お茶を”エイジング”するという楽しみ | Tea Garden kunitachi by LochanTeaJapan

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「紅茶とお茶のお店」

ついつい

”アンチエイジング”にぴくっ!!とするお年頃ですが・・・

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お茶の場合は「エイジングする」 つまり時間を置くことで

香りを引き出し、おいしさを育てる という楽しみがあります。


このたび 娘と台湾に旅行した1週間の間

たくさんのお茶と出会いました。


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そのひとつ

エイジングしたお茶の香り に感動して、

私は自分のお土産に

極上のお茶と古い茶壺(20センチくらい)を持ち帰ることに。


壺の文字は ウエディングの時に使われるらしく

二重に幸せ という意味とのこと


お茶は烏竜茶
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”お茶の熟成” ・・・聞いたことはあっても

体験したことはなかった


Taipeiに住むティーマイスターのステファンさんが 中国茶の

素敵なティーセレモニーを見せてくれた時

目の前に出された壺の蓋を開けてみると~
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ふんわりと 甘く


ふくよかな香り

香りだけですっかり幸せな気持ち~


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お茶の風味は

1煎目 マンゴのような甘い香り

2戦目は 香りは弱まるも 渋さが薄まって 甘みを強く感じるのは

今が旬のレイシ(ライチ)みたい


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3煎 4煎 も 上品な香りは損なわれることなく

まだまだ楽しめる 良いお茶でした


、 




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茶がらをみると、 

1芯2葉で丁寧にピックされていることがよくわかります。

傷のない きれいなホールリーフは、6煎 7煎目も

ヘタることなく 変化を見せて楽しませてくれる♪


ただし

茶袋では こんな風に香りを発しないそうです
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すごいなあ

自然の力


エイジング

ステファンさんに聞いてみると

「2000年に収穫された 同じ種類の葉もありますよ

1999年もありますよ」


わ!

1999年は娘の誕生した年だ


こんな風に16年もお茶を熟成させて楽しむなんて

贅沢♪


古いお茶はあまりにも高くて手が出なかったけれど

清らかな香りが清々しい2012年の烏龍茶を選んで

壺と一緒に持ち帰りました。


今はまだ デリケートで澄みやかな香りがを放つけれど

私のお茶が これからどんなふうに香りを変化させて

どっしりとまろやかになっていくのか

密かな楽しみです。



ちょうど日曜日は結婚記念日 18年目。

これから育てるのも楽しいな!と重い

こっそりとお茶の粒を壺に移したのでした(*^^)v