茶の子帳 -60ページ目

富士登山 10-ようやく七合目「太陽館」。-


富士登山シリーズ。

富士登山 1-身体の準備-

富士登山 2-父と弟の微妙な関係。-

富士登山 3-ユースのペアレンツ。-

富士登山 4-楽しいユースの朝食。-

富士登山 5-五合目までの道。-

富士登山 6-全員集合。-

富士登山 7-さあ、スタートです。-

富士登山 8-六合目へ向かって。-

富士登山 9-嵐。-



ようやくついた山小屋「太陽館」。

五時半。

ばっちりご飯に間に合う時間です。w

ご飯への執着が雷雨に勝ちました。


でもそんなこと考える余裕ありませんでした。



「はいはい!!ちょっと、早く中はいって!!」とか



「おせぇよ!!だらだらすんなよ!」とかいわれ

結構乱暴に指示され太陽館に入りました。




「予約は?」という問いかけに


「あ、ジェフのグループ。」と言うと



「あぁ?またジェフさんかよ!!」と罵倒されました。w



どうやらジェフチーム、

予約が18人だった模様。

すでにオーバーとのこと。w

ばらばらに到着したのも問題だったようです。


やはり



です。



あたしのすぐ後ろに入ってきたジェフは

すごい勢いで怒鳴られていました。



「バカヤロウ!!!」


・・・中学生だった頃以来聞いたこと無いくらいのしかられ方でした。



セピア色。


いっぱい怒られるジェフ。

「山をなめるな!!」

のんびり幹事ジェフは「すいません。」と

いっぱいあやまっていました。



ようやく入ると、中は真っ暗。

雷で電気が止まっていたようでした。

目も慣れていない状態で

とりあえずぬれたものをすべてビニールに入れるような感じ。



「はい!」



「はい!」



「はい!!」


言われるがままに服を脱ぎ

杖を渡し

全部ビニールにまとめ

中へ。


マジ、かなり体育会系です。w


人数を数えろといわれ



緊迫した雰囲気の中

ようやく数えましたが、なにぶん真っ暗なので

頭につける懐中電灯みたいなのをつけて
すごしていました。

こんな感じにお布団を引くところが三段になっていて

寝袋がおかれています。



外国人チームはどんなときでもある程度のほほん。

ようやく呼ばれた夕食はハンバーグ。



しっかりしています。

お米はやはり高度があるので

少し芯がありました。

アルデンテ。w


アメリカにいたとき富士山よりも高度の高い地域に住んでいたのですが

母がお米をたくのにすごく苦労していました。
最終的に圧力鍋と言う業を見つけ

それからはすごくおいしいご飯を食べられました。


そう、太陽館さん、圧力鍋推奨します。w


トン汁は普通でした。

塩分が身体からいっぱい出ていたせいか

父は「塩味が無いなあ」といっていました。

汗をかいたら水分補給だけじゃ

すぐまたのどが乾いてしまう感じがしました。

塩とかも出てるからっぽいです。


テーブルを並べ皆で食事の時間。

まるで町内会です。w


おかわり自由の豚汁とご飯もちゃんとあります。


だんな君は相変わらず




遠くから自分でおかわりしに来ます。w

そして相変わらず父に


「いえばよそってやるのに。」

と注意されます。w


自分でやってるのに注意を受けるだんな君。w

なんとなく理不尽。



そんなこんなで太陽館をすごしました。



夜中寝袋の中で睡眠中



再度怒られるジェフの姿が。


山小屋ではぬれたものを干すの禁止なんですが

ジェフのお父さんが

ぬれた服をがんがん引っ掛けて乾かしていたらしいです。w



流石、伊達に南北アメリカ大陸徒歩縦断していません。w



散々怒られた挙句、最後に言われていた一言。

「おまえら大体ナニジンだよ!!」



暴力。w



次を読む⇒

富士登山 11-ご来光見てスタート。-





○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○



ジェフの父のようにマイペースな人は

価値観エムです。w

↓ ↓ ↓

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富士登山 9-嵐。-


富士登山シリーズ。

富士登山 1-身体の準備-

富士登山 2-父と弟の微妙な関係。-

富士登山 3-ユースのペアレンツ。-

富士登山 4-楽しいユースの朝食。-

富士登山 5-五合目までの道。-

富士登山 6-全員集合。-

富士登山 7-さあ、スタートです。-

富士登山 8-六合目へ向かって。-




六合目につくと

ジェフとジェフのお父さんとジェフの友人親子と弟を発見。

弟が富士山で販売しているを杖を

まんまと購入していました。





富士山では

山小屋ごとに杖に焼印を押してくれます。

弟はこういうの、結構好きです。

写真も、思い出のための撮影をしたりします。w

山小屋のおじちゃんと



とかなんとか話して「六合目」ではなく

昔使っていた「本五合目」と言うのを押してもらっていました。



特別感に浸る弟。w



山小屋のおじちゃんが

「もうそろそろ、くるなあ。」といいました。

嵐が来るようです。

持ってきていた雨具を着、

ザックにザックカバーをつけ皆でスタート。

あたしとだんな君はザックカバー購入をケチったため

70リットルのゴミ袋をつけました。

弟もザックカバーをケチったため

友人の洋服が入っていたビニールをもらい、かぶせていました。



だんな君と父の

頑張るときのスタンスの違いで

板ばさみ状態だったあたしは弟に相談しました。


弟からそれが伝わり、父は



「おう、おれはじゃあ先に行くぞ。」といって

サクサク先に行きました。


父の何かをやるときのスタンスは結構好きです。

メリハリをもってやる人なので

休憩のときは楽しく会話して

登るときは黙々と。

歩いている過程で起こる感動は口にしますが

それ以外の会話はあまりしない、みたいな。

普段の生活でも

その場を一番大切にするので

電話は一分、メールは一行。w

あたしもこの感覚はとても解ります。

噂話より、その場の話。w


父と2人だけで富士登山したら

また違った富士登山を楽しめたなぁと思います。





だんだん雨が降り始めて

地面がいっぺんに湿りました。

もうこのあたりでは

ブッシュみたいな低い木が多くなります。





6合目からのパーティーには父がいないので

「皆で写真撮っちゃう?」など

和気藹々としたハイキングな雰囲気になりました。w

さらには


このような心霊写真風のものまで

創作する余裕。w


あ、だんな君は

頭が大きいので帽子が無く

本人なりに色々工夫していましたが

「頭にタオルをかぶせ手ぬぐいを鉢巻にして固定する」

という形に落ち着いたようです。


なので、余計三等兵的です。w


ちなみに背中の白いものが

ザックカバー代わりのゴミ袋です。w

23区指定。ww




今回のパーティーには9歳の子がいたのですが

かなり頑張ってました。

小さい頃ってすぐ疲れちゃうんだよね。

大人になってみれば普通の距離でも

子供の頃はありえない距離に感じたものです。


途中お腹がすいて

ハイチュウを出しました。

食べるのだろうと思って皆いったん停止。

すると







・・・・!!!!




くれたーーーーー。



みんなに配給してくれました。

小さい頃って何の気なしにやってることだったりするんだけど

責任も義務も無いところから気持ちを生むことって

自分で生活するようになるとありえないことだから

なんだかすごいように感じたりする。

守られている子供の立場じゃないと不可能だから

希少性を感じるのかしら。

「みんなお腹減ってるかな?」とか

「食べるかな?」とか考えるんじゃなくて

じゃなくて

「はい」ってかんじ。



さて、

そんな感じで少しずつでも進みます。

七合目、ジェフが予約した「太陽館」でご飯は六時と決まっています。

それに間に合わないと

このお腹ペコりんこの状態で

次の日まで寝袋です。


そんなの、だめ!!


太陽館は食事がいいことで有名だそうです。

ほかの山小屋は量の少なめなカレーなのに対し

おかずとおかわり自由なトン汁&ご飯。


あーーーん。絶対間に合うわ!!

勝負よ、嵐!


ご飯は六時。


道が水浸しで

うえから溝になって流れてきます。

登山道以外のところでは

鉄砲水があったりしてあぶない感じでした。

土も流れるので結構離れて歩きました。


もうこのあたりになると

緑はほぼありません。

緑色のものといえば

草のようなものと弟ぐらいです。w



すべるので軍手がすごく役に立ちました。

ステッキ的なものは雨のとき

すべる気がします。

手が一番信用できました。w


のぼるときは常に

目の前の一歩を見て登ります。

息を整えるために休憩をして

登山道を確認します。


とにかく前へ前へ。


ご飯は六時。



で、たまに後ろを見るんですが

雲が上にも下にもある風景でした。



この間を一センチぐらいある稲光が

アニメみたいにズバッと走ってました。

近々なるだろう音をびびりながら待つんですが

バリーン的な音が鳴ると

心の準備をしていたのにビクッとしたりしていました。


普段自然現象にうとく

あまりびっくりしないタイプなのですが

環境が違うと鈍なあたしでも

若干敏感になるようです。

やはり空に少しだけ近いからでしょうか。


でもびびっていられない。


だって


ご飯は六時。



嵐の中

白い人影が。






目をこらすと・・



・・!!







ジェフ!!



仙人か。w





どうやら竜を見たかったらしく

ずっと嵐の景色を見ていました。

天空の城ラピュタの見すぎでしょうか?w

でも、本当にあんな感じ。

アニメや映画の中のように

うそっぽい稲妻とうそっぽい嵐でした。


さあ、ジェフ、

いくら待っても竜は来ないわ!

それよりも・・・


ご飯は六時。


もう、みえね~~~!!

と思っても前へ進みます。


ご飯は六時。



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富士登山 10-ようやく七合目「太陽館」。-





○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○



価値観エムは

常識が通じなかったりします。

竜はいるのかもしれない。w

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○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○


富士登山 8-六合目へ向かって。-


富士登山シリーズ。

富士登山 1-身体の準備-
富士登山 2-父と弟の微妙な関係。-

富士登山 3-ユースのペアレンツ。-

富士登山 4-楽しいユースの朝食。-

富士登山 5-五合目までの道。-

富士登山 6-全員集合。-

富士登山 7-さあ、スタートです。-



六合目に向かって

父とあたしとだんな君三人で

気持ちよくあるいていると

なんといきなり




「ん?」




靴の裏が

取れました。w


いや、笑い事じゃなかったんですけど。w


入り口のお稲荷さんにご挨拶せず

スルーしたせいでしょうか。w


父は




「来るときちゃんと見ればよかった!!」と

いっぱい後悔していました。

なんだか申し訳なかったです。




「底がなくても歩けるよ。これで平気だよ」というと





「絶対駄目だから、オレが車に靴とりに行くからオレのをはくか?」

と言ってくれました。


・・うれしいけど

それはまたなぞな提案。

彼、65歳。あたし若者。w



そんな話をしている間に
弟とジェフたちが来ました。

「あれ?どしたの?」

という弟に靴の底が取れた旨を伝えました。


自然な流れで弟が車まで靴を取りにってくれることになり

自然な流れでジェフが弟のザックを持ってくれることになりました。ww



お稲荷さんについて聞くと

弟やジェフたちはちゃんと挨拶したみたい。

なのにこんなとばっちりを受けるなんて。w




そして弟がとりに言ってくれてる間

先に進むことに。

靴のを底をひもで固定してくれました。


じゃん。


歩くとすぐ取れてしまうのですが

そのたび父が結んでくれました。


結ぶために何度もとまるので

いろんな人が先に行きましたが

その中で特に興味深い二組がいました。


中国の人と思われる親子です。

走って追い抜いていきました。


「うわーすげー元気だな・・。」と思って彼らを見ると


・・・!!



なんと









革 靴 !!


もしHARUTAのローファーだったとしても

富士登山には向かないと思います。

バッグも持っていなかったので

財布のみで上ってきたんだと思います。


走っては休み、走っては休みを繰り返していたので

なんだかんだでよく会いました。



もう一組興味深いグループがいました。

韓国の人と思われる女性の家族。

おしゃべりをいっぱいしながら登ってきたので

「よく息が上がらないなあ」と思って聞いていると

尋常じゃないくらい呼吸は荒いのに



それでも喋るのはとまらないといった感じでした。


よくみると


・・!!



なんと





て さ げ !!


バランス、大丈夫でしょうか?

疲れそう。


そんなこんなで

色々観察しながら少しづつ進みました。



一方、取りに行った弟のほうはすごかったようです。



走る弟。



五合目で出店通過。

車から靴を取って再度走り出す弟。

そして再び五合目の出店を通過。



何度でも送り出してくれます。w



あたしたちのほうはのんびり歩いていたのですが

それでもすぐに息が上がりました。



何度目かの休憩をしていると


雲がこっちに来ました。

霧に囲まれて休憩していると

霧の中から


じゃーーーん。



戦士登場!!!!


届いた巨大な靴に履き替えました。





「あれ?オレのザックは?」





・・・。



飲み物も酸素も無い・・・・。

しかも



といって
弟は颯爽と走り出しました。

父とあたしとだんな君は

またマイペースに歩き始めました。


父は

最初からかなり真剣に山登りに取り組んでいた上

あたしの靴底が取れたので

さらにすごく真剣になっていました。




一方、だんな君は

疲れているときこそ楽しく!という

真剣じゃない性格なので

たびたびギャグを言う感じ。















・・・ だ か ら ど う し た ?





あたしもどちらかといえば父と一緒で

真剣なときに茶化されるのは好きではないので

この時は



「こいつマジで死ねばよかったのに・・」と思いました。w


でも、おちゃらけて和ませようと言うだんな君の行動は知っているので

次は何を言うかひやひやしました。


若干板ばさみな気分でした。w



ハプニングがあると

人間の性格のクセがものすごく出ます。

こういう余裕の無いときには

相性のいい人間といるほうが

きっと楽なんだと思います。

でも、それぞれに余力が無いときに

クセがどんどん出てきて

実質的な許容につながるのかもなあと思いました。


クセのあるものとクセのあるものをぶつけたら

新しい形が生まれるかもしれません。

ラム肉にはローズマリー。

角煮には八角。

ナンプラーとシャンツァイ。




そういえば

中国人のローファー親子と

韓国人の手提げ家族は

いつのまにかこのあたりで消えました。w



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富士登山 9-嵐。-





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行動エムは

深刻な雰囲気を和ませようとします。w

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