと思われるのではないか。
迷惑をかけるのではないか。
嫌われるのではないか。
など、自分の中に、巡ってくる、さまざまな思いが、
一層、自分を苦しめるため、
他の誰かに一言、相談する、弱音を吐くことが
難しくなっているのではないでしょうか。
そのうちに、自分の「困ったなぁ」は、置去りにされてしまいます。
「困ったなぁ」に、気づくと、さらに、「困った自分」を見つけてしまうかもしれないからです。
困ったと言えない自分を、見つけてしまい、さらに、その困った問題を解決できない自分を見つけてしまうことが、恐ろしいのではないでしょうか。
あなたのなかに、見捨てられてきた「困ったなあ」の歴史が、心の中に、積もっていませんか。
今からでも、「困ったなぁ」に手をうっていきませんか?
まずは、自分自身の「困ったなぁ」に、気づいていきましょう。そこからのスタートでいいのです。
♯「困ったなぁ」の練習方法
そのための、練習をしましょう。
「困ったなぁ」と思うのが、苦手なあなたです。
ですから、「困った」時のための予行演習を、困っていない時に、試してみましょう。
えー? そんなこと、練習するの?
(笑)
そうです(笑)
苦手なことは、急に突然、できるようにはなりません。
でも、少しの練習で、だんだん、言いやすくなったり、言ってみようという気持ちになってくるでしょう。
「困っている」ことを認める、練習をします。
(1)深呼吸をします。
人は誰でも、困ったことの一つ二つを抱えているでしょう。
「困っている」のですから、「瞬時」に、問題解決できなくていいことを知ってください。
解決出来るかどうかは、二の次です。まずは、「困っている」段階です。
(「過剰適応」傾向の方は、自分で何とかしてきた歴史の長い方が多いです。
そのため、問題解決できることが、無意識的に、「瞬時」に、できて当たり前、それができない自分はダメ、と思っていることがあります。
でも、今は、そのことについて、いったん、脇へおいてみましょう。)
(2)自分が、困ったときを想定してみます。そして、「困ったなぁ」の、ポーズを、してみてください。
自分なりの「困ったなぁ」のポーズでよいのです。
例えば、首をかしげて、頭をかかえてみるポーズ。
指を頬にあててみるポーズ、等。
(※写真は、筆者に、「困ったなぁ」のポーズを教えてくれた、陶製のお人形です。)
写真は、首をかしげて、右手で頭を、左手で腹部を覆うようにして、少し「シェー」のポーズにも似ています。
クエスティチョンマーク「?」が頭の上に浮かんでいるような、クエスチョンマークを体現しているようなポーズに見えました。
自分で「困ったなぁ」を感じるポーズを、1人でいるときに、思い切って、してみてください。少しおおげさにやってみます。
(3)どんな風に感じますか?
1人で、何しているんだろう〜、呆れたり、馬鹿馬鹿しくなったり。腹立たしくなる方もおられるでしょうか。
でも、笑いが起こったりしませんか。
そう、馬鹿馬鹿しくて、いいのです。馬鹿馬鹿しいのが、いいのです。
ときには、馬鹿になる、ことも必要です。「過剰適応」に足りないものは、「間抜け」です。
「間」が少し足りない、のです。
無駄がなく、キツキツで、余裕がない。「ゆとり」がない。
なんでも「瞬時」に行動しようとします。
「瞬時」は、時に、くせ者です。
「過剰適応」傾向のあなたは、いい人で、優等生で、完璧であろうとしていませんか。
まわりがどんな風に思っているのか、気にかけていませんか、
他の人への配慮や、ゆとりを提供することを優先して、自分への「ゆとり」を忘れていませんか。
♯自分への信頼感を回復するために
日常で、困ったときに、
心の中で、「困ったなぁ」と、
困ったポーズをしてみてください。
思い描いてみてください。
その、数秒にも満たない、「間」が、抜けのない、あなたに、大切な「間」を、与えてくれます。
「間」があることは、「地続きでない」、「切断力」を生み、あなたの「心をガード」する力を生むでしょう。あなたに、「息」を与えてくれます。
「息」は、生きる「域」を生み、場所・スペースをつくります。そして、「あなた」を確立させます。
「間」は、あなたに、「存在」を与えてくれます。
「瞬時に」「反射的に」なんとかしなくては、と思う前に、
「困ったなぁ」のポーズです。
ソレが、あなたの、一息につながるのです。
呼吸につながるのです。
あなたの、「自分への信頼感の弱さ」は、「自分の存在」と関わっています。一息入れる、呼吸は、自分に存在を与える、自分の存在を強くしていく、第一歩です。
「困ったなぁ」のポーズ。笑っちゃいますね。恥ずかしくなっちゃいますか。でも、小さなポーズでも、よかったら、是非、してみてください。このお人形の真似をしてみてください。
泣き笑い。♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ、ソンソン。そんな歌が聞こえてきそうです。
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今日は、「困ったなぁ」という気持ちに気づくと、
自分の気持ちに「存在」が生まれ、
それによって、「自分への信頼感」が強まっていく
というお話でした。
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心理面接室O.C.WORK