暑かった夏もようやく終わり、朝夕は気温も下がって、熱いお抹茶がおいしい季節となりました。
…すっかりごぶさたしてしまいました。
昨年ご好評いただいた「アイスもなか茶会」をはじめ、夏の間に「お茶でもいっぷく」でやりたい企画もたくさんあったのです、が。
本業が少々忙しくなってしまい、時間を作れずにおりました(つるの本業は、非正規ITワーカー)。
忙しかった現場もめでたく?卒業し、いまは絶賛次のお仕事探し中です。
これから来年のオリンピックイヤーに向けていろんな企画を実現するべく、リベンジに燃えております!
そんな中、非公開イベントとなりましたが、念願の楽茶碗作り体験に行ってきました~。
やっぱり楽が好き♪
楽焼のお茶碗といえば、ごぞんじ千利休が茶の湯のためにプロデュースし、瓦職人長次郎に焼かせたのにはじまり、多くの茶人に愛されてきたもの。
なんといってもまず、手に持つと、驚くほど軽い。
なのに保温性は高く、お茶が冷めにくい。
なのになのに熱伝導性は低く、熱いお茶が入っても、茶碗そのものはぜんぜん熱くならない。
お抹茶をいただくのに、こんなに向いている焼き物って、ほかにないですよね。
これまでにも、絵唐津と備前の抹茶碗作り体験に参加したことはありました。
でも、自称「茶の湯勉強家」のつるとしては、ど~しても、楽のお茶碗を作ってみたい!
京都には、楽の脇窯をはじめ、いくつか体験できるところがあります。
が、都内ではなかなかやらせてくれるところがありません。
なんでも、手間がかかる上に、まず楽焼の土を入手するのがむずかしいのだそうです。
楽焼の窯元では、それぞれの家に伝わる秘密の場所から採ってきた楽焼用の陶土が、代々たいせつに受け継がれているのですよね。
駒込の陶芸教室「楽陶会」さんへ♪
それでもあきらめずに検索してたどり着いたのが、東京は駒込にある陶芸教室、「
楽陶会」さんです。
こちらの教室と窯元、吉光窯の創始者の故・高橋一翠さんは、東京都内では珍しい楽茶碗を作られる陶芸家で、故・林晴三先生との交流もあったそう。
現在の代表の
高橋和則先生も、お父様の跡をついで陶芸家となり、そのまた息子さんも陶芸家に。
陶土問屋さんも営んでおられるので、教室にもいろいろな陶土が揃っているようです。
さっそく先生の個展にうかがい、先生作の楽茶碗を拝見して、楽焼体験についてご相談してみました。
以前は教室に楽茶碗のクラスもあったけれど、今はなくなってしまった、でも、先生に時間があるときなら、体験教室の枠で楽茶碗体験も対応していだけるとのこと。「最低5名以上集まれば」と。
ほんとは土を練るところから焼成まで、ぜーんぶ自分でやってみたいところですが、とても1日では終わりません!
釉掛けと焼成は先生におまかせし、午後イチから目標4時間で、手びねりでの成型と削りまでをやらせていただくことに。
黒楽、赤楽、白楽から選んで、ひとり2個作ります!
(所要時間とお値段も通常の体験費用×2個分くらい)
お忙しい先生のお暇をぬって、やっと候補日が決定。
しかし、5名以上から、というのが、友だちの少ないつるには、なかなかハードルが高かった(^-^;
お茶友さんを勧誘しまくりました!
直前キャンセルが出たりもしましたが、まるで運命だったかのようにピンチヒッターがみつかって、予定どおり5名で先生のところにうかがうことができました。
同じ土からぜんぜん違うお茶碗に♪
一般的なお茶碗はひも状のニョロニョロを積み重ねて形を作っていく「ひもづくり」が多いかと思うのですが、今回は「てづくね」での成型です。
超絶不器用なつるは、どの向きに力を入れたらいいのか、「???」の嵐、失敗しては先生に直していただきながら、どうにかこうにか、茶碗らしきものに(^-^;
高台(底の台のとこ)まで自分で成型したのは、これがはじめてです!
繊細で乙女チックなお茶碗、きりっとしっかりものなお茶碗、それぞれ、性格が出るような。
![楽等会 楽茶碗作り体験02](https://stat.ameba.jp/user_images/20191003/17/ochaippuku/af/31/j/o0800080014605783020.jpg?caw=800)
つるのは、赤と黒、同じ形の色違いセットにしました。
…はい、みんな大好きな、
光悦っぽい感じを目指してみましたよ。
え? 全然違うって?
う、うん…ソウデスネ…これはこれで、つるのいいかげんで大雑把な性格がよく出ております…しゃあなし。
まったく思うようにいきませんでしたが、楽しかった~♡
焼成が上がってくるのが楽しみです♪
今回先生に「メンバーをネットで募集していいですか?」とうかがったところ。
「お知り合いだけでお願いします」とのことで、シークレットイベントになりました。
楽焼は、とても割れやすい陶器です。
焼成の段階で割れてしまうこともあり、その場合の保障はできないので、と。
もし1個割れちゃっても、最低1個は助かるように、という保険の意味でも、2個作らせていただきました。
…もし焼成で割れちゃったら、金継ぎすればいいですよね!
(金継ぎも、やってみた~い)
またひとつ、貴重な体験ができました。
ぜひ「お茶でもいっぷく」のイベントに参加して、つると直接お友だちになってくださいね。
次回は、来年の夏かな…?
絶対また行きたい!!
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【お問い合わせ】
お茶でもいっぷくでは、こんな感じの公開イベントのほかにも、
・プライベートお抹茶体験、和文化ガイドツアー(おふたりから5人まで)
・呈茶のご依頼、コラボ企画のお誘い etc..
などなどを承っております。
English available. 日常英会話レベルの英語にも対応します。
LINEやメッセージ、メールで、お気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いします〜_(__)_
by お茶でもいっぷく - 観月つる子
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