2017年7月2日に大阪電気通信大学で開催された近畿学生2足ロボットリーグという大会に出場し、個人で優勝、準優勝、3位に入賞しました。
(図1)出場ロボット(左:Ver.e 中央奥:ダークマター 中央前:クラージュ 右:補欠機体)
■大会ルール
電通大ステージのルールはヒト型レスキューロボットコンテストをもとにしています。2足歩行ロボットで災害時を想定し様々な障害物を通り越してガレキの下敷きになっている人形を救出する大会の簡易版です。人型レスキューロボットコンテストにあるガレキなどの障害物はなく、また、迂回路が用意され、ヒト型レスキューロボットコンテストに比べかなり簡単になっています。
■大阪工業技術専門学校ロボット研究部入賞ロボット(図1)
・クラージュ
背面移動の速度を上げるために踵にグリップを取り付け、背中に滑りやすい材質を取り付けました。また、人形を掴むためのアームを取り付けました。
・Ver. e
一年生が二人で一から組み立て、モーションを作りました。市販機のロボザックを改造したものです。一年生はいままでロボットを作ったことがありませんでしたが、二年生の先輩方に教わりながら自分たちのアイデアも取り入れ、非常に戦力となるロボットを作りました。
・ダークマター
今回の競技に向けて、人形を掴めるアームを設計しました。また、市販の機体ではなく改造した機体を使用したので、移動速度が速いモーションを作りました。
順位 学校名 機体名 得点
第1位 大阪工業技術専門学校 クラージュ 476
第2位 大阪工業技術専門学校 Ver. e 474
第3位 大阪工業技術専門学校 ダークマター 440
第4位 大阪工業大学 ボックス 434
第5位 大阪電気通信大学 ♭ 430
第6位 大阪産業大学 ニャコ 410
第7位 大阪産業大学 ウィングG 398
第8位 大阪電気通信大学 PRAZMA 376
第9位 大阪電気通信大学 PNKT 370
第10位 大阪工業大学 ヤクトエール 342
第11位 大阪産業大学 プロトン 127
第12位 大阪工業大学 ジュツルムイェーガー 棄権
■次回の目標
歩行のモーションを改善し移動の速度を可能な限り速く、また、歩行の精度を上げます。
今回は、プログラミングの組み込み、調整作業に時間を取られ、思いのほか練習ができていなかったので、次回からは計画的に進めていきます。
本家のヒト型レスキューロボットコンテストにも出場予定です。1年生、2年生共に正確で丁寧な救助を目指します。
2017年2月25日26日にバンドー神戸青少年科学館で開催されたMISUMI presents第30回ROBO-ONE、MISUMI presents第14回ROBO-ONE Lightに出場しました。
ROBO-ONEは50万円クラスのロボットが主流ですが、OCTロボ研ではそのクラスのロボットは作れないため、製作費10万円程度の安価なロボットでの出場となりました。
低トルクの安価なサーボモータでも動けるように、リンク機構などを用いサーボモータの数を減らすことで軽量化を図り機体の重量を1.8kgに抑えました。そのため、パワーウエイトレシオが向上し歩行速度が向上しました。
フクちゃんも一緒に~
テレビにも…‼