39年前。


在任期間7年8ヶ月の

最長記録を持つ

佐藤栄作首相は

退陣(1972年)の記者会見で


「新聞記者は出て行け、

偏向している新聞は嫌いだ、

私は直接国民に

語りかけたいんだ」


と言い記者たちを追い出した。


そして

観ていた僕は

7歳だったので

どういう理由か

わからなかったが

テレビスタッフも

カメラだけ置いて

出て行った。


そして

その各局の

無人カメラだけが残り


その誰もいない

カメラだけに向かい

佐藤総理は語り始めた。


あの無人カメラだけの画は

とても印象的だった。


後に僕は

『グータン』など

よく無人カメラで

素人や芸能人を

定点観察する番組を

プロデュースしていくのだが


もしかしたら

子供の時に観た

あの無人カメラの記憶が

あったのかも知れない。


時を経て


今日

野田総理が

TPP参加表明会見を

開いた。


今このブログでは

賛成反対は

語ろうとは思わない。


それよりも

気になるのが


総理大臣とは何か


ということである。


今の総理を観ていると

それはまるで


スポークスマン


にしか観えないのは

僕だけだろうか。


そこに

本人の強烈な意志

燃えたぎる情熱などは

どうしても観えてこない。


今のTPP参加表明会見を

観ていても


誰かが決めた文書を

読み上げるキャラとしての

職業にしか見えないのだ。


それも

明日ハワイで行われる

APEC出発ギリギリという

タイミングで


この時間にこの文書を

あなたは読んでればいいのです


的な感じがしてしまう。


明日になれば

オアフに到着し

各国首脳と会談する

映像が次々流れ

TPPの本質的な話よりも

映像の力が

勝って行きかねない。


昨日野田さんは

一日考えたいと言った。


そして今の会見になる。


TPPは

そんな

中学生の恋の告白のように

「一日考えさせて」

とかで答えが出るものではない。


もっと

情報を国民に与え

議論を重ねなければ

答えは出ない。


野田さんは

今まで答えが出せなかった

にも拘らず


この一日で

突然目を「カッ!」と見開き

「参加だ!」

と閃いたとでも言うのであろうか。


その割には

会見からは

自分で思い付いたと思える

熱き想いは全く伝わってこない。


かつて

佐藤栄作は

新聞記者を追い出し

無人カメラの前で

語った。


それが

よかったのか

悪かったのかは

わからないが


総理としての情念


は感じられる。


しかも

あの頃は

まだ編集技術も遅く

それよりも

早く放送することが命であり

佐藤総理の想いは

ほぼノーカットでお茶の間に

伝えられた。


もしかしたら

当時の佐藤総理のブレーンの

考えかもしれいが


もしかしたら

佐藤総理自ら考えた

その編集ができない当時での

確信犯としての作戦だった

かも知れない。


もうその当時の秘話が

出ているのかも知れないので

真実は何か知らないが

誰かに言わされている

のではなく

とにかく本人の強烈な意志は

感じられたということだ。


その昔

小学生は


「将来の夢」


と言えば

クラスに二人ぐらいは


「総理大臣」


と言っていたものだ。


その理由は

圧倒的なリーダーシップと

強い意志と存在感があったから

ではないだろうか。


総理大臣は

意志があるべきものである。


なぜなら

国民が

立法を司る

国会に参加する

国会議員を選挙によって決め

そのトップに君臨した人

なのだから

その人は強烈な想いが

なくては国が動かない。


操り人形のように


この時間に

ここに立って

これを読めばいいんです。


というように見えては

国民はついていかないし


総理大臣という職業


の意味は音を立てて

崩れてしまい


それこそ

小学生は夢として

語らないのは当たり前である。


そして

支持率だけを

神様と信じ

その数字に

一喜一憂している間は

何も変わらないし

国民を助けることは

できないのではないだろうか。


安倍さんあたりから

国民がことあるごとに

直接総理にヤジや罵声を

飛ばすようになった。


昔は

総理大臣を目の前に

そんな罵声を飛ばすなどという

空気さえないぐらい

その存在には威厳があった。


今など

もし直接会ったら

国民が総理の肩を叩き


「しっかりやれよ!」


とか言いそうである。


そして総理も


「お前がな!」


とか


「最低でもお前よりは

しっかりやってるわ!」


などと言い返す余裕もなく


「はい!」


とか


「がんばります!」


とか言いそうだ。


総理は

スポークスマンではならない。


極端に言えば

そこに確固たるも意志が

あるのならば

総理は

本番になってブレーンや

スタッフ全員を

裏切ったっていいとさえ思う。


それぐらいの

強靭な意志が

どうじょうでもなければならない。


ていうか

どじょうほど

なければならないのだ。


ぬるぬるしてんだから。

泥の中で。


だから

意志がなければ

どうしようもない。


時を同じくして

今日

巨人軍の清武代表が

内部告発をした。


それが

正しいのか

正しくないのかは

その情報の真偽が

わからないので

どちらとも今は言えないが


少なからず

清武代表の会見には

腹を括った

意志が感じられた

気がする。


しかし

江川さんていうのは

何か歴史がうねる時に

巨人と対で名前が

必ず出て来るなぁ。


あの

「空白の一日」

からは33年。

何だか歴史を感じてしまう。


野田さんを始め

総理大臣になった人には

とにかく意志を持って

会見では自分の言葉で

無人カメラでさえ

伝わる本人の言葉で

語って欲しい。


日本は

様々な理由で

危機的状況とも言える。


その危機も

乗り越えるとかいう問題でなく

これから無間地獄のように続く

長い旅路となり

それは下山の茨の道となる。


灯りなき

茨道。


水先案内がいなくして

誰が歩けるだろうか。


総理という職業は

その水先案内人であり


情報報告する

スポークスマンではない

のでないだろうか。


おちまさと


野田さん

明日から

オアフ。


いいなぁ。笑


でも最近

雨多いらしい。


でも

どうせなら

野田さん

ハワイで

海パンで泳いで欲しいなぁ。


あと


パラセーリングとか

ジェットスキーとか

スカイダイビングとか


やって欲しい。


しかも

カメラ付きのヘルメットで

リアクション顔を撮影したら

本当にダチョウの竜ちゃんに

見えるかも知れない。笑


どうせ

かつてのような

近寄りがたい総理でなく

気軽に声かけれちゃう総理

なんだったら


夜は総理の人間性を見るために

部屋でいろんな

誘惑ドッキリしかけて

朝はバズーカで起こしてみたい。


だけど

ある日


支持率が上がるなら

とこういうロケやってる総理大臣

マジで現れそう。笑


ハワイだし

水着で熱湯風呂ぐらい

やったらどうだろうか。


どうせだったら

どうじょうだから

大きな柳川鍋のセット作って

入ってもらいたい。


こういう悪乗りは

際限なく思い付く。


今日

『「気づく」技術』

(ダイヤモンド社)

発売。


地方の本屋さんとか

なかなかないらしい。


アマゾンはじめ

ネットの方が

早いかも。


今日


気づいたこと。


「ハリウッド俳優の髪は

なぜあんなに早く伸びるのか?」


気が付けば

日本に来ている印象の

ブラピやジョーニー・デップなど

来日時必ず長髪で登場する。


その割に

紹介している映画は

大体短髪。


もちろん

その映画撮影終了から

長い間経ってるんだろうが


それにしても

自由自在に

髪を短髪や長髪に

できている印象がある。


あえてか。


戦略か。


後ろのポスターとの

ギャップを見せるのが

本当のハリウッド・セレブか。


理由は何か。


プラス

半透明のアイウェアに髭は

プライベートの証か。


あんなに自由自在に

髪を伸ばすことできたら

いろいろヘアスタイルを

楽しめそうだなぁということに


気づく。

あと

昨日のコメントで

気づかされたが

うちは

家族全員

誕生日をたすと

『8』になると書いたが

全員の誕生日を

縦に足しても『8』になると

教えていただいた。

2+5+1
2+2+2+2
4+1+3

『8』

だ。

気づく。

総理大臣には

国民で一番に

いろいろな事に

気づいて欲しい。

総理とは

そういう職業では

ないだろうか。


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