体調は相変わらず優れないが、食べ物については恵まれた週だった。
写真は一週間前に買って食べる暇がなかったイチゴ。
僕はときどき死ぬほどパスタやピザが食べたくなる発作に襲われる。そのたびに昼休みは、ある店に行く。いつも行列ができていて激混みだが、ひとりでいくとそれほど待たずに入れるときがある。
運営の主要なスタッフと思われるお兄さんが、きちんと店内の秩序を采配しているような店である。スタッフにいい加減さは見られない。きちんとしたサービスを提供する店には、やはりそれなりの雰囲気がある。
ビジネス街の中にあるおしゃれな店なので(おそらくは有名な企業の)OLさんが多い。僕はハイソ(死語)なお姉さんたちに囲まれて肩身狭くも美味しいパスタやピザを食べる。とくに聞こうと思っているわけではないがいろいろな話が耳に入ってきて、思うのは女の人は残酷だなあとということである(もちろん皆さんご存知のように、男性の残酷さも女性の残酷さも、分野こそ違えど同じぐらいひどいものであるが)。
値段は千円札一枚分くらいなので、結構贅沢な昼食(と思うんですが)だが、職場と離れた場所で独りゆっくり昼食をとるのは精神的にとても楽なのでその代金とも思っている。独りの客を馬鹿にせず、きちんとそれなりの席へ導き、丁寧な応対をしてくれるので、僕はとても好きだ。今週は3回くらい行った。
ときどき独り客に冷たい店というのがあるが、あれはなんなんだろう。わざわざ後で評判を落とすような応対をする店さえある。
そして今日はまた全然話が変わるのだが、仕事を定時であがって本屋に寄ったあと、まったく別のカフェに行った。ここはコーヒーが700円くらい(一応2杯分ポットに入ってくる)してお値段は張るほうだが、カフェ不毛地帯と呼ばれるこの有名な繁華街において内装も応対も本当にすばらしい雰囲気である。
だいたい20:00以降だと、人々は呑んでいてここまではやってこないのだが19:00台だと家に帰る前にちょっとコーヒーでも、というお客さんで混んでいる。僕は19:30くらいに入ろうとしたら手前のロビー(ここはちょっとした画廊スペースで、今日も版画家の個展をやっていて素敵な作品が飾ってあった)で待っている人たちが結構たくさんいた。
ああ帰ろうかなと思ったら、ピンク色のニットを着た可愛いお姉さんが、今席を片付けている、ただスペースは狭いので片付けた状態をお客様に見ていただいてそれがきついようでしたらもう少しお待ちいただきます、と声をかけてくれた。
で見てみたらとなりは数名の集団がにぎやかにくつろいでいるようなテーブルだったがまあいいかなと思ってその席に座ろうとしたら、また別のお兄さんが、今良い席があいたので、とそちらに案内してくれた。こっちの席は前にも座ったことがあった。照明は暗いので読書が少しつらいのだが、店のど真ん中でありながら、うまく隔離された席だった。最初はコーヒーだけ頼んで帰ろうとしていたのだが、とても落ち着く場所なので調子にのってビールとチーズを頼んで、さっき買ったばかりの本を読みながらのんびりすごした(ここはビールやワインも置いてある)。
最後はビーフシチューを食べて締め。これも本当に美味しかった。瓶ビールとチーズとビーフシチュー(パンつき)で2千円くらいだった。
さっきのイタリアンの店もそうだが、この店もなにがお客にとって一番良い結果をもたらすかということを真剣に考えて実行している。雇われに過ぎないかもしれないスタッフも本当に一生懸命だ。そうやってきちんと誠実にやっている店を僕は応援したい。