第74回 #StardewValley週間ライティング
スターデューバレー 二次創作SS

 

タイトル
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ソラリオンクロニクル
~黒夢の魔王城~
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セブ、サム、アレックスと冒険の旅へ!⚔️🔮🏹


#スタバレ  #StardewValley
#StardewValleyfanart

 
 
 
 
 
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黒い木々が生える夜の森。
そこに、天を穿つように城が建っていた。
 
満月の光をあびて、塔の頂点に君臨するドラゴンの像が不気味にたたずんでいる。
 
「これが、魔王の城か。」
 
魔術師の帽子のふちをあげ、魔王城を見上げながら、セバスチャンがひとりごつ。
 
彼のジョブは黒魔術師。種族はエルフ。
 
黒いローブに、黒い魔術師の帽子。胸元には、ネックレスが、耳元にはピアスが、じゃらじゃらと飾られている。紫水晶がはめ込まれた老木の杖を握るその爪先は黒く塗られ、瞳は鮮やかな紫だ。
 
「魔王を倒して、お姫様を救い出せばいいんだっけ?」
 
軽い口調のサム。軽装の革の鎧は、シーフというジョブにふさわしい。吟遊詩人職も兼ねており、背中にギターが背負われている🎸。種族は人間だ。
 
「ストーリーが単純すぎて、子供だましみたいだな」
 
重装備に筋骨隆々のアレックス。ジョブは重戦士で、種族はオーガ(鬼人)。頭からツノが生えている。実際のアレックスより大柄な体型で、肌も日に焼けている。
 
「ユウは、やっぱり白魔術師が似合っているな!」
 
サムに言われて、ユウは自分の格好を見る。
白いフード付きのローブ。種族は人間。セバスチャンと違い、布や染色で装飾された衣装だった。
 
 
えぇっと、なんで自分は、ここでこうしているんだっけ…?
 
 
ユウは、ぼうっと霞む頭に手をそえながら、思い出す。
 
確か、昼前から、セバスチャンの自室に集まって、ソラリオンクロニクルで遊び始めたんだ。
 
ネットの動画で見た「酒カスソラリオン」の実況プレイが面白かったから、俺たちもやろうぜ、って話になって…
 
判定に失敗したら酒、ダメージを受けても酒、判定にファンブル(大失敗)したら大酒、という、とんでもねぇプレイスタイル。
 
そのまま寝ちゃって…。
 
 
あぁ!そうか!これは夢か!
 
みんなでソラリオンクロニクルをプレイしている夢を見ているんだ!
 
「魔王城の扉を調べたけど、罠はなさそうだ。さっそく入ってみようぜ!」
 
サムの先導の元、まがまがしい魔王城の扉が開く。
 
闇夜の森を、コウモリが飛び立った🦇🌕️
 
 
 
魔王城に入ると、吹き抜けの大階段が正面に広がっている。1階には階段の手前に、左右に扉がある。
 
まずは左わきの扉を開け、さらの城の中へ歩を進める。
 
応接のための居間だろうか。ろうそくの灯りは頼りなく、室内は夜におおわれている。
 
ソファに座る人物が、扉の開く音で振り返る。
 
そこには、まっしろで大きなドレスに身をつつみ、小さな王冠を頭にのせ、両手を縛られ、猿ぐつわをされた、涙目のアビゲイルがいた。
 
 
「プリンセスって、アビゲイルかよー」
「…文句あるの?💢」
 
不満げなアレックスに、むくれるアビゲイル。
 
「…いきなり姫を解放できるなんて、変なシナリオだな。」
 
アビゲイルを解放するセバスチャン。
 
(まぁ、これは夢だしなぁ…)
 
「あんた達、これから魔王を倒しにいくんでしょ?
 私も行きたい!連れてって!」
 
「はぁ?冗談じゃないぜ!
 そんな大きなフリフリドレスに、ハイヒールのお姫様を、魔王や魔物との戦闘に連れていけるかよ!
魔王城の入口に、俺たちが使った転移魔方陣がある。
王宮に繋がっているから、プリンセスを転移魔方陣で王宮に送って、俺たち冒険者は、魔王城の攻略を進めればいい!
武器も防具もないんだ。危なくて死ぬかもしれないぞ!」
 
アレックスが言うことも、もっともだ。
うーん、さて、どうしようか…
 
 
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◼️選択してください。
 
 

 

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