【旦那以外に気になる男性ができてしまったら・・・?やり残したこと・後悔のない人生を】 | 「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「キッチンから未来を変える」
自然派ずぼら料理教室/ホリスティックライフコーチマーシャン祥子です。
自然体で自分らしい 心も体も楽になる家族のライフスタイルを提案します
食も暮らしも「みんな違ってみんないい」新しい時代の生き方を見つけよう!

・はじめましての方へ
オーストラリアの海辺発 食・子育てからライフワークまで、ママの生き方をホリスティックにサポート。
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフが、障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」フードコーチ・ライフワークコーチに!?ハマるの確実。まずはここからスタート→10年間のholisticfoodjourney

 

 おじいさんとの出会い

 

波乱万丈のニュージーランドサバイバルの旅から生還した翌日。

海沿いのブッシュウォークして帰って来たら、歩道のだいぶ先でおじいさんが倒れていました。

(↑こういうことが、日々起こります。笑)

 

転んだというより倒れてるって感じで、走っていくと

顔面、頭、両膝、手の甲と血だらけなんです。

 

眼鏡が鼻の付け根に食い込んでいて、鼻の1/3くらいがめくれちゃってる(汗

まるで交通事故にでもあったかのような怪我っぷりで、私もびっくりしてしまったんですが

顔面から転んでしまったんだと言うんですね。

 

救急車を呼びますか?と聞きました。

 

とんでもない!呼ばないで呼ばないで!大したことないから。

 

というおじいさん。いやいや、すごい大したことになってるから!とスマホのカメラを鏡代わりに見せてあげました。

結構急な坂の上の家まで、3キロはするショッピングバッグを持って帰るところだったそう。

 

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家族に連絡する?と聞くと、誰もいないというおじいさん。

僕はロビンソークルーソーなんだ、なんて冗談も言えるくらいでちょっと安心したんですが、

血がぽたぽた垂れるほど、特に鼻の傷がやばいんです。膝もびろびろ。

 

 

歳を聞いたら、なんと97歳。

医者も病院も嫌いだから、ほとんど行ったことがないとか。

 

すぐ近くの町医者までなんとか連れて行くとここでは治療できないからと救急病院にいくことを勧められました。

おじいさんも渋々だけど納得したので、走って車を取りに行って、家から20分の救急病院に連れていくことになりました。

 

 

 おじいさんの生きて来た軌跡

 

重たいショッピングバッグには大きなアイスクリームのタブが入っていたので

一度家に寄って冷凍庫にしまうと、自分で掃除も自炊もしているという片付いた家にびっくり。

1960年代にタイムスリップしたみたいな部屋の雰囲気にもなんとも言えない気持ちになりました。

 

車の中では溢れてくる血を拭き続けるおじいさんといろんな話をしました。

 

若い頃生まれ育ったニュージーランドから家族でオーストラリアにやってきて、今の町に70年も住んでいるということ。

 

 

結婚はしなかったので、家族は全員他界してしまったこと。

 

 

友達は二人しか残っていなくて、そのうち会えるほど元気なのは90歳の友達一人だということ。

 

 

キッチンの横にあった古いサーフィンしている写真はおじいさんの若い時のもので昔はいつもサーフィンをしていたということ。

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30年前にリタイアしたけど、40を超えるありとあらゆる仕事をしていたということ。

 

 

世界一周旅行を2回して、東京オリンピックも見に行ったし10年前までは世界中を旅していたということ。

 

 

今は疲れてしまって、ただ坂を下ってスーパーに買い物に行くくらいしかやることがないということ。

 

気づけば、根掘り葉掘り、おじいさんの生きてきた軌跡を聞いていました。

 

 

 

こんなに歳を取るもんじゃないよ。

 

人生やめたくたって、自分じゃどうすることもできない。

 

こんなあほみたいなこけかたをするんじゃなくて、もっと思いっきり転んで

 

いっそ全てを終わりにできたらよかったのに・・・ははは

 

そう笑い飛ばすおじいさんと一緒に笑ってしまいました。

 

 

通りすがりの人も、町医者も、救急病院のナースも

まるで子供を扱うかのようにおじいさんに話しかけました。

私も最初は、そんな風に話していたと思います。

 

 

だけどだんだん、対等に冗談なんかを言い合ううちにおじいさんは人生の大先輩であることに気づき

 

そして不思議な友情みたいのが芽生えて来たんですね。

 

 

 行方不明のおじいさん

 

救急病院では手当と検査に何時間もかかるから、あとは任せてとナースに言われて私は子供のお迎えに。

 

その後どうなったか気になって病院に電話しても、家族ではないので個人情報を教えてくれないんです。

 

アパートに行ってもいないし、最後に教えてくれた家の電話番号にメッセージを残しても音沙汰なし。

 

まるで、好きな男性でもできたかのように毎日気になってしょうがない私(笑

 

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そして今朝もアパートに行ってみたら、おじいさんの隣に住んでいるという親子に会うことができました。

 

おじいさんのことを聞いてみるとどうやら姪にあたる人から連絡が来て

 

リハビリ病院に入院してるとのこと。

 

ひどい擦り傷と切り傷に加えて肘を骨折していたらしいんですね。

 

 

 

 

でも、ほっとしました。

 

 

連絡取れる親戚がいたこと。

 

 

そして親戚と近所の人たちがいつもおじいさんのことを気にかけていること。

 

 

教えてくれたママも、うちの子もひいおじいちゃんみたいに慕ってるよって言ってたこと。

 

 

ちょっとした愛されキャラのおじいさんだったことを知って、ほっとしたのです。

 

 

 やり残したことのない人生を

 

 

50年も住んでいると言うふるーいアパートで友達も家族もほとんどいなくて

 

やることもなくただ毎日時間を潰しているようなことを言っても

 

おじいさんは愛されていたみたい!

 

みんなおじいさんの生きて来た軌跡をちゃんと知ってたみたい。

 

 

こんな若くてぴちぴちの私の心を占領したり、子供達にも大人気のその訳は

 

おじいさんがこれまで積んできた「経験」にあるんじゃないかなと思いました。

 

本当にロビンソンクルーソーみたいに、色んな経験をして来たのがなんとなく滲み出てるんですよね。

 

もっともっと話を聞いてみたいと思わせる何かがある。

 

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もう終わるのをただ待ってるだけとは言いつつも

 

人生やり残したことも後悔もない、そんな感じのおじいさんとの出会いは

 

私にまた新たな人生の視点をくれたように感じます。

 

私なんてまだ人生の半分も生きてないじゃん!

 

起承転結の承程度。

 

やりたいことは全部して

 

ワクワクすることをいっぱい重ねて

 

おじいさんみたいに87歳まで世界中を旅しよう。

 

97歳になってやることも会う人もいなくなってしまっても

 

経験や想い出を食べて生きていけるくらい冒険をしよう。

 

愛されキャラのしわしわのおばあちゃんになろう。

 

おじいさんが元気になったら、お茶とランチをご馳走してくれるらしいから

 

無事退院できる日を待っていたいと思います。

 

 

 

 

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