本当は人に会う約束があったのだが、体の調子が今ひとつなので大事をとってキャンセルした。申し訳ないので今度はうちで何か呑み会でも開こうかと思う。
台所で片付けをしていてなんとなく思ったこと。
人生でしんどいこと、苦労しないといけないことがあると、それを自分のためによい訓練、試練だと思って取り組んでいければいいなということ。
でも、生まれてから死ぬまでそんなことばかりの人もいる。僕の祖母もそんな人生だった。
人が試練とよぶものはあまりにも多岐にわたっていて、「ほら、こんなに僕がんばったんだ、私がんばったのよ」と言ってみても、それが何だと思うようなものもいっぱいある。僕はけっこう自意識過剰でヒステリックな性格なので、そんなことを言う人間に対してはかなり冷たい。「それがどうした」ということである。
その一方で、本当にしんどい人生というのが存在する。生まれてすぐに暴力をふるわれたり、とにかく安息の一瞬もなくこの世に存在しないといけない人生である。
ドラえもんの秘密道具で「くろうみそ」というのがあって、これをなめると苦労するという。のび太のお父さんが、「苦労は買ってでもしろ!艱難辛苦だ!!」とのび太にお説教をするのでこの味噌をお父さんになめさせるのだが、買える程度の試練、自分が選べる試練は苦労というほどのものではない。
買いたくないのに買わされる苦労って、本当になんなんだろう。神様が仕事をさぼっているのか、あるいは贔屓しているのか。僕は贔屓されていてありがたいことだが。