「ダージリンセカンドフラッシュを楽しむ」ワークショップを
国立のギャラリーカフェ Pupuさんで行いました。
ご参加くださった皆さん、
雨の中来てくださってありがとうございました。
今回、
前半は お茶とFOODのペアリング
「マリアージュ」 ・・・相性の話です
目指すは
「ワインのように自在にお茶を楽しむ」です。
Pupuさんには ラ・ビアータさんの作ってくださるスイーツの他に、
風味の多彩なオードブルも用意していただきました。
お茶を飲んで 口の中をすっきりとさせ
また次のひと口を食べるだけでは マリアージュとは言いません。
お茶の持つ特徴の中で、自分に ”一番響いたところ” を
FOODと合わせた時に強く感じたら、相性は抜群!
今回 私がご用意したお茶は次の5種
1・ダージリンセカンドフラッシュ ジュンパナ茶園EX-16
2・ジャスミン烏龍茶 杉林渓 高山茶 ・・・水出し
3・川根茶ハーバルブレンドティー ・・・水出し
4・川根茶かりがね 浅煎り茶 ・・・水出し
5・ビハール州 ダックティー セカンドフラッシュ・・・水出し
どれも 個性のはっきりした銘茶です。
1・ジュンパナ茶園のセカンドフラッシュは、ファーストフラッシュに引き続き
最高級の紅茶。ゆっくりと水で出すと、
紅茶の渋みの中に隠れていた蜜のような甘みが現れ
最後にグラスを確認すると、完熟したパイナップルのような香りがします。
下の写真をご覧ください。
このお茶の香りが確認しやすいのは、
右のグラスです。
口に注がれる前に、グラスのふくよかな部分に
お茶が溜まることで、香りを十分に楽しむことができます。
FOODは
レバーペーストとぴったり!
パテの塩味が、紅茶の甘さを引き出します。
そして
ポークのパテなら、4・かりがねの香ばしさもよく合います。、
2・ジャスミン烏龍は、上質の杉林渓にジャスミンの花をサンドするという
工程を、実に9回も繰り返して施したもので、
日本人茶師の三田さんが台湾で作ってきたという
まさに とっておきの銘茶です。
通常は1~2回 良いものでも 4回程度香りづけをしたら上等!
と聞いていたので、この手間のかけ方にはびっくり。
ジャスミンは、中国茶の中でも煎が取れない・・・と思っていただけれど、
これなら、茶葉がへこたれるまで 繰り返し飲み続けることができます。
後味がすっきりしていることも、杉林渓の良さが出てて
レモンイエローの水色もきれい。
※本当は、水出しするのはもったいないお茶です。
熱湯で淹れて楽しんで、
そのあと、水出ししてもおいしく召し上がれます。
逆でもOKですが、
当然
1煎目のお茶が香りも強く最高においしいです。
3・川根茶のハーバルブレンドティーは
まだ完成品ではないけれど、水出しで魅力を引き出すことに成功。
緑茶に 天然のベルガモット みかんピール
レモングラス マリーゴールドのブレンドです。
合わせたFOODで人気なのは、 ミカンのピールのグラッセ
シトラス系の爽やかなお茶に、甘味を添えるように 同系のFOODは
間違いなくぴったりです。
苦みも爽やかに感じました。
・サーモンには 4・かりがねほうじ茶
・ケッパーには 1・ダージリン
・枝付 干し巨峰の凝縮した甘さには、5・ダックティー
楽しみながら、考えながら食べ進むうちに
思考回路がだんだん「マリアージュ」一色になって
和気あいあい
にぎやかな勉強会になりました。
今では
「普通の茶を飲んでいたけれど~」
これからは
「ワインのように 自在にお茶を楽しむ」
を目指しましょう。
・・・・・・・
後半
ダージリンセカンドフラッシュのテイスティングは
次回ご紹介します。